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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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買いが増えたのか…売りが引っ込んだのか…
 週明け20日の日経平均は311円77銭高の9005円59銭、TOPIXは33.08ポイント高の927.37と、ともに続伸して終わりました。日経平均サイコロは4勝8敗、騰落レシオは67、RSIは29、25日線かい離はマイナス16%でした。また、出来高概算は22億株、売買代金は1兆9000億円と、週明けの手がかり材料難から市場エネルギーは今ひとつでした。
 
★買いが増えた、というより「売りが引っ込んだ…」
 前場中は先物リード型で「まあ、しっかり…」という感じでしたが、後場になるとGLOBEX市場で米国株先物が急進。ダウが200ドル近く上昇したことや、円相場が102円台に入った事を好感し、ハイテク株などに買い物が入り日経平均は急伸しています。意外と軽い値動きで戻した…という感じですが、結局、売り物が減った…というのが本筋でしょう。以前から、この相場は米国の金融収縮にともなう需給の崩れ相場…と言ってきましたが、とりあえず、先週でヘッジファンドの解約売りが一巡した、というところでしょうか。

★毎月中旬安の意味は
 7月以降の相場を追ってみると、いずれも中旬に安値をつけ月末にかけて反発。月初めからじわじわ売られ、中旬に下落幅が拡大する…というパターンを続けています。ヘッジファンドの解約制限に関する条項(解約予定日の45日前までに申し出ること)が影響しているものと思われますが、今月は11月解約分の売りに相当します。11月分の解約申込は4兆円を超えたと言いますが、実際にキャッシュを作るためにはレバレッジを効かせた分まで売らなければなりませんから、実際の売却金額は20兆円近くになります(レバレッジ5倍の場合)。

 例月になく厳しかったのは、11月がヘッジファンドの本決算期に当たっていたためで、その分解約申込が多かったせいもあるのでしょう。問題は、12月分ですが、米国のファンドや企業の決算は12月が多く、自分の決算期にあわせて解約申込をすると、また11月中旬にかけ相場が波乱することになります。ヘッジファンド関係者の予想では、12月分の解約を11月を上回る10兆円規模と見積もるところもありますが、その場合レバレッジ分を含めると50兆円にも達することになります。なんだか、背筋が寒くなるような数字ですが、関係者の間では早くから言われている数字でしたから、前倒しで整理している可能性もあります。

★ヘッジファンドの危機は構造的
 10月末までは、緩めてくれそうですので、目先張りでリバウンド狙いも面白いかもしれません。ただ、11月のことを考えると、高値でつかんだ場合の引かされ幅が大きくなるだけに注意したいところです。金融危機、景気後退懸念など心配しなければならない材料は多くありますが、やはり問題はヘッジファンドの動向。規模は200兆円くらいに膨れ上がっていると言いますが、これまで、貸し株や資金借り入れで協力してくれた投資銀行が全滅。おまけに、儲けの源泉だった空売りは禁止される、銀行は金を貸してくれない、解約は増えるなどで、運用成果も二桁減になっており、これがさらに解約を増加させる…という悪循環になっています。この換金売りは、ファンダメンタルに関係なく行われるだけに、下手をすると11月にまた10月の急落相場の再現があるかもしれません。

 11月に開催されるG7金融会議では、株価の安定について話し合われると思いますが、日本の場合、小泉政権の総選挙大勝利以後変われた分だけでも36兆円あり、このままだと、受け皿機関を作らなければならなくなるかもしれません。明日の夜、先ごろ経営破たんしたリーマンのCDS決済が行われるよていですが、今のところ、担保も十分で大きな問題なく通過するといわれています。ただ、ヘッジファンドについては、懸念されるところも多く、十分注意してみる必要がありそうです。

★忘れていたAIG,GSE…
 また、新聞でも伝えられていましたが、政府による救済があったAIGは、政府が予定した貸付金の枠をほぼ使い切った…と言われています。CDSに関する担保の差し入れなどに消えていっているようですが、一方で進めている資産の売却が、金融機関の融資渋りで、先に進まないという事態にも成っているようです。ようするに、まだ放置されたままの危機がたくさんあるということです。本来、資産査定を第一にすべきところを、資本投入からはじめてしまい、不良資産の増殖については禁じ手の「時価会計の停止」で臭いものにふたをするというやり方で対処しています。

 まだまだ、警戒を緩めることは出来ませんね。経済紙などで伝えられる金融情報に関しては細心の注意を払って注視していくことが大事です。

★次のポイントは日米とも大大台の手前
 当面の相場は、売り物がてびかえられることから月末にかけて緩めてもらえるものと思われます。ただ、日経平均は過去9600~9700円どころで、何度か屈折点を形成し支持線を形成してきましたが、今回の急落でこのラインをきっており、当面はこのゾーンが戻りのめどになります。米国も10000ドル手前に強力な抵抗ラインがあり日米とも大大台近くが抵抗線になりそうです。なんとか米国株に抵抗線を突破して大台を回復してほしいものです。

 目先、輸出株が動いているようですが、これからの基本は世界各国がそれぞれ内需を刺激して、景気回復を図ること…。ディフェンシブストックとして買われた食品や電力、ガスは円高や原材料価格の低下でもメリットを受けてきます。増額修正期待で狙うのも面白いのではないでしょうか。米国株に何もないことを願うばかりです…。

 
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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