大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2017/07 | 08
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昨日の米国株は、FRB議長の議会証言が想定以上にハト派的な内容だったことを好感。買い戻しなどから急伸し、NYダウが最高値を更新するなど、主力3指数とも上昇して終了。
 おはようございます。
 イエレンFRB議長の議会証言は、「どうしたの…?」というくらいハト派的な内容になりました。今後も緩やかな利上げを続け、バランスシートの縮少を行う方針に変わりはないものの、最近のインフレ状況に対し懸念を表明。物価状況から見ると、「それほど大きく追加で引き上げる必要はなさそう」としています。また、バランスシートの縮小に関しては2022年ごろには正常化する…としたものの、バランスシートの規模は危機前を上回ることになると、過激な縮小はしない方針を示したことも市場の安心感を誘いました。全全般的に想定を上回るハト派的な内容で、市場はポジティブサプライズと受け取り、一斉に買い戻しなどポジション調整に走り市場は大きく動いています。米金利上昇を背景に順調に下落していた円相場にとっては、再び、冷や水を浴びせられた格好…。

 12日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万1532ドル14セント      +123ドル07セント(0.57%)
 NASDAQ総合指数       6261.17ポイント         +67.87ポイント(1.10%)
 S&P500              2443.25ポイント         +17.72ポイント(0.73%)
 CME日経平均先物       2万0140円            +70円
 10年物国債金利        2.327%              -0.035%
 ニューヨーク原油        45.49ドル             +0.45ドル
 GOLD               1219.70ドル           +5.0ドル
 ドルインデックス         95.76               変わらず 


 昨日の米国株は、注目のイエレンFRB議長の議会証言に関し、事前に公表された冒頭陳述文が、想定外にハト派的なものだったことを好感。朝方から、買い戻しが先行し、急伸してスタートしました。年内利上げ観測の後退を受け、売り込まれていたハイテク株などの買い戻しが寄り後も継続。ニューヨークダウは、寄り後まもなくこの日の高値2万1580ドル(前日比171ドル高)をつけ、史上最高値を更新する場面も…。高値更新後は、金利低下を嫌気した銀行株に売りが入ったほか、高値更新にともなう益出しの売りなどから上げ幅を縮めたものの、先高期待からの買いも増加。終日高値圏で推移。結局、NUダウとNASDAQ総合指数は続伸。S&P500は反発して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2275、値下がり705(NASDAQ市場は、2061-760)と、ともに買いが優勢。

 NYダウは続伸。採用30種は、値上がり29、値下がり1。金利低下を嫌気しJPモルガンが0.34%下落。一方、デュポンが2.75%上げ、指数の上げをけん引。ハイテク株の買い戻しからマイクロソフトが1.66%、インテルが0.97%、それぞれ上昇。ただ、1%超え上昇銘柄は4銘柄にとどまっており、採用銘柄全体が買われた格好で、指数を押し上げ。昨日も、ダイヤモンド型の持ち合いを形成中で持ち合い放れが近い…とし、ポジィティブサプライズがほしい、としましたが、イエレン議会証言がきっかけになりました。これで、先月29日の長大陰線を抜け出し、新たな展開に入りました。一方のNASDAQ総合指数も4日続伸。日足一目均衡表の雲が支えとなり上げ足を速めてきました。まだ、下落バンド内の動きですが、金利低下によるリスク許容度の上昇が追い風になりそう。6月9日に売られたWEB主力関連の戻りが鈍いのが、指数の勢いを削いでいるようです。いち早くフェイスブックが高値を更新してきましたが、当面は株価の動きが鈍いアップルの動きが焦点に…。

 米国株は続伸。円は、FRB議長の議会証言で年内利上げ観測が後退したことを受け、対ドルは113円10銭台(一時112円90銭台)に、対ユーロは129円10銭台に、それぞれ上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を70円上回る2万0140円で帰ってきました。レンジは2万0040円~2万0165円。本日の日本株は、堅調に推移しそう。イエレン議長の議会証言がドル売りを誘発。円高に急転換したことが嫌気されそうですが、明日のオプションSQへ向けての仕掛けはやりにくいか…。当面、物色内容などに大きな変化はなさそう。日経の中韓台の半導体投資増の記事や米SOX指数の続伸を受けた半導体関連…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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