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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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結局、「後追い」。市場は政策当局の狼狽振りを見透かした…でも
 昨日、世界の金融市場は嵐の海をエンジンが止まったままで漂流する舟のように、乱高下しました。今日の新聞を見ても、市場の閉鎖や取引の一時停止など衝撃的な出来事を伝える記事や感情的な見出しが躍っています。1929年の大恐慌のことは知る由もありませんが、恐らく新聞の状態もこんな感じではなかったのでしょうか…。昨日の世界で起こった出来事は、危機に対して、各国が個別に対応しても無意味なことを知らしめ、国際協調の必要性を各国政府に認識させました。

 その結果が、世界10中銀による「同時利下げ」でしたが、市場がこれを好感したのは、わずかに2時間。欧州などは引き続き売られ、安値を更新して終わっています。協調利下げを受けて始まったNY市場でしたが、寄り付きは因縁玉の整理などから売り先行で始まったものの、その後は、国際協調体制の推移を見届けようという動きや8月の米住宅販売保留指数が市場予想(マイナス1.8%)を上回る7.4%と、金融危機前の昨年7月水準まで回復したことを好感。9628ドルまで、上昇していましたが、引けにかけては再び現金化の動きが強まり、189ドル安の9258ドルと安値を更新して終わっています。

 ただ、マイナスに転じたのは引け前数分の出来事…。市場の動きを見ると、これまでの売り一辺倒ではなく、かなり強弱感が対立するようになって来ました。引け前の値動きは、数十ドル単位で乱高下しており、投資家の買戻しとともに、押し目買いの動きが強まるとともに、まだ、先行き安いとみた投資家の売りや、台所の事情で現金化を急ぐヘッジファンドの投げが交錯する動きになっています。市場は、強気と弱気が綱引きをする状態になっており、今後出てくる材料によっては市場の流れが大きく変化する地合が少しずつ醸成されてきたようです。

 国際協調による利下げを市場は評価しませんでしたが、昨日も書いたように、政策発動が市場の動きの「後追い」になっていることが政策当局への不信感をあおっています。昨晩の緊急利下げも、結局、市場の反乱に催促される格好でなされたもので、かえって政策当局の無策ぶり、狼狽振りを市場が察知したことに他なりません。ここから大事なことは、対策が市場の動きに先行してなされることです。結局、市場は利下げを評価せずに終わりましたが、少なくとも国際協調体制が動き出したことだけは確か…。現在の世界的なリスク市場の収縮は、借り入れを課題に膨らませたものが破たんし、縮小する過程で起きており、需給の問題が背景にあります。それだけに、この売りをとめるのは並大抵のことで出来るものではありません。

 次は、公的資金の資本への投入が課題になりますが、最終的には、景気へのてこ入れによりリスク資産の価値を増やし、売りを止めるとともに、新規の需要を増やさねばなりません。その見通しがつくまで、市場の乱高下は続くことになります。これからは政策発動の「後追い」から「先行」が課題…。
下値模索が始まる…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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