大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2017/07 | 08
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本日の日本株は、新興j市場や小型株などモメンタム株が売られるなか、銀行や鉄鋼などバリュー株が買われたものの、下げ分を埋めきれず、4日ぶりに反落して終了。
 月が替われば投資家の気分も変わる。まして、年後半戦の始まりとくれば、相場の流れも変わると思いたくなるもの…。今日の相場は、そんな投資家の気分を映したような展開になりました。昨日の、フィッシャーFRB議長らの発言は、「PERなど株価尺度を無視して、リスクを冒して株を買っているのはどういうことなんだ」、「俺たちは6月で4回目の利上げを行い、金融引き締めに邁進しているのに…。少しはリスク管理をしたらどうなんだ」とでも言いたげなものでした。さすがに、債券市場も売りで対応。金利が上昇したことから、リスク許容度が低下。銀行株やその他金融、重工などが買われ、グロースからバリュー株へト流れがシフトしました。株番組の解説者にもし潮目が変わった、など発言する人も出てきました。

 まあ、FRBは、俺たちは景気の先行きを強気している。雇用のひっ迫から賃金が急騰し、そのうち物価も上げに転じてくる…だから早めに引き締めをやっておかねばならないと、考えているようです。しかし、市場の方は、最近出てくる景気指標は、冴えない者ばかりじゃないか…、物価だって、これから原油価格が下がれば、FRBが目指しているほどには上げないだろう…とみて、債券買いを進めてきました。FRBが引き締めの頻度をあげても、長期債金利が上げないのは、金融政策当局と市場の見方のかい離が大きいためでしょう。巨大な債券市場で投資家の総意として、景気、物価への懸念を織り込み金利が低下してきたのですから、これを頭からひていすることはできないはず。どちらが正しいかは今後の景気指標をフォローしていくしかないと思います。

 FRBが買われすぎとみているのは、おそらく、PERが180倍を超えるまで買い上げられたものがあるアマゾンやフェイスブック、アルファベットなどを意識ししているものと思われます。6月9日にゴールドマンザックスのアナリストが、5銘柄を名指しして、リスク要因が見えなくなっていると、警鐘を発したほか、インフレ圧力が皆無の中、投資家の資金が一握りの銘柄に集中。ボラティリティは、安定的とされる消費関連株より低くなっているのはおかしいともしています。この日は、アップルの新型アイホンに関しケチがつけられたほか、半導体のリード役だったエヌヴィディアに空売り投資家が売り推奨するなど、腕力で相場をねじ伏せるような動きがあり、結局、この日の急落が、WEB主力株やハイテク株などモメンタム株の腰を折ってしまうことになりました。もっとも、それまでには、上がるから買う、買うから上がる型の投資を行うトレンドフォロー型の投機筋や、運用競争に負けないためリスクがあると知りながら買った投資家により、株価が押し上げられていた側面がありました。今回のグーグルへのEU委の制裁金負荷でとどめを刺された感もありますので、短期的には需給調整に入るかもしれません。

 まあ、これも債券市場の動き次第…。直近レポートで、米10年債金利がテクニカルな重要ポイントに差し掛かってきており、今週は上昇に反転する可能性も…としましたが、想定通りの動きになっています。ただ、原油価格がふらふらしており、この動き次第では低位に張り付いてくる可能性も…。日本もようやく空梅雨から、梅雨に入った感じですが、WEB関連は需給のしこりをほぐしながら、業績発表シーズンくらいまで、もたもたすることになるかもしれません。でも、FRBと市場の景気、物価の見通しはどちらが正しいんでしょうか。FRBが自分の考えを市場に押し付けたら、ちょっと怖い。冷静な対話で見通しの共有ができればいいのですが…。

 本日の日本株は、米国の流れをそのまま写し込んだような展開になりました。米国で金利上昇を受けた銀行株が上昇した流れを受け金融株が買われたほか、対ユーロで円安が進んだことから、マツダなど欧州市場に強い株が買われました。ただ、朝方は、米国でハイテク株が売られた流れを受け、半導体関連などが売られ、日経平均は安寄りスタート。寄り後に銀行などバリュー株の上げを受け、一時は前日引け値付近まで戻す場面もありましたが、前日まで買われていた新興市場株や小型株に益出しの売りが増加したとを嫌気。引けにかけては次第に下げ幅を拡大する展開に…。引け近くには、CME日経平均先物のレンジ下限(2万0095円)を意識した先物売りが入り、引け間際にこの日の安値2万0110円(同115円安)をつけていました。

 日経平均終値は94円68銭安(0.47%)の2万0130円41銭、TOPIXは4.65ポイント安(0.29%)の1614.37ポイントと、ともに4日ぶりに反落。この日の下げ分には、権利配当落ち分(約30円弱)が入っています。出来高は、前日比3.46億株増の19億2007万株、売買代金は、同2873億円増の2兆4293億円と、ともに増加。騰落状況は、値上がり503、値下がり1383と、売りが優勢。
 今日の終値での日経平均サイコロは6勝6敗、TOPIXは7勝5敗と、ともに変わらず。日経平均RSIは62%→60%に低下。25日線かい離率は、+1.35%→+0.8%にプラスかい離が収縮。騰落レシオは110%→102%に低下。指数が上昇中の25日線を意識し始めたほか、循環的なかさ上げが他の出遅れ物に向かう可能性も…。

 まあ、昨日の欧米の動きが強烈でしたので、今日は投資家がびっくりした感じ。FRBとしても、市場に大きな影響を与えずに、先行きの見方のかい離を埋めるための動きが始まりそう。基本的なグロース志向の流れはかわらないものと思いますが、ファンダメンタルを無視して買いついた分のほぐしは必要。短期的にバリュー重視になるかも…。潮目の変化に備えるとして、レポートで注目しておいた三菱ケミカルホールディングスが、年初来高値につら合わせしてきました。米国は、週末から独立記念日の連休にはいりますから、大きな動きはないかも…。引き続き、米債券市場の動きが相場の方向を決める流れに変化なし。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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