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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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船が沈没しかかっているのに、主導権争いは無いでしょう…
 体調が悪く、昼から横になっていましたが、パソコンの電源を入れたら、えらい様子が変わっていました。どうりで、携帯が何度も鳴っていたはずです。電話をかけた方、ごめんなさい…。

 さて、22日水曜日の日経平均は631円56銭安の8674円69銭、TOPIXは67.41ポイント安の889.23と、ともに4日ぶりに急反落して終わりました。日経平均サイコロは5勝7敗、騰落レシオは66、RSIは30、25日線かい離はマイナス17%でした。出来高概算は21億5000万株、売買代金は1兆8800億円でした。

★まだ終わっていなかったヘッジファンドの換金売り
 まさか、為替の方から来るとは思いませんでしたね。後場からユーロが急落し実に4年8ヶ月ぶりに、1ユーロ127円台をつけています。欧州の景気状況がさえないほか、アイスランドやスイスの金融懸念がくすぶっており、ユーロを売る動きが強まりました。 また、昨日懸念材料としてあげたリーマンのCDS決済に絡み、ユーロやスイスフランを売ってドルの手当てをした、という話もながれています。ただ、市場が一番気にしていたのは、解約申込の期限が先週通過したものの、ドル売り・ユーロ買いのポジションを取っていたヘッジファンドの巻き戻しが続いていること。来月の決算期を控え、依然として換金売りが続いているのではとの思惑です。先週の段階で、換金売りは通過した、とみていただけに、市場の受けたショックも大きかったようですね。

 また、日本の輸出企業の今期の想定為替レートは1ドル105円、1ユーロ155円というところでしたが、現在の為替レートでは巨額の為替損失を出してしまうことになります。もともと、輸出企業の業績への影響が気にされていましたが、流石に1ユーロ120円台となると、リバウンドなどといってはおられず、先物から売られ、あとは買いの手仕舞いなども巻き込み、値下がり幅を拡大したようです。

★新興市場の金融情勢は悪化
 前場中は、GLOBEX市場の米国株先物は全て大幅に反発していましたので、昼から買われるかな…と思っていましたが、結局、GLOBEXも反対に二桁下落するという格好で、急落しています。上がれば、悪材料を忘れ、下がれば今まで無視していた悪材料が、大いに気になる…というパターンですね。どうも、まだ、市場心理は立ち直っていないようです。金融危機が何も解決されていないことは、何度も指摘してきましたが、アイスランドは円建て債の利払い懸念が生じ、アルゼンチンは対外債務の返済原資に充てるため、民間の年金基金を国有化する、という強硬措置を発動。アルゼンチンの金融市場に激震が走っています。
 
★主導権争いの間隙を衝かれた今日の為替変動
 なんか、最近の金融危機対応を見ていると、英国、フランスが主導権争いを始め、米国がリーダーシップを取られてたまるか…と、お互いに中国を巻き込み金融危機対策G7会合をめぐって、せめぎ合いをしている感じがします、結局、今回のユーロ・スイスフラン売り、円・ドル買いもこの隙をついたものでしょう。主導権争いなんかする暇なんか無いはずですが、困ったものです。それに、欧米とも敢て日本を無視しているような感じがしますね。お前は金だけ出して口を出すな…という事のようですが、中国をパートナーとして見るのはいかがなものでしょう。野放図な経営をする国営企業に貸付不良債権化している貸付がいくらあるか分からない…また、多発する倒産や上昇率が鈍り始めた不動産価格、高まるチャイナフリーなど、これから中国の上げ底経済の馬脚が現れてきます。

★日本無視、中国重視の欧米は大丈夫…?
 結局、日本のバブル崩壊克服のノウハウは、「俺たちとは違う…」の一言で片付けられてしまいそうな感じです。どうもまだ今回の危機の本質と原因が今の欧米の指導者たちには分かっていないようです。市場のしっぺ返しが怖いですね。一体、証券化商品の総額はいくらあるのか、またCDSの状況はどうなっているのか、金融機関の抱える不良債券の額はいくらあるのか…いまだに、額の査定が済んでいませんし、やろうともしていません。一方で、危機が起こるたびに資金供給し、米国の輪転機はわずか一ヶ月で一年分の発券量に見合う分を印刷しています。場当たり的としか言いようがありません。今日伝えられた話では、金融機関の資本補填につぎ込まれたはずの公的資金を本来の目的である市中への還流にまわさず、買収資金に当てるというふざけた金融機関も出てきているようです。やはり、欧米の金融機関は「病」を抱えている…と言わざるをえないようですね。

 とことん市場から反撃を食らったらいいでしょう。

★長大陰線と長大陽線
 さて、昨晩の米国株からも、場中のGLOBEXからも援護射撃をえられなかった今日の日本株ですが、やはり16日の長大陰線の下押し圧力の影響を受けてしまいました。会員の方からも、陰線の圧力が強いならさらに下押すのか…との質問がありましたが、この陰線も実は、その前前日14日の長大陽線の影響下にあります。この陽線の寄り付き値8407円を切らない限り、長大陰線も上昇エネルギーの影響を受けています。米国株の動きにもよりますが、当面は、長大陰線の引け値8458円付近が、押し目の限界とみておけばいいのではないでしょうか。

 1ユーロ120円台に入ってきましたが、欧州からの輸入に頼るチーズなどの乳製品やワインなどの会社はさぞかし儲けることでしょうね。ハイテク企業だって市場占有率が高い輸出品なら値上げする、という方法だってありますよ…。

 
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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