大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2017/10 | 11
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昨日の米国株は、FOMCのタカ派的な内容を織り込む動きに加え、WEB主力株への投資判断下げなどが響き、主力3指数とも下落して終了。
 おはようございます。
 米FOMCが終わりましたが、市場が想定した内容とは異なり、タカ派色を強めた内容になりました。また、声明文発表後の、イエレン議長の会見でも、これまで市場が想定していたバランスシート縮小時の利上げ停止とは異なる方針が示されており、昨日のFOMCは、市場関係者にとっては、ややサプライズなものに…。FOMCの考え方と市場の見方のかい離修正には、時間が必要かも…。ますます、長期債の動きが重要になってきました。
 
 15日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万1359ドル90セント     -14ドル66セント(0.07%)
 NASDAQ総合指数       6165.50ポイント        -29.39ポイント(0.47%)
 S&P500              2432.46ポイント        -5.46ポイント(0.22%)
 CME日経平均先物       1万9870円           +60円
 10年物国債金利         2.162%            +0.035%
 ニューヨーク原油        44.46ドル            -0.27ドル
 GOLD               1256.20ドル          -19.70ドル
 ドルインデックス         97.48              +0.56 
  

 昨日の米国株は、前日のFOMC声明文の内容を織り込む動きから売りが先行。下落してスタートしました。FOMCは、0.25%の利上げを決めましたが、同時に示された金利予測で年内にあと一回の利上げ可能性が示されたほか、バランスシートの年内縮小着手の可能性を初めて示唆。また、バランスシート縮小時に利上げを見送るとしたことに対し、利上げとバランスシート縮小を並行して行うことを示すなど、これまで市場が想定していなかった内容が示されたことから、市場の考え方との溝を埋める動きが先行した格好。朝方発表の新規失業保険申請件数が、市場予想を下回り雇用が堅調に推移していることを確認。9月にも追加利上げが実施されるのでは…との観測が台頭。景気敏感株などが売られ、ニューヨークダウは、寄り後まもなくこの日の安値2万1261ドル(前日比113ドル安)をつける場面も…。

 ただ、その後発表されたNY連銀製造業景況指数(6月)が前月水準、予想を共に上回ると、景気の先行きへの期待感から押し目買いが入り、引けにかかけ下落幅を縮小したものの、アップルやアルファベットへの投資判断の下げがあり、両社株が下落したことやナイキが人員削減や靴のモデル数の削減などリストラ策を出したことを嫌気して急落したことから、終日マイナス圏で推移。結局、NYダウは反落。WEB関連主力の下げを受け、NASDAQ総合指数とS&P500は続落して終わりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1142、値下がり1836(NASDAQ市場は、1022-1820)と、ともに売りが優勢。VIX指数は0.26ポイント上げ10.90ポイントに上昇。SOXは9.06ポイント下げ1070.76ポイントに続落。

 NYダウは、小反落。採用30種は、値上がり13、値下がり17。最近のドル安を好感しキャタピラーが1.61%、ボーイングが1.6%上昇。高配当のP&Gが1.06%上昇したほか、トップ交代のGEが1.7%、それぞれ上昇。指数を下支えしました。一方、リストラ策が嫌気されたナイキが3.2%安、景気の先行き懸念からGSが1.45%、JPモルガンが0.6%、ウォルマートが1.2%g下落し、指数の足を引っ張っています。この日は、公益株や高配当株、食品などディフェンシブ系業種が堅調。一方で、テクノロジー株、素材、運輸など景気敏感株が売られており、強気のFOMC結果を受け市場がオーバーキル(引き締め過ぎ)を懸念し始めていることが分かります。ただ、この日、長期金利が上昇したにも関わらず、金融株が買われていないことを見ると、今晩のクアドプル・ウィッチング(日本のメジャーSQ)に絡む、売買があった可能性も…。当面、NYダウ、NASDAQとも高値もみあいでの玉ほぐしが続きそう。

 米国株は下落。円は、米長期金利の上げを受け、主要通貨に対しドルが買われたことを受け、対ドルは110円80銭台に、対ユーロは123円60銭台に、それぞれ下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を60円上回る1万9870円で帰ってきました。レンジは1万9705円~1万9935円。出来高は、前日比9000枚増の5万6800枚。本日の日本株は、円安やCME高を好感し高寄りして始まりそうですが、日銀金融政策決定会合の結果発表を控えており、買い一巡後は、GLOBEX市場先物の動きなど外部材料を見ながらの神経質な動きに…。CME日経平均先物のレンジ下限が前日の安値を下回っており、先物筋の仕掛け的な動きが懸念されます。ただ、指数の下値は限定的で、引き続き好業績の新興市場株や内需系小型成長株が買われる流れに…。最近、急伸したものは週末のポジション調整売りに波乱する懸念も。  
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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