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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週明けの米国株は、税制改革法の成立期待やWEB関連への投資判断上げなどから幅広く買われ、主力3指数とも続伸。そろって高値を更新して終了。
 おはようございます。
 米共和党上院の税制改改革法案への反対議員の説得工作が、ほぼ成功したようです。先週末、子育て家庭への控除の拡大を要求して、態度を保留していたマルコ・ルビオ議員は、要求が認められたことで支持に転向。財政赤字の拡大を懸念していたボブ・コーカー議員も、先週賛成派に転向していました。さらに、昨晩は、態度を保留していたマイク・リー議員が法案賛成に回りました。また、オバマケアの見直しが盛り込まれたことに不満で態度を保留していたスーザン・コリンズ議員がこの日支持に回り、先週の段階で態度を保留していた上院議員4名がすべて支持を表明。共和党上院は、法案通過に必要な票を固め終わり、20日までに採決を目指すとしています。債券市場は法案成立による将来の財政赤字拡大を意識し、債券が売られましたが、金利上昇にもかかわらず為替市場ではドルが下落。出尽くしを意識したのか、それとも、景気押し上げ効果が薄いと判断したのか…市場の反応はまちまちのようです。

 18日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万4792ドル20セント      +140ドル46セント(0.57%)
 NASDAQ総合指数       6094.76ポイント         +58.18ポイント(0.84%)
 S&P500              2690.16ポイント         +14.75ポイント(0.54%)
 CME日経平均先物       2万2960円           +80円
 10年物国債金利        2.392%            +0.037%
 ニューヨーク原油        57.16ドル           -0.17ドル
 GOLD               1264.50ドル         +7.00ドル
 ドルインデックス         93.70             -0.31  


 週明けの米国株は、休み中に税制改革法成立に向け前進したことを好感し買いが先行。金利上昇を受けた金融株、税制改革の好影響を受けるハイテク株などに幅広く買いが入ったほか、複数のM&A案件も発表され、ほぼ全面高の始まりに…。ニューヨークダウは寄り後にこの日高値2万4876ドル(前週末比225ドル高)をつけ、ザラバの最高値を更新していました。買い一巡後は、法案成立による材料出尽くしを懸念した益出しの売りやクリスマス休暇入りに伴うポジション調整売りから、引けにかけては小幅に上げ幅を縮めていました。主力3指数とも続伸して終わりましたが、ツイッターへの投資はンダの引き上げなどを受けWEB関連が買い直されたNASDAQ総合指数の上げが他の指数を上回ったことが注目されました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2120、値下がり875(NASDAQ市場は、2018-950)と、ともに買いが優勢。VIX指数は、0.11ポイント上げ9.53ポイントに上昇。

 NYダウは続伸。採用30種は、値上がり19、値下がり11。ハイテク株の見直しからインテルが3.8%上昇したほか、アップルが1.4%上昇し、指数の上げをリード。金利上昇を受け、GSが1.11%上昇(単独で指数を20ドル押し上げ)、JPモルガンが0.77%、AMEXが1.18%、それぞれ上昇。インフラ投資への期待からキャタピラ―が2.1%上昇(単独で指数を21ドル押し上げ)するなど、8銘柄が1%超え上昇。一方、マイクロソフトとコカ・コーラがともに0.56%下落したものの、他の銘柄は小動き。
 主力3指数とも、調整を交えながら順調に上値を切り上げています。材料出尽くしでの下げや高値警戒感がブレーキになって、相場の寿命を長引かせているようです。ただ、モメンタムを見るとニューヨークダウは株価上昇とは反対に低下しており、上げの勢いを失ってきており、短期的に警戒が必要かも…。一方、NASDAQ総合指数は、モメンタムが底値から上げに転じ、株価とともに上げてきており、相場のリード役になるかも…。

 米国株は続伸。円は、対ユーロでドルが売られた流れを受け、対ドルは112円50銭台、対ユーロは132円50銭台と、ともに前週末水準からは小幅な円安。CME日経平均先物は、大証先物終値を80円上回る2万2960円で帰ってきました。レンジは、2万2680円~2万2975円。本日の日本株は堅調に推移しそう。米税制改革案の成立可能性が強まったことについては昨日の上げで織り込んでおり、今日は戻りの強さが試されることになりそう。国内勢が上値を買ってくるかが注目されます。昨日に続き、大手銀行が注目されるほか、昨日の米国市場でSOX(フィラデルフィア半導体株指数)が上昇、自動車株も買われており、ハイテクなど外需株の見直しもありそう。フェローテック、TOWA、関東電化工業など半導体周辺銘柄…。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。




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