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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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昨日の米国株は、アジア、欧州株が全面安になった流れを受け売り先行で始まったものの、中国景気への懸念から資源価格が下落したことや地政学要因などが追い打ちをかけ、主力3指数とも続落して終了。
 おはようございます。ベネズエラのデフォルト懸念に続き、今度はジンバブエでのクーデターと、何やら外部環境が騒がしくなってきました。リスク回避の動きから米債券が買われ金利が低下。また、円の安全通貨の側面が顔を出し、昨日は112円40銭台まで上昇してきました。まあ、すごい環境の変わりようですが、考えてみれば、ヘッジファンドなどの短期投資家が決算を控え、世界の市場にばら撒いた資金のうち、ダメなものを回収し始めた、とみることもできます。今月末はヘッジファンド、来月末は年金や投信などの決算が多いようですが、現在は短期狙いのヘッジファンドの決算対策真っ最中。少々荒れても我慢するしかないか…。来月になるとドレッシングなどの動きも強まってきますし…。

 15日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         2万3271ドル28セント      -138ドル19セント(0.59%)
 NASDAQ総合指数        6706.21ポイント         -31.06ポイント(0.47%)
 S&P500               2564.62ポイント         -14.25ポイント(0.55%)
 CME日経平均先物        2万2100円            +60円
 10年物国債金利         2.324%              -0.050%
 ニューヨーク原油         55.33ドル             -0.37ドル
 GOLD                1278.70ドル           -4.20ドル
 ドルインデックス         93.81                -0.03% 
 

 昨日の米国株は、中国の景気減速懸念などからアジア、欧州株が全面安になった流れを受け、売りが先行。続落してスタートしました。予想外の在庫増加や中国経済への懸念から原油や非鉄など資源価格が下落したことが嫌気され、エネルギー、資源株が売られ、ニューヨークダウは、寄り後まもなくこの日の安値2万3242ドル(前日比167ドル安)をつける場面もありました。一時、金融商品への規制を担当する消費者保護局長官の辞任の報を受け、規制緩和期待から銀行株が買われたほか、航空機の大型受注が伝えられたボーイングの上げなどを受け下落幅を縮小したものの、市場の不透明要因が増えていることや税制改革案審議の難航を予想し、リスクポジションを減らす動きが増加。引けにかけて、再度、売られ主力3指数とも続落して終わりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1045、値下がり1910(NASDAQ市場は、1128-1795)と、ともに売りが優勢。VIX指数は、1.54ポイント上げ13.13ポイントに上昇。先行き警戒感が強まっています。

 NYダウ採用30種は、値上がり8、値下がり22。GEが2.01%、ナイキが1.16%、それそれ上昇。金融規制緩和期待からJPモルガンが0.95%、ボーイングが0.4%、それぞれ上昇し、指数を下支えしました。一方、中国景気への懸念からキャタピラ―が2.5%下落。1社で指数を24ドル近く押し下げたほか、アップル(-1.32%)、ホームデポ(-1.54%)、IBM(-1.3%)など指数寄与度の大きい銘柄の下げが影響。1%超え下落したものは9銘柄に達しています。主力3指数とも上昇中の25日線を意識し、底値模索しているものの、主力株の影響が強いNYダウとS&P500は25日線を下回ってきており、心配な動きも…。昨日のニューヨーク市場では52週来安値更新銘柄数が、同高値更新銘柄数の倍近くに増えてきた点も懸念材料。対応点の位置から見て、まだ上昇が続くものの、上げが鈍化してくると上値が重くなるだけに早期の立ち直りが必要。以前から、2009年を基点にするレンジ相場を抜け出しており、一旦は、レンジ上限付近までの下値調べが必要…としてきましたが、この動きが始まっているものとみられます。

 米国株は続落。円は、アジア、欧州株安に加え、ジンバブエでのクーデター、ベネズエラのデフォルト懸念などからリスク回避の動きが強まり円が買われ、対ドルは112円80銭台に、対ユーロは133円付近まで、それぞれ上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を60円上回る2万2100円で帰ってきました。レンジは2万1800円~2万2325円。出来高は、全自治から3万5000枚増の8万8457枚に増加。一時は、25日線を割りこみ2万1000円台まで売り込まれましたが、25日線を意識して買い戻された格好。本日の日本株は、引き続き、海外先物筋次第の展開に…。CME日経平均先物のレンジ下限が目標にされる可能性もありそうです。昨日同様、GLOBEX市場の米債券先物や米株先物を見ながらの、神経質な動きに…。現物主体の個人や、投信など国内勢の動きが焦点。テクニカル的には、CMEレンジ下限ライン以下は、押し目買いを模索するゾーンなんですが…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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