大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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本日の日本株は、米市場が休場で手掛かり材料がないなか、ギリシャ問題を受けた円の上げを嫌気。高安まちまちで終了。TOPIX優位の展開が続く…。
以前から6月になれば、ギリシャの債務問題が浮上する…と、言われてきましたが、やはり、始まってきました。まあ、恒例行事みたいなものですが、今年は9月下旬にドイツの総選挙を控えており、簡単に支援に「YES」というわけにもいかず、ギリシャに対する要求が厳しくなるかもしれません。ただ、金融や南北格差問題を抱えるイタリアが、ドイツと同時期に総選挙を実施する意向を示しており、扱い方を間違えると、イタリア内で離脱勢力が勢いを増す可能性もあり、対応が難しくなるかもしれません。例年、投機筋は、まことしやかな材料を流してギリシャの債務問題を煽り、市場を混乱させることが多かったので、夏場にかけては警戒しておきたいところ。ただ、マスコミの浮ついた報道に流されたら、投機筋の思うつぼにはまることにもなることも…。

 今日も朝方から、先物筋は、ギリシャ債務問題やイタリア総選挙の前倒し実施をはやし、寄り前から売り仕掛け(円買い・先物売り)を実施。先物売りが裁定解消売りを誘発、円買いが主力株や外需株の売りを誘い、前引けにかけ、じりじりと下落幅を拡大する展開に…。11時前に日経平均は、この日の安値1万9570円(前日比112円安)をつける場面もありました。投機筋が国内投資家や日銀の出方を試すような動きでしたが、後場に入ると、トヨタやソフトバンク、花王など主力株に買いが入ると、日銀のETF買いを思惑した買いが入りだすとともに、先物にも買い戻しが入り、引けにかかけ急速に下落幅を縮小。引け近くにはこの日の高値1万9691円(同9円高)をつけプラス圏に浮上する場面も…。結局、円相場が終日110円台で推移したことを嫌気し、日経平均は小幅に続落したものの、日銀のTOPIX型ETF買いを思惑し、TOPIXは続伸。昨日に続き、指数は対照的な動きをしました。

 日経平均終値は、4円72銭安(0.02%)の1万9677円85銭と3日続落。TOPIX終値は2.46ポイント高(0.16%)の1572.67ポイントと、小幅に続伸。出来高は、前日比5150万株増の13億2603万株、売買代金は同840億円増の1兆8768億円と、依然、閑散商状。騰落状況は、値上がり1092、値下がり751と買いが優勢。新興市場に短期資金が流れ、一部市場は閉そく感が出始めています。
 今日の終値での日経平均サイコロは5勝7敗と変わらず。TOPIXは7勝5敗に上昇。TOPIX優位の展開が続き、NT倍率は12.6倍から12.51倍に低下しています。日経平均RSIは43%→39%に低下。底値ゾーンの40%を割り込んできました。25日線かい離率は、+0.84%→+0.56%にかい離が縮小。一時は、25日線(1万9567円)付近まで売り込まれましたが、押し目買いゾーンに届いたとして、待機資金が動いた可能性も…。騰落レシオは、140%→141%と警戒ゾーンで横ばい。循環的なかさ上げ相場が続いていることを思わせます。

 我慢比べみたいな展開です。投機筋が何とか方向性を出そうと仕掛け的な動きをしています(昨日の先物出来高2万2336枚や→3万2204枚)が、下値に来ると待機資金の押し目買いが入り、上値に行くと戻り待ちの売りが出る…という状態になり、相場が膠着感を強めています。まあ、下値の堅さが確認されれば、短期筋もかさ上げ的に出遅れ株を循環買いすればいいわけで、明日もこんな感じの展開になるんでしょう。やはり、ポイントは、米国債券市場の動き…。本来なら、第一四半期GDPの上方修正で金利が上昇してもいいのですが、一方で、4月米耐久財受注で設備投資の先行指標になるコア受注が横ばいにとどまったほか、前月分が下方修正されており、もしかしたら第二四半期の急回復は危ないかもしれないという観測が高まっています。性急な引き締めはないかもしれないということで、債券を買う動きが強まり、金利が一向に上がらないことから、円安が妨げられています。米債券の方向性が決まらないと日本株も横ばいにならざるを得ない、ということでしょうか。

 まあ、為替に関係なく独自の事業展開を図っていけるような銘柄を持って値幅を稼ぐことでしょうか。今日は、政府が進めるÎコンストラクションで、点群ソフトの需要が拡大。4月月次売上も土木向けに大きな伸びになった福井コンピューターサービスが新値を採っていました。ようやく、エスカレーター相場からエレベーター相場に変わりそうな感じになってきており、値幅効果はここからが本番になるか…。日本M&Aセンター、ニチレイ、ダイフクなども同様なパターンになりつつあります。まだエスカレーター相場を繰り返しているものもありますので、ここで大きく伸びるようなら、乗せ換えてみる手もありか…。
 それにしても米国の債券には困ったもの。グリーンスパン議長の時代に、引き締めても引き締めても長期金利が上がらない時期があり、そのため短期金利の引き上げに力がかかった、ということがありましたが、この時の犯人が、まだ緩和基調にあった日本からキャリートレードで調達した資金で米債券が買われていたこと。今回も運用先に困った国内金融機関が外債投資を増やしている可能性があります。今回もなかなか長期金利の上げは難しいのか…?
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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