大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は、地政学要因を嫌気し安全資産への乗り換えが続いたほか、金利低下を嫌気した金融株の売りなどから、主力3指数とも続落して終了。
おはようございます。
 地政学要因が市場を揺さぶっているといわれます。でも、それだだけでしょうか。トランプ大統領は、医療保険制度改革を最優先し、税制改革を後回しする方針を示しています。でも、最高裁判事任命を強行採決をしたことから、民主党の協力は得られず、身内にも「フリーダムコーカス」など反対派を抱え込んでおり、成立は難航。主要政策はどんどん先延ばしされる公算が強まっています。また、2週後の議会休会明けには、財政下半期の予算作成問題が控えており、扱い方を間違えれば官庁の閉鎖リスクが出てきます。また、3月には3回目の利上げが行われ、一方で、市場の流動性を支えてきたバランスシートの縮小に着手する可能性も出てきました。悪いことにECBがQEを停止する時期とも重なっています。市場が気にしているのは、地政学要因だけではないことを頭に入れておく必要がありそうです。証券会社の新人時代に先輩から「3回目の利上げは売り…」と教えられた記憶があるのですが…。何が起きても成長を持続できる銘柄を発掘しなくては…。

 12日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         2万0591ドル86セント       -59ドル44セント(0.29%)
 NASDAQ総合指数        5836.16ポイント          -30.61ポイント(0.52%)
 S&P500               2344.93ポイント          -8.85ポイント(0.38%)
 CME日経平均先物        1万8470円             -60円
 10年物国債金利         2.240%               -0.059%
 ニューヨーク原油         53.11ドル              -0.29ドル
 GOLD                1274.1ドル             +4.0ドル
 ドルインデックス         100.11                -0.60   
 

 昨日の米国株は、主要3指数とも続落。ロシアとの関係悪化や北朝鮮情勢の緊迫化など地政学要因に加え、税制改革やインフラ投資など市場が期待する政策が、後回しにされるとの懸念から売りが増加。続落してスタートしました。地政学要因から債券が買われ金利が続落したことを嫌気し、金融関連が売られたほか、インフラ投資への期待剥落から、重工、建機なども売られ、ニューヨークダウは昼ごろこの日の安値2万0553ドル(前日比98ドル安)をつける場面もありました。ただ、銀行などの決算発表を控え、大きく売り込む動きはなく、引けにかけては2万600ドルを挟んだ小動きの展開となり、結局、主力3指数とも小幅に続落して終了。このところ、NASDAQ総合指数の下落率が拡大してきたことが気になります。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり943、値下がり2036(NASDAQ市場は、871-1942)と、ともに売りが優勢。VIX指数は0.70ポイント上げ15.77ポイントに続伸。市場の先行きへの警戒感が高まっています。

 NYダウは、続落。採用30種は、値上がり12、値下がり17、変わらず1(シェブロン)。ドル安を好感しナイキが1.18%上昇したほか、J&Jが0.96%、メルクが0.75%、それぞれ上昇。食品や医薬品などディフェンシブ系が買われ指数を下支え。一方、政策期待で買われたキャタピラが2.3%、GEが0.9%、デュポンが0.96%、それぞれ下落。インフラ投資策の遅れを織り込んでいます。また、金利の一段の低下を嫌気しGSが0.87%下落。それぞれ指数の足を引っ張りました。これまで、NYダウは、引け値では50日線上を維持していましたが、この日は50日線を下回って終わっており、三角持ち合いの下放れが警戒されます。S&P500も50日線を下回ってきたほか、NASDAQ総合指数も市場全体にリスク許容度が低下してきたことから、前日に続き50日線を試す動きが出るなど、決算発表期入りを控え神経質な動きが強まってきました。

 米国株は続落。円は、トランプ大統領のドル高けん制発言や米金利低下を受け、対ドルは108円90銭台に上昇。対ユーロは116円20銭台で横ばい。CME日経平均先物は、円高を嫌気引け近くに売られ、大証先物終値を60円下回る1万8470円で帰ってきました。レンジは1万8450円~1万8640円。本日の日本株は軟調に推移しそう。地政学要因や米金利低下を受け円高圧力が強まっており、先行き警戒感が強まりそう。ただ、ファンダメンタル面から見た割安株jも増えており、運用新年度入りした中長期投資家が動きだしている可能性も多く、投機筋も売り込みにくい展開に。悲観的な売りが出てくる時さが再エントリーのポイントか…。引き続き、GLOBEX市場の米金利先物睨み。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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