大仏さんの「株やぶにらみ」
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昨日の米国株は、原油高や金利上昇を受けエネルギー、銀行株が上げたほか、WEB関連の見直し買いが続き、主力3指数とも、続伸して終了。
 おはようございます。
 イエレンFRB議長は、トランプ大統領が再任しない方針を出していますが、後任人事が噂されるなか、本音で物を言い始めた感じです。昨日の上院での議会証言で、同大統領が税制改革や財政出動で5年間で米経済成長率が3%を超える…としたことに対し、「極めて困難」と切り捨てています。財政政策の不透明感はかなり高い、とトランプ政策に疑問を呈しています。また、これまで、バランスシート縮小時に、金利などへは大きな影響はない…としてきたことに対し、資産縮小時には長期金利がいくらか上昇すると、これまでの見方を修正しています。縮小時には、引き締めをいったん停止するなどの措置が取られる可能性も出てきました。 本来なら、金利の低下要因ですが、昨日は10年債金利が上昇しています。ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁が、8月24日~26日開催されるジャクソンホールの連銀経済会議に3年ぶりに出席。講演することになりましたが、前回出席時には大型QEに踏み切るための事前告知みたいなことをしており、市場は、9月ECB理事会で来年からのQE縮小の地ならしをするのではないか…との思惑が高まり、欧州債が下落(金利は上昇)。この流れが米債券市場に波及したものとおもわれます。債券関係者は、イエレンFRB議長の議会証言をハト派的と解釈。年内利上げは無いのでは…などとして、債券を買い上げましたが、早くも欧州から腰を折られた格好。オプションSQを意識して、円安はいきおいを失っていますが、SQ終了後にどのような動きをしてくるか…まだまだ、見どころは多そうです。

 13日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万1553ドル09セント     +20ドル95セント(0.10%)
 NASDAQ総合指数      6274.44ポイント        +13.27ポイント(0.21%)
 S%P500             2447.83ポイント         +4.58ポイント(0.19%)
 CME日経平均先物      2万0115円           +35円
 10年物国債金利       2.346%              +0.024%
 ニューヨーク原油       46.08ドル             +0.59ドル
 GOLD              1217.10ドル           -2.00ドル
 ドルインデックス        95.77               +0.02
 

 昨日の米国株は、前日のイエレンFRB議長下院議会証言のハト派的な内容を好感して上げた前日の地合いを引き継ぎ、買いが先行。続伸してスタートしました。朝方発表された新規失業保険申請件数が一か月ぶりに減少したことも景気の強さを示すものとして好感されています。寄り後にECBのQE縮小懸念や卸売り物価が予想を上回ったことを嫌気し、警戒的な売りが増加。ニューヨークダウは、この日の安値2万1512ドル(前日比20ドル安)をつける場面も…。ただ、この日の上院での証言でイエレンFRB議長が、再び物価上昇への弱気の見方を示したことから、再度、買いが増加。引け近くにはこの日の高値2万1568ドル(同36ドル高)をつけていました。結局、主力3指数とも続伸。ニューヨークダウは、前日に続き、終値での最高値を更新しています。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1532、値下がり1409(NASDAQ市場は、1429-1409)と、ともに買いが小幅に優勢。VIX指数(恐怖指数)は10ポイントの大台を割込み、9.9ポイントに低下。

 NYダウは3日続伸。採用30種は、値上がり15、値下がり15と、同数。小売り大手ターゲットが強気の売り上げ見通しを発表したことを好感しウォルマートが1.5%上昇。IT関連への見直しが続きアップルが1.39%、マイクロソフトが0.87%上昇。金利上昇を受けGSが1.32%、JPモルガンが0.64%、それぞれ上昇。指数の上げを支えました。一方、デュポンが1.23%、マクドナルドが0.98%、それぞれ下落し、指数の足を引っ張ったものの、他の下落銘柄の下げが小幅にとどまったことが、指数の上げにつながりました。NYダウの主日値幅は56ドルと狭いレンジの動き。一方、WEB関連主力株への見直しが続き、NASDAQ総合指数は、5日続伸。昨日は、小幅ながら下落レンジの上限ラインを突破。強気局面に転換してきました。両者とも、上げの新局面に入っていますが、今晩は、JPモルガンやウエールズファーゴなど好調が予想される銀行の決算発表があるほか、ハイテク株も好決算が予想されており、業績への期待感から米株の上げ足が早まる可能性も…。

 米国株は続伸。円は、米金利上昇を受け対ドルは113円20銭台と小幅に上昇。対ユーロは欧州金利が上昇したものの、129円10銭台と横ばい。CME日経平均先物は、大証先物を35円上回る2万0115円で帰ってきました。レンジは2万0045円~2万0175円。出来高は前日比1万4000枚減の2万5394枚。本日の日本株は、3連休控えでもあることから方向感のない展開になりそう。引き続き、短期筋が主導する材料株がリードしそうですが、週明けから日本でも決算発表が意識されてくることから、業績に伸びしろのあるものが底堅く推移してきそう。引き続き、継続注目中の主力株、長期のテーマ関連株の買い。材料株は後場にかけての手仕舞い売りに警戒したい。
  
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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