大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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昨日の米国株は欧米市場で高まった金融引き締め懸念を嫌気、中間期末を意識した対策売りなどから、主力3指数とも急反落して終了。
 おはようございます。アレルギー薬を飲んで寝たら、寝過ごしてしまいました。こんな時に限って荒れ模様の相場…急いで書きます。昨日の米国株の動きは、週明け月曜日の独立記念日を含む3連休をまえに、週末、月末が接近。さらに中間期末が重なっている…ということで説明できるのではないでしょうか。

 29日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         2万1287ドル03セント     -167ドル58セント(0.78%)
 NASDAQ総合指数        6144.55ポイント        -90.06ポイント(1.44%)
 S&P500               2419.70ポイント        -20.99ポイント(0.86%)
 CME日経平均先物        1万9975円           -235円
 10年物国債金利         2.269%             +0.040%
 ニューヨーク原油         44.93ドル            +0.19ドル
 GOLD                1245.60ドル          -3.50ドル
 ドルインデックス          95.58              -0.46
   

 昨日の米国株は、ECB(欧州中央銀行)のQE縮小懸念に加え、英国、カナダの中銀総裁が利上げrの可能性に言及。FRBのタカ派姿勢もあり急速に高まってきた金融政策変更への懸念から欧州株が下落した流れを受け、弱含んでスタート。金利上昇やストレステスト後の増配や自社株買いの発表が続いた銀行株が買われ、ニューヨークダウは、寄り後にこの日の高値2万1487ドル(前日比33ドル高)をつける場面もありました。ただ、この日発表の第1四半期GDP確定値が予想に反し上方修正されたことから、利上げ懸念が台頭。次第に売りが優勢になっていきました。今週は、週末と月末、中間期末が重なるうえ、来週初めが、独立記念日で休場になることから、決算対策や、ポジション調整の売りが増加したほか、金利上昇からリスク許容度が低下。割高な成長株が売られたこともあり、次第に下落幅を拡大。昼過ぎにこの日の安値2万1197ドル(前日比258ドル安)をつける場面も…。売り一巡後は、売られすぎたハイテク株などの買い戻しの動きもあり、下げ幅を縮小していました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり902、値下がり2104(NASDAQ市場は、1069-1806)と、ともに売りが優勢。VIX指数(恐怖指数)は、1.41ポイント上げ11.44ポイントに上昇。

 NYダウは、急反落。採用30種は、値上がり2、値下がり28。ストレステスト合格後に自社株買いを発表したJPモルガンが1.48%高と4日続伸。GSも0.53%上昇。一方、シスコシステムズが2.08%、インテルが1.93%、マイクロソフトが1.88%、それぞれ下落するなどIT関連の下げが目立ったほか、1%超え下落した銘柄が14を超えており、銀行株以外が幅広く売られ、指数の足を引っ張っています。NYダウは、これまで高値更新後も前回高値付近まで下げ足場を固めるような動きが無かったことから、この調整の動きが入ったものと思われます。NYダウは25日移動平均線、NASDAQ総合指数は、50日移動平均線を意識し、下げ止まっています。市場が前提にしてきた、「追加利上げは無い…」との見方が、欧米、英国、カナダなどの中銀総裁がタカ派に転じ、修正を迫られていることが要因ですが、直接的には、独立記念日を含めた3連休を前に、週末、月末、中間期末が重なることから、前倒しで決算対策が集中した需給の崩れが要因のように思われます。債券市場もこのところの上げで、利益確定ができるようになっていました。週明けの動きを見極める必要がありそう。

 米国株は急反落。円は、米金利上昇を受け一時売られたものの、株価の下落を受け買い戻され、対ドルは112円10銭台に小幅に上昇。対ユーロは128円30銭台に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を235円下回る1万9975円と、大台を割り込んで帰ってきました。レンジは、1万9860円~2万0280円。出来高は、前日比2万1000枚増の7万2329枚に増加。週初めの3倍近くに増加しています。円相場に大きな変動があったわけではなく、米国市場と同様に決算対策の動きがあったのではないでしょうか。日経平均をドル建てでみると、年初の164ドルから、直近では180ドル付近に上昇。1割近い利益が出ており、益出しの対象になったものと思われます。本日の日本株は欧米株安を受け、軟調に推移しそう。昨日の先物市場の手口を見ても、特別仕掛的な動きが入ったような動きはなく、今日は、CME終値にサヤ寄せしやすく始まった後は、安値拾いの動きから底堅い動きに変わりそう。都議選の投開票を控えているほか、閣僚の不規則発言による安倍政権への海外投資家の信頼が揺らいでいることも懸念材料。まずは、年後半の海外投資家の運用方針を見極めたいところ…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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