大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2017/07 | 08
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



週明けの日本株は、米政権運営への懸念から円が急伸したことや、先物市場で米株先物が下落していることを嫌気。先物への仕掛け的な売りもあり、全面安し、3日ぶりに反落して終了。
 先週末、米国市場の終わり近く、共和党はオバマケア改革法案の取りさげを行いオバマケアは生き残りました。この決定は、トランプ大統領の政治的な影響力の低下を暗示するのか、それとも、オバマケア存続で予算の見通しが立てやすくなり、税制改革やインフラ投資に取り組みやすくなる…週明けの相場は、市場がどちらの見方をしてくるかが焦点になる、としました。医療保険制度改革法案の断念後に、トランプ大統領は、同法案に反対した共和党保守強硬派「フリーダム・コーカス」のメンバーを批判しましたが、同派の主張は、改革法案がオバマケアの焼き直しであるとし、新法を作るべきとしています。23日の党内での決議が流れたあと、トランプ政権上級顧問のバノン氏は同派所属議員に対し、恫喝発言を行い、逆に態度を硬化させてしまうという失態を冒しています。

 政治経験のない政権スタッフは、従来の政治慣行を無視した手法でごり押しを続け、だんだん党との距離が開いていますが、こんな状態でこれから税制改革や景気刺激の財政出動など財政を悪化させる政策に、党を挙げての賛同が得られるのか…就任早々、レイムダックになってしまう可能性さえ出てきました。支持率維持を目指し、貿易赤字削減のため黒字国のと交渉がさらに威圧的になるほか、短期に効果を上げるために与しやすしとみている、日本や韓国への圧力を高めるなど、なりふり構わぬ動きになることが懸念されます。本当に心配しなければ、ならないことは、野党とマスコミが共闘して政局問題化している森友学園問題なんかではないと思いますが…。

 今日の日本株は、米医療保険制度改革案取り下げの市場の反応が注目されましたが、米市場の反応が見たいとして見送り気分が強まるなか、寄り付き前から仕掛け的な先物売りが先行。仕掛けに伴う円買いが円高を促し110円台に上昇。裁定解消売り、円高を嫌気した外需株や主力株への売りから、前週末から200円近く下落してスタート。寄り後も先物売りや円高が進み、嫌気売りが増加したほか、トランプ政策への懸念から、銀行や素材など関連株にも売りが波及。GLOBEX市場のニューヨークダウ先物が100ドルを超える下落になったことや、金利先物が低下したことも嫌気されて売りが拡大。日経平均は10時ごろにはこの日の安値1万8932円(前週末比330円安)をつけていました。後場に入ると日銀のETF買いへの期待感から下げ幅を縮めたものの、積極的に押し目を買う動きもなく、この日の安値圏で推移していました。

 日経平均終値は、前週末比276円94銭安(1.44%)の1万8985円59銭、TOPIXは19.53ポイント安(1.26%)の1524.39ポイントと。ともに3日ぶりに反落。出来高は、前週末比6000万株減の17億6293万株、売買代金は、同1140億円減の2兆0311億円。騰落状況は、値上がり252、値下がり1671と、売りが圧倒的に優勢。
 今日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは、ともに6勝6敗で変わらず。日経平均RSIは42%→37%に低下。再度、底値圏入りの40%を割り込んできました。25日線かい離率は、-0.55%→-1.93%に、マイナスかい離が拡大。騰落レシオは106%→100%に低下。強気モメンタムは縮小傾向。

 当面の下げのめどは、計算上の④ポイントである1万8945円と、書いてきましたが、今日このポイントを押さえてきました。まだ、今週いっぱいは、機関投資家が動けず、米国次第の展開が続きそうです。今晩の米国株は、まだ医療保険制度改革法案取り下げに関して十分織り込んでいないことから続落することが予想されますが、政権への失望感もあるものの、米国の景気実態からみて、金利は下げすぎの局面に…。複数の地区連銀総裁が年内4回の利上げの可能性があることを示唆しているほか、早急にバランスシートの縮小に取り組むべき…と主張しており、いずれ、これを織り込み金利は上昇に転じることもありそう。

今日は、今晩の米国株の下げを先取りして下げたところもありますが、レポートでも以前から書いているように、テクニカル的にも調整する時期を迎えていたことから、下げは想定内の動き。この欄でもNYダウの2万ドル付近への下げの可能性を書いてきました。また、ドル円相場についても、投機筋の円売りポジションが積み上がっており、ちょっとしたことで円高が進みやすくなっている、としました。米株、為替ともトランプラリーによる期待先行で積み上がりすぎたポジションの調整。あくまで需給の問題で、ファンダメンタルの変化では無い点に注目する必要がありそうです。まあ、米国株の動きと、米金利の動きが明日の日本株を決めることには変わりはありません。
スポンサーサイト


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ