大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2017/07 | 08
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週末の米国株は、ナイキが急伸や景気敏感株の上げが指数を押し上げる一方、金利上げを嫌気したグロース株売りが続き、高安まちまちで終了。
 おはようございます。昨晩は、急用で奈良市内まで出かけましたので、書き込みができませんでした。ご容赦!

 30日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万1349ドル63セント     +62ドル60セント(0.29%)
 NASDAQ総合指数       6140.42ポイント        -3.93ポイント(0.06%)
 S&P500              2423.41ポイント        +2.71ポイント(0.15%)
 CME日経平均先物       2万0065円           +75円
 10年物国債金利        2.301%             +0.033%
 ニューヨーク原油        46.04ドル            +1.11ドル
 GOLD               1241.40ドル          -4.40ドル
 ドルインデックス         95.64              +0.08  
 

 週末の米国株は、前日大きく下げた反動で買い戻しが先行。高寄りしてスタートしました。前日引け後に予想を大幅に上回る決算を発表していたナイキが急伸。原油価格が米国内稼働リグ数の23週ぶりの減少を好感して上昇した流れを受けエネルギー関連株が上げたことも上げを支えました。買い一巡後に中間期末に備えたポジション調整の売りから上げ幅を縮め、ニューヨークダウは昼前に、この日の安値2万1325ドル(前日比42ドル高)をつける場面も…。ただ、この日発表のPCE物価指数の伸び率が鈍化したことから、FRBの利上げ姿勢が慎重になるのでは…との観測が高まり、重工など景気敏感株や住宅関連株が買われ上げ幅を拡大。引け近くにこの日の高値2万1426ドル(同143ドル高)をつけていました。引けにかけポジション調整売りから上げ幅を縮めたものの、ニューヨークダウとS&P500は反発。期後半の運用に備えたハイテク株売りの影響でNASDAQ総合指数は、続落。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1819、値下がり1149と買いが優勢だったものの、NASDAQ市場は、上昇1419、下落1426と、売り買いが拮抗。

 NYダウは反発。採用30種は値上がり21、値下がり9。好決算のナイキが10.4%上昇。原油価格の上げを受けたキャタピラ―の1.7%上昇とともに、2社で指数の上げをけん引。インテル(+0.60%)、マイクロソフト(+0.60%)のハイテク株も堅調。一方、金利が上昇したもののポジション調整の益出しの動きからGSが1.12%、VISAが0.68%下落。指数の足を引っ張っています。住宅、個人用品、履物(ナイキ)、商用車などが上げ、一方で、半導体・同製造装置、公益株、商用車などが下落。NYダウは、週間では6週ぶりに反落。原油価格が6週ぶりに上昇したことや長期金利が3週ぶりに大きく上昇したことから、ファンダメンタルの変化を意識し、ディフェンシブ系業種やハイリスクのグロース株から、景気敏感セクターへの資金移動があったようです。ただ、中間期末という特殊要因もあり、基調変化の確認にはまだ日柄を要しそう。日銀が嵌った「偽りの夜明け」の罠を意識してくることも…。景気の体温であるインフレと金利の動きに注目。

 米国株は高安まちまち。円は、米金利が上昇したものの、対ユーロでドルが買い直された流れを受け、対ドルは112円30銭台、対ユーロは128円40銭台と、ともに小幅に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を75円上回る2万0065円で帰ってきました。レンジは1万9935円~2万0090円。出来高は前日比2万7000枚減の4万5248枚。
 昨日の日本株は反落。日経平均は、前日比186円87銭安(0.92%)の2万0033円43銭と大台を維持。TOPIXは1611.90ポイント安(0.75%)の1611.90ポイントと、ともに反落。出来高は、前日比1850万株増の19億6897万株、売買代金は同1600億円増の2兆6024億円。騰落状況は、値上がり490、値下がり1426と、売りが優勢。

 前日のCME日経平均先物の出来高急増から、先物筋の仕掛け的な動きを警戒しました。想定通り、寄り後も先物売り圧力を強め、前日のCMEレンジ下限(1万9860円)を目指す動きをしましたが、1万9900円台の押し目買い圧力が強いことがわかると、さらに売り込むことを断念。買い戻しに転じたことから次第に下落幅を縮める展開になっていました。明日の東京都議選の結果や連休明けのオバマ代替え法案の推移などを見たいことから、国内勢も上値追いには慎重。引けにかけての先物買い戻しの動きなどから、日経平均は、高値圏で終了。海外投機筋に対し、日本株の下値の堅さを示して終わりました。

 日経平均、TOPIXサイコロは、ともに7勝5敗で前日と変わらず。日経平均RSIは、60%→55%に低下。25日線かい離率は、+1.17%→+0.16%にかい離が縮小。一時、25日線を割り込んだものの、かろうじて25日線を維持。騰落レシオは、108%→109%。テクニカル的にはモメンタムは低下傾向。引き続き、膠着した指数の動きの一方で、個別株を循環買いする流れが続くか…。
 全体は波乱したものの、レポート直近号で注目した日立製作所、三菱ケミカルホールディングスは週足陽線。同じく注目株の三井海洋開発は、昨日108円高と逆行高。前週から上げて終わったものも多く、一安心でした。直近号では、米長期金利が、反転上昇への正念場を迎える…としましたが、こちらも想定通りの動きでした…。
期後半へかけての動きなど詳しいことは注目株と合わせ、明日発信のレポートで解説します。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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