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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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「日本にも欧米と同じことが起こった…」ことが市場の恐怖心を増幅…
 地獄のような一週間でしたが、皆様お疲れ様でした。少々睡眠不足ですが、全体のごたごたでこのところ個別の銘柄研究がおろそかになっています。3連休中に性根を入れて、出直り相場に備えてみようと思っています。

 さて、週末10日の日経平均は881円06銭安の8276円43銭、TOPIXは64.26ポイント安の840円86銭と、ともに急落して終わりました。日経平均サイコロは1勝11敗、騰落レシオは54、RSIは7、25日線かい離はマイナス27%と、いずれも記録的な底値圏の数字を示してきました。また、出来高はオプションのSQがあったこともあり増加。出来高概算は32億7000万株、売買代金は2兆6300億円でした。それにしても、25日線かい離にしても、RSIの一桁の数字にしても、とんでもない数字が並び始めましたね。
 
★異常数値がでてきた株価指標

 ついでに、ぞろぞろと数字を並べてみますと、今日の引け値で見た日経平均のPERは10.4倍。26週株価移動平均線とのかい離率はマイナス36%、同13週はマイナス32%。200日線とのかい離はマイナス37%…。日経平均のPER10倍台は、米国S&P500のPER13倍台を大きく下回っています。また、個別銘柄では新日鉄のPBRは0.97倍で、PERは6.39倍…。コマツのPERは5.5倍、商船三井は今日のザラ場中にPER3倍台をつけていました。まさに、異常数値のオンパレードです。結局、ファンダメンタルもテクニカルも通用しない需給関係の崩壊相場になっている、ということでしょうか。

★欧米と同じ兆候が出てきたのが市場のショックを増幅
 これまでの、悪材料は米国株の動向と円相場でしたが、日本でもいよいよ欧米で進行している不動産関連と金融機関の破たんが起きました。これまで、比較的健全だ、といわれた日本で欧米と同じことが起きましたので、内外の投資家の受けたショックは半端なものではなく、今日は寄付きから投売りが支配。買い物がほとんど無いものですから、機関投資家などは先物市場のヘッジ売りで対応…。成り行き売りが殺到したものですから、先物の安値はなんと1340円安の7840円をつけるという凄まじさでした。その点では、セリングクライマックス的な動きが出た…という事かもしれません。これまでに無い数値がでているのは、恐らく恐怖心から現金化をいそぐ、パニック的な売りがでたためでしょう。

 普通なら、流れが変わる前兆なのですが、GLOBEX市場の先物は大幅に下落していますので(最近ダマシが多い)、下手をするとスパイラル的に下げを誘発する可能性もあります。
 以前、多国籍軍のアフガン侵攻にあたり、どこやらの国から「ショウ ザ フラッグ」といわれて、日本は燃料給油に踏み切りましたが、市場ははっきりと米国に「ショウ ザ アクション」と要求を突きつけているようです。金融安定化法や公的資金の資本注入をさっさとやらなかったら、もっと下がるぞ…というようなものです。相手を脅して言うことを聞かせるのは米国のお得意手段ですが、今は、市場からそれをやられています。内心、いい気味だ…と思わないでもないですが、何しろこっちの方まで火の粉が飛んできていますから、早く行動してもらわないと困りますね。

★個人の現物買いが増加しているのは何故…? 
ただ、テクニカルな数値はまさにどれもこれも異常値。昨日も相場が急落してくると幽霊のように現れ、市場が活況になってくると人知れず市場から出て行く投資家の話を書きました。今日の日経で、投資家別の売買動向の数字がでていましたが、個人の現物は2週にわたって買い越しになっています。明らかに、信用でバタバタ売り買いするような投資家では無い人が動き始めています。まさに、今日あたりは、リスクが最大値になったような感じですから、かなり動いているのではないでしょうか。リスクと成果は正反対の関係にあり、最大のリスクは最大の成果をもたらします。安全が確認できて、のこのこ出て行くようでは大きな成果はもたらされません。今日の前場中の投資家の精神行動はまさに理性を忘れた異常行動だったように思います。そろそろ、新たな相場観の組み立てを考えましょうかね。

★「10月は買い場…」の当初予定通りに行動してもいいのかな…
 それにしても、小泉政権てのは一体なんだったんでしょう。大騒ぎして変な信者ばかり増やし、海外投資家も日本変革の夢に惑わされ36兆円も日本株を買ってしまいました。このなかで、何かあったら売らなければならないような、尻軽な投資家の持ちだかはどれくらいあるんでしょうか。今回の下落は以前から書いてきたように、需給の崩れ…。尻軽組が売ってしまわないと底が入りません。中国でも、モルガンスタンレーが持ち株を売りまくっており、欧米金融機関が大株主にいる企業はもっと下がる…と話題になっているようですが、日本だって状況は同じ…。以前から、10月は新春にかけての仕込み場…と位置づけてきましたから、相場観をしっかり組み立てなおしておかねば成りません。

 まあ、しかし、今日の動きは、突然、袋叩きに合ったようなもの。久しぶりの感覚でしたが、同じ気分を味わったのは、忘れもしない1990年3月15日。当時、銀行株を専門に仕掛けていた仕手筋が破たん。上場全銘柄がやり気配でストップ安した日のこと…。当時、投資顧問会社で推奨銘柄の選定と管理の責任者をしていましたから、精神的ストレスで胃に穴が開いたのが自覚できました。それに比べると、今日の下げなど…。なんて不謹慎なことは書いたらいけませんよね。とにかく、G7とG20 に期待しておきましょうか。もう、下値めどは2003年4月の7607円まで無いんですから…。
 
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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