大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は、業績への懸念を受けて下落した銀行株と金利低下を好感した高い配当株の間で売買が交錯。主力3指数とも小幅に続落して終了。
 おはようございます。
 米国債の動きに関心が高まっています。トランプ政策による財政の悪化を思惑し、投機筋は債券売り(金利は上昇)を進めましたが、政策の実行可能性の後退や、政権存続への懸念から、債券を買い戻す動きが続き、金利は低下しています。10年国債金利は、4月18日の2.165%、5月18日の2.181%でダブル底をつけたような格好になっていますが、昨日は、瞬間的に2.2%を割込み、2.195%に低下。ダブル底の信頼性を試すような動きになっています。投機筋の米10年債先物ポジションは、大幅な買い越しになっているものの、依然、58万枚超えの売りが残っており、もし、ダブル底が壊れるようなことがあると、これが買い戻され一気に金利が低下。円上昇につながらないとも限りません。1か月ごとに金利の底を探るような動きが出ており、今月中旬にかけて、心配の種が増えたような気がします。

 31日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         2万1008ドル65セント     -20ドル82セント(0.10%)
 NASDAQ総合指数        6198.52ポイント        -4.67ポイント(0.08%)
 S&P500               2411.80ポイント        -1.11ポイント(0.08%)
 CME日経平均先物        1万9670円           +10円
 10年物国債金利         2.204%             -0.004%
 ニューヨーク原油         48.32ドル            -1.34ドル
 GOLD                1271.40ドル          +5.70ドル
 ドルインデックス          96.94              -0.46
   

 昨日の米国株は、リビアの産油量増加を嫌気し売りが先行。エネルギー関連が売られ続落してスタートしました。この日開催の企業説明会で、JPモルガンとバンクオブアメリカの幹部が第二四半期に入りトレーディング収入が減少している、と話したことを受け、前日に続き銀行株が売られ、ニューヨークダウは下げ幅を拡大。寄り後まもなく、この日の安値2万0942ドル(前日比87ドル安)をつけています。この日発表された中古住宅販売成約指数が予想を下回ったことや、ベージュブック(地区連銀経済報告)で弱い物価見通しに言及。長期金利が低下したことも銀行株の足を引っ張っています。ただ、一方で、金利低下から公益株や通信株など高配当株の見直し買いが入り、引けにかけ下落幅を縮小していました。しかし、銀行株の下げ分を埋めきれず、主力3指数とも続落して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1495、値下がり1521(NASDAQ市場は、1390-1449)と、ともに売りがやや優勢。

 NYダウは3日続落。採用30種は、値上がり17、値下がり13。金利低下や業績への懸念からGSが3.3%、JPモルガンが2.1%、それぞれ下落。原油下落を受け、シェブロンが0.56%、エクソンが0.74%、それぞれ下落。ともに値嵩株で指数寄与度が高く、ダウを押し下げました。一方、原料価格の低減を好感し、デュポンが1.6%、3Mが1.0%、それぞれ上昇。高配当利回りのファイザー(+1.6%)、同じくP&G(+0.8%)などが買われ、指数を下支えしています。NYダウは、予想通り2万1000ドル付近の下値の壁を確認にきています。この日は上昇中の25日線も下値を支持。このポイントから反発しており、当面、2万1000ドルが下値支持ゾーンとなりそう。一方、NASDAQ総合指数、S&P500はWEB関連株の堅調な動きが支えとなり、高値での持ち合いを続けています。引き続き、債券市場の動きが、指数間の明暗を分けることになりそう。

 米国株は続落。円は、米金利低下を受け、対ドルは110円70銭台に小幅上昇。対ユーロはユーロが対ドルで買い直されたことを受け124円50銭台に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を10円上回る1万9670円で帰ってきました。レンジは1万9585円~1万9710円。本日の日本株は、方向感のない展開になりそう。来週の英国総選挙や週末の雇用統計の発表を控え、主力投資家の見送りが続く一方、これまで堅調を続けてきた新興市場株への警戒感も台頭する可能性も…。引き続き、GLOBEX市場の米株先物、債券先物の動きを見ながらの神経質な展開に。新興市場株で物色される銘柄の内容に注目したい。大和ハウス工業、テンプホールディングス。                    
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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