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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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本日の日本株は、米株急落を嫌気した売りや円高、米株先物安を利用した先物への仕掛け的な売りに大幅続落して終了。
 当面の下値について、日経平均は、2015年6月高値2万0952円付近、S&P500は2009年の金融危機の底を基点にするレンジ相場の上限ライン…としましたが、日経平均については、まだ120円残しているものの、S&P500 やニューヨークダウは、ほぼ、レンジ相場の上限ラインに届いたようです。この上限ラインが下値支持線に変わったかどうかが、最大の関心事でしたが、GLOBEX市場の先物はこのライン付近から反転。現在は、前日引け値を140ドル上回る2万4000ドル大台での取引になっています。下値からは1000ドルの切り返しです。債券先物が値上がり(金利は低下)しており、金融当局から何らかの対策が出されるのでは…との観測が強まっているようです。

 過去、歴代FRB議長の交代時には市場が不安になり、ひきつけを起こすことがありますが、やはり議長交代時に起こったブラックマンデーの時はグリーンスパン新議長の下、政策金利(FFレート)の引き下げで対応。市場が落ち着きを取り戻した、という経緯があります。株式など資産価格の下落は、個人消費に即影響し景気を冷やすことになりますから、FRBは日銀以上に慎重に対処してくるはずです。3月に予定されている次回利上げを先延ばしするとか、FRB資産の減少ペースを緩めるなど、何らかの行動を示すことを市場は期待しているのではないでしょうか。市場にフレンドリーかどうかを試しているような気もしますが…。何とか、今のGLOBEX市場の動きが今晩の米市場につながってほしいものですね。

 本日の日本株は、昨日の米株急落の流れを受け、全面安で続落してスタートしました。CME日経平均先物終値にさや寄せする先物売りから、裁定解消売りも増加。リスク回避の動きから海外で円高が進んだことも嫌気され、買い向かう動きはなく、売りに押され次第に下げ幅を拡大する展開に…。GLOBEX市場の米株動向に関心が集まりましたが、安寄り後、次第に下落幅を拡大するにつれ、先物への仕掛け的な売りも増加。裁定解消売りと先物売りがスパイラルに入り、日経平均も下落幅を拡大。後場半ばには、この日の安値2万1078円(前日比1604円安)をつけ、節値の2015年6月高値に迫る場面も…。引けにかけては、GLOBEX市場の米株先物が下落幅を縮めたこともあり、532円分下落幅を縮小。3日続落して終わりました。

 日経平均終値は、1071円84銭安(4.73%)の2万1610円24銭、TOPIX終値は、80.33ポイント安(4.4%)の1743.41ポイント。NT倍率は、12.44倍→12.4倍に低下。一時、12.33倍まであり、日経平均に売り圧力がかかったことがわかります。以前から、動きを警戒していたCTA(商品投資顧問)の機関店とみられる欧州系証券が、日経平均、TOPIX合わせ8000枚近い売りを出しており、売り仕掛けをしたことがわかります。今日のGLOBEX市場の切り返しを見て、明日どう動いてくるかが注目されます。出来高は、12億7300万株増の31億5571万株、売買代金は2兆円増の5兆6483億円に増加。今日はセリングクライマックスに近い動きが出たようです。騰落状況は、値上がり35、値下がり2027と、全面安商状。

 今日の終値での日経平均サイコロは3勝9敗(25%)と底値ゾーンに到達。TOPIXは4勝8敗(33%)にともに低下。日経平均RSIは27%→19%に低下。25日線かい離率は、-3.63%→-7.98%と、ともに売られすぎゾーンに入ってきました。騰落レシオは95%→84%に低下。底値ゾーンの80%割れに近づいてきました。テクニカル的には、良いところに来た、といえそうです。

 まあ、昨日までは買いで抵抗する投資家もいたようですが、市場最大の下げ幅…という数字を見せられては、買い向かうことに躊躇せざるを得ないということでしょうか。業績を増額修正したものや自社株買いや増配など好材料を出したものも、板が薄いために小口の売りで値を崩していきました。まあ、米国株次第…という条件付きですが、底値に届いた、という印象はあります。短期的に急反発する場面もあるかもしれませんが、しばらくは、疑心暗鬼の展開からレンジ相場に入っていくのかもしれません。まあ、米国株の動きがはっきりするまで動かないか、それとも、来期の増益を信じて長期方針で買い持ちするか…投資方針を決めておくのが重要になりそう。今のところ、GLOBEX市場のニューヨークダウ先物は、100ドル高付近で持ち合う動き…。日足一目均衡表の「雲」内に戻ってきましたが…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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