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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週末の日本株は、法人税減税の実施時期ずれ込みを嫌気して下げた米株安や円高を嫌気した売りと押し目買いが交錯したものの、下げ分を埋めきれず3日続落して終了。
 今日で3月決算企業の中間決算発表がほぼ終了しました。いつにもましてアルゴリズム取引の影響が大きかったような気がします。コンセンサスをコンピューターにインプットしておいて、届かなかったものや進捗率が高くても、通期見通しを据え置いたものは容赦なく売られた、という格好。企業によっては、期後半に売り上げや利益が集中するものなどもあり、決算を占めてみるまで分かりませんが、こういうのも進捗率が低い…と言って売られたんでしようね。TOWAや山一電機はひどいもので、叩き売られた次の日には年初来高値を更新するという状態。どんなプログラムがされていたか中身とこの銘柄での利益を見せてもらいたいものです。まあ、上げにしても、下げにしても決算発表時に特有のノイズ(雑音)とみて、対処するようにした方がよさそうですね。まだ、放置されたままのものもありますし、決算短信を見て次の買い場探しでもするところでしょう。

 レポート直近号では、11月中にレンジBの上限まで行くとしたら、2万4000円近くまでありそう…とし、バブル高値3万8915円から、大底6994円までの押し幅のは半値戻し(2万2954円)、基本波動を使った目標値(2万3509円)も示しましたが、やはり、この水準で変化しました。もともと、週足ベースでみると、先週の段階で、日経平均の週足サイコロは9勝3敗(75%)、週RSIは警戒ゾーンの80%に近い79%まで上昇。13週移動平均線かい離率もトランプラリーに沸いた昨年12月下旬(+12.1%)以来の10%超えになっていましたので、テクニカル的には、警戒すべきところでした。今日で週足が完成しましたが、週足サイコロは10勝2敗(81%)、週RSIは79%と依然警戒ゾーンの80%付近と、買われすぎゾーンになります。まあ、テクニカル面からは、一旦、短期筋が下りるポイントにあった、ということなんでしょうね。しかし、困りました。ゾーンBの上限付近で週足は上髭を残して終わっており、来週は、ゾーンCに入り、さらに一段高を目指すか、一旦、頭を押さえられ日柄調整を余儀なくされるかの分岐点になりそうです。このあたりは次のレポートで考えてみます。

 今日の日本株は、米株安やリスク回避の円買いの動きを嫌気し、売りが先行。CME日経平均先物終値(2万2645円)にさや寄せする先物売りに続落してすたーとしました。先物売りが先行したことから裁定解消売りも入り、日経平均は寄り後まもなくこの日の安値2万2511円(前日比357円安)をつける場面も…。ただ、1996年6月の戻り高値を割り込んだ水準では押し目買いや先物の買い戻しも入り、下げ幅を縮小する場面もありましたが、週末控えであることや、下げの要因が米税制改革案にあることから、積極的に上値を買い上がる動きはなく、前引けにかけては再度押し戻される展開に…。後場からは日銀のETF買いへの期待感から下げ渋り、次第に下げ幅を縮小。引け近くには、この日の高値2万2724円(同144円安)をつけていました。結局、日経平均、TOPIXとも3日続落して終了。

 日経平均終値は、187円29銭安(0.82%)の2万2681円42銭、TOPIX終値は12.67ポイント安(0.70%)の1800.44ポイント。NT倍率は12.61倍→12.60倍に小幅に低下。出来高は、前日比8億5729万株減の18億9046万株、売買代金は、1兆4041億円減の3兆5894億円。騰落状況は、値上がり596、値下がり1357と売りが優勢。
 今日の終値での日経平均サイコロは7勝5敗、TOPIXは6勝6敗とともに低下。一時の12勝0敗に比べ過熱感は一気に解消されてきました。日経平均RSIは90%→81%に低下。警戒ゾーン入りの80%割れに近づいてきました。25日線かい離率は+5.5%→+4.25%、騰落レシオは118%→116%に低下。警戒ゾーンの120%を下回っています。日足のテクニカル指標は、調整が進んでいますが、まだ警戒ゾーンに張り付いたままの指標jもあり、当面は過熱解消待ちの展開か…。やはり11月7日の立冬が変化日になったようですが、次は22日水曜日が「小雪」、18日土曜日の新月あたりが次の変化日になりますが、その辺まで揉めば調整日柄も十分か…。まあ、それも米国市場の動きと米国債の金利次第ですが…。
 詳しくは、日曜日発信のレポートで解説します。それにしても、先週から今週は、アルゴに痛めつけられて胃が痛くなるような日々でした。もう少し、精度が上げられない物でしょうかね。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。




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