大仏さんの「株やぶにらみ」
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昨日の米国株は、アマゾンの攻勢を懸念し小売株が売られる一方、業績期待感からハイテク株が買われ、高安まちまちで終了。
 おはようございます。
 昨日開催のECB理事会は、予想通り政策の据え置きを発表しました。会議後の会見で、ドラギ総裁は、フォワードガイダンスや、テーパリング、マイナス金利の見直しなどに関しては討議されなかった、とし、最近の債券市場の反応に配慮したコメントをしています。ただ、秋には、声明文の見直しなどを討議する方針を示唆。市場は敏感に反応し、ドイツ国債が売られ、ユーロが買われる展開となり、輸出競争力の低下を嫌気し、ドイツ株が下落する…という神経質な動きになっています。昨日も書いたように、制ECBの政策変更は、9月の米FOMCのバランスシート縮少着手発表と歩調を並べて行う公算が大きいようです。まだ、しばらくは両中銀の政策変更を織り込むのに、もたもたした展開が続きそう。

 20日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万1611ドル78セント       -28ドル97セント(0.13%)
 NASDAQ総合指数       6390.00ポイント          +4.96ポイント(0.08%)
 S&P500              2473.45ポイント           -0.38ポイント(0.02%)
 CME日経平均先物       2万0090円             変わらず
 10年物国債金利        2.258%                -0.013%
 ニューヨーク原油        46.79ドル               -0.33ドル
 GOLD               1243.90ドル             +1.90ドル
 ドルインデックス        94.27                  -0.53  
 

 昨日の米国株は、朝方発表の新規失業保険申請件数が予想を上回る減少になったことを好感。買いが先行し、小幅に続伸してスタート。ニューヨークダウは、寄り後にこの日の高値2万1661ドル(前日比2126ドル高)をつけています。ただ、買い一巡後は、前日史上最高値を更新したことに伴う高値警戒感などから益出しの売りが増加。ECB理事会が金融政策を据え置いたことに伴う金利低下を受け金融株が下落。さらに、小売り大手シアーズがアマゾンのサイトで自社ブランド家電を販売することが決まったことを嫌気し、小売株が幅広く売られたことから、昼にかけ下落幅を拡大。昼間にはこの日の安値2万1576ドル(同64ドル安)をつける場面も…。昼からは、この日発表のコンファレンスボード景気先行指数が予想を上回ったことを好感。引け後に決算を発表するマイクロソフトへの期待感から同社株が買われたほか、他のハイテク株にも買いが広がり、次第に下げ幅を縮小したものの、アマゾンのホームセンター参入を懸念してホームデポが4%を超える下落になったことが響き、ニューヨークダウとS&P500は反落。WEB主力株が買い直されたNASDAQ総合指数は、10日続伸して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1483、値下がり1445(NASDAQ市場は、1497-1310)と、ともに買いが優勢。VIX指数は0.21ポイント下げ9.5ポイントに低下。

 NYダウは反落。採用30種は、値上がり15、値下がり14、変わらず1(JPモルガン)。好業績のJ&Jが1.01%上昇。アマゾンへでの靴販売をいち早く開始したナイキが2.3%上昇。ユナイテッドヘルスが1.22%が上昇。指数の下値を支えました。一方、金利低下を嫌気し、保険のトラベラーズが1.49%、AMEXが0.67%、それぞれ下落したものの、他の銘柄の下げ幅は限定的。指数寄与度が大きいホームデポが4.09%と、大幅安したことが指数の足を引っ張りました。原油価格と債券金利がともに下落。NYダウの上げの原動力であるエネルギー株と金融株がさえなかったことも影響したようです。WEB関連主力株の切り返しから、NASDAQ総合指数は10日続伸。引け後発表のマイクロソフトソフトの決算は、売り上げ、利益とも予想を上回り、時間外取引で上昇。引き続き、決算への期待感を背景に、NASDAQ市場リードの展開が続きそう。   

 米国株は高安まちまち。円は、ドラギ総裁が秋の金融政策見直しに関し言及したことから、欧州金利が上昇。ユーロが買われた流れを受け、対ドルは111円80銭台と横ばい。対ユーロは130円10銭台に下落。CME日経平均先物は、大証終値と変わらずの2万0090円で帰ってきました。レンジは、2万0010円~2万0165円。出来高は前日比1万6000枚増の3万6813枚。本日の日本っ株は週末控えでもあり方向感のない展開になりそう。引き続き、来週から本格化する企業決算発表を意識し、コンセンサスの引き上げが続いた主力株などが買われそう。また、この日も米SOXが続伸しており、引き続き半導体関連が注目されそう。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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