大仏さんの「株やぶにらみ」
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週明けの米国株は、イベント通過による出尽くし感から売られたものの、原油やアップルの上げに支えられ、主力3指数とも小幅に続伸して終了。
 おはようございます。
 米国で恐怖指数といわれるVIX指数が、10ポイントを割込み9.77ポイントに低下してきました。1993年以来24年ぶり。近くは、2006年末~2007年初めにかけ、10ポイント付近に低下したことがあります。ともに、その後いったん調整したあと、前者は2000年のITバブルのピークに向けて駆け上がり、2007年のケースでは同年10月の証券化バブルのピークに向けて上昇しています。今回も、どこかで調整したあと、次のピークへ向けての上げが始まるのでしょうが、水面下では何のバブルが育ちつつあるんでしょうか…。いずれにしても、次に来る調整は大きな意味を持ちそうです。

 8日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万1012ドル28セント       +5ドル34セント(0.03%)
 NASDAQ総合指数      6102.66ポイント          +1.90ポイント(0.03%)
 S&P500             2399.38ポイント          +0.09ポイント(0.00%)
 CME日経平均先物      1万9915円             +45円
 10年物国債金利       2.388%               +0.036%
 ニューヨーク原油       46.43ドル              +0.21ドル
 GOLD              1226.40ドル            -0.50ドル
 ドルインデックス        99.16                +0.41
 

 週明けの米国株は、フランス大統領選が事前予想通りの結果で終わったことから、材料出尽くし感で売りが先行。反落してスタートしました。この日は重要な景気指標の発表がなく、ポジション調整売りから、ニューヨークダウは寄り後まもなくこの日の安値2万0971ドル(前週末終値比35ドル安)をつけていました。ただ、OPECなどの減産延長の動きから原油価格が上昇したことを受けエネルギー株が買われたことや、著名投資家バフエット氏が率いる投資会社がアップル株を買い増したことを好感し同社株が上昇したことを受け、指数は上げに転換。昼過ぎには、この日の高値2万1017ドル(同11ドル高)をつけました。引けにかけては先週末の雇用統計結果を受け利上げ懸念が強まったことから、再度、下値を調べるような動きがありましたが、引けにかけ買い直され、主力3指数とも小幅に続伸して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1352、値下がり1626(NASDAQ市場は、1286-1575)と、ともに売りが優勢。

 NYダウは続伸。採用30種は、値上がり12、値下がり18と、売りが優勢。デュポンが1.08%下落、トランプ政権の銀証分離方針を受けGSが0.8%下落し、指数の足を引っ張ったものの、大株主の買い増しを受けたアップルが2.72%、原油価格の上げを受けたシェブロンが0.84%、エクソンが1.06%、それぞれ上昇し指数の上げをリード。ナイキ(+0.65%)、ホームデポ(+0.74%)、ボーイング(+0.55%)など、指数寄与度の大きい値嵩株が堅調に推移したことも指数を支えました。週明けで手掛かり材料が少なく、売買が手控えられ、ニューヨークダウの終日値幅は、わずか46ドルと小動き。2009年来のレンジ相場の上限付近にきており、さらに上値を買うための手掛かり材料を待っている状態。金利上昇が金融株の上げにつながらなくなってきたこともNYダウ足踏みの要因になっています。引き続き、米産業構造の転換を受けたハイテク企業の決算が全体をリードする流れに…。

 米国株は小幅続伸。円は、米金利上昇を受け、対ドルは113円20銭台に下落。レンジ相場の上限ラインや日足一目均衡表の雲を突破。円安が進行する可能性が出てきました。対ユーロは、123円70銭台と小幅高。CME日経平均先物は、大証先物終値を45円上回る1万9915円で帰ってきました。レンジは1万971円~1万9935円。出来高は、前週末比約3万4000枚増の5万7600枚。本日の日本株は、2万円大台に挑戦する動きになりそう。円安の進行を受け、出遅れていた国内機関投資家の買い姿勢が高まることが予想され、TOPIX型銘柄への買いが強まるか…。レンジ相場の上限を目指すSONY、決算期待の三菱ケミカルホールディングス。   
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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