FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



新安値更新…。花形主力株は需給悪化局面へ
 2日木曜日の日経平均は213円50銭安の1万1154円76銭、TOPIXは24.16ポイント安の1076.97と、ともに反落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは68、RSIは31、25日線かい離はマイナス8%でした。また、出来高概算は21億3000万株、売買代金は2兆2000億円と、昨日に比べると、下落しながら増加しています。どうやら、投げ商いが入ってきたようですね。

★景況感の悪化と需給の崩れ…
 さて、日経平均は30日のザラ場安値1万1160円をしたまわり、新安値をつけてきました。米国のISM製造景況指数が急落し、景気後退が現実のものになlってきたほか、米国の自動車販売が26&も減少。輸出依存型の日本の景気に危険信号がともってきました。また、金融危機が波及してきた欧州のほうから、換金売りがでているほか、ヘッジファンドなどからもロスカットの売りがでるなど、主力株を中心に売られ、日経平均は新安値を更新してしまいました。日足の形は「瀑布型」の滝の落ち口みたいになりはじめており、ちょっと先行きが心配になって来ました。

★とにかく玉ほぐしが出来ていない主力株
 下げの主役は、主力株ですが、これについては以前から何度も書いてきたはずです。内需型の株や中小型株は2006年のライブドアショック付近で高値をつけ、ほとんど3年近く売られっぱなしですが、資源株や輸出株、素材などの主力株は、この間、ヘッジファンドなどから円安といっては買われ、資源が上昇したからといっては買われ…で、大体、昨年7~8月ごろに高値をつけています。特に、レバレッジを効かせて大量の玉を売り買いするヘッジファンドなどの海外投資家から「流動性(大量に売買できる…)」がある、として変われていますので、一般の株に比べると、天井が近い分玉の整理がすんでいません。

★指数と相場実体のかい離に注目
 おまけに、現在はレバレッジの収縮期に入っていますから、この中に組み込まれた株からは、売り物がどんどん出てきます。この天井の時期の違いが、玉の整理の違いにつながってきます。今日あたりの動きを見ると、まさにこの投げの売りが主力株を崩しているようです。欧米の金融危機が背景になったレバレッジの収縮が原因ですから、まさに需給の崩れ。業績やファンダメンタルは関係ありません。ある程度、因縁玉をはいてしまわないと底は入らないのではないでしょうか。また、この種の銘柄は、指数への影響が大きいですし、指数売買の対象として買われていますので、指数的には、まだ下値が出るかもしれません。

 しかし、一方で、以前から買うのはディフェンシブストックとし、食品や薬品、電力・通信などを注目してきました。例えば、日本製粉(2001)が高値に接近していますが、この高値は2006年の5月…。マルマル2年間売られ続けてきたわけですから、玉の整理も十分に効いています。おまけに値上げによる価格転嫁も容易でしたから、第2四半期の進捗率は36%にも達していました。いくら、内容がよくても玉の整理が効いていないものは、自ずと上昇にも限りが出てきます。今日は、283銘柄が上がっていますが、そのほとんどが、ディフェンシブストック…でした。

 別に自慢話を書いているわけではありません。相場の分岐点では、玉の整理の状態(天井からの日柄)が重要になります。2003年の大底形成の時も、4月の大底形成に半年以上先行して底値をつけ上昇している銘柄群がありました。ちなみに、日本製粉の底は3月中旬でした。そうすると、主力株の整理期間はまだ一年とちょっと。ここから、値幅の整理に入るのか…それとも日柄の整理に入るのか…?どうも前者みたいな気がしますが、そうすると、日経平均やTOPIXはもう少し下の方…?

 ただ、以前から書いてきたように、日経平均もトピックスも指数売買というデリバティブウイルスに犯されています。そのデリバティブが縮小に向かっているのですから、指数を見ていると本当の相場は見えてきません。最近では、長い間売られてきた、中小型株や内需株で、全体が下げているのに意外と値持ちが良い…と感じている人もいるかもしれません(もちろんぼろ株や業績不振株は別ですが…)。相場の底辺では、確実に変化の兆候も出始めています。指数ばかりみていると、肝心なことを見逃してしまうかもしれませんよ。もちろん、相場の最終局面では全部が売られますが、そのとき、相場は、整理が効いたものと効いていないものとのあいだではっきりと差が出てきます。

★法案が成立しても、まだ二弾、三弾がある。ついでに利下げも
 さて、注目の米国の金融安定化法案ですが、機嫌取りみたいな減税措置や預金保険の支払い限度額の引き上げなどを加え上院に計り、賛成74、反対25の圧倒的多数で可決されました。これで、もし下院で再度否決されても、両院協議会で成立させるめどはつきましたね。とにかく、市場の安定化にはまだまだ不十分で、これから出てくる現象に応じて、公的資本の注入など、追加的な措置がでてくるのでしょう。また、今晩のECB理事会での利下げ思惑、FRBの追加利下げ(ともに効果は薄いと思いますが…)なども、でてくるでしょう。

★英米流のぶったくり経営の終わり
 とにかく、下院での審議がある3日までは、何が起きるか分かりません。慎重に、慎重に考えていきましょう。ただ、今日の日経でも書いてありましたが、「儲けろ、儲けろ」でやって「儲けた分は全部株主に還元しろ」という英米流のやらずぶったくり経営のもろさが、今回はっきりしてきました。日本の場合は、企業の内部留保が厚いから時間をかけながらショックを和らげてバブル崩壊の治療が出来ました。でも、利益の外部流出で経営体力のない英米企業の経営手法がいかに危なっかしいものか、とうことが今回の危機でよく分かりました。新興国などでは今後日本流の経営手法があらためて見直されてくるかもしれません。

 最も、肝心の日本の企業は、英米流の経営手法を取り入れさせられて、どんどん危ない方に向かっていますが…。

 危機の本家の米国で、商業銀行の株価が無茶苦茶上がっているんですが、一体どういうことなんでしょうかね。今日の日経朝刊の黒田世銀総裁の取材記事をよく読んでみてはどうですか…?
スポンサーサイト





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ