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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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本日の日本株は、米半導体関連株の上げを受け関連株が買われたものの、GLOBEX市場の米株波乱を受けた先物への仕掛け的な動きを受け、指数は高安まちまちで終了。
 対ドルでのユーロ安が続き、1.2309ドルまで低下してきました。2月11日に付けた直近安値1.204ドルを切り、ユーロ安トレンドを確定できるかどうか、正念場に入ってきました。これは、ドル円の関係でも同じ、直近レポートでも、テクニカルな状況から短期的に円安方向に触れる可能性がある…としましたが、やはり、ユーロ安に支えられ円安に振れています。ただ、約一年間、108円~114円のボックス相場を続けてきましたが、この圏内に戻り、再び、114円を目指せるような円安トレンドに乗れるか、それとも、ボックス下限の抵抗線に押し戻され、円高が進むのか…こちらも、まさに正念場に入ってきました。今晩のFOMC議事録で、最近の数々のインフレの兆候を受け、どのような見解が示されてくるか…、3回なのか、4回なのか、それともそれ以上の回数が必要になるほどの切迫したインフレ懸念なのか…、市場は今晩のFOMC議事録から、何とか兆候を読み取ろうとするでしょうが、市場がこれだけ波乱しているときに、追い打ちをかけるようなことはできず、地区連銀総裁らのタカ派の意見を利用しながら、市場に想定している利上げ回数を浸透させ、3月FOMCで、参加者による金利見通しで追認させるというような手法になることも…。上昇ピッチを速めてきた短期金利の方に焦点が移りそう。

 本日の日本株は、米株安を受け反落して始まったものの、円安が進行したことを好感。米国市場で半導体関連が買われた流れを受け、東京エレクトロンなど関連株が買われ、日経平均は、前引けにかけ、上げ幅を拡大。後場寄り後にこの日の高値2万2130円(前日比205円高)をつける場面も…。ただ、GLOBEX市場で米株先物が下落に転じると、仕掛け的な先物売りが増加。裁定解消売りが入ったことや、米国で金融株が売られた流れを受け銀行、証券、保険など金融株が売られ多ことも響き、後場寄り後まもなくこの日の安値2万1836円(同89円安)をつけ、短時間で300円近くぶれる荒らう値動きになりました。引けにかけては、売り買いが交錯するなか、半導体株の堅調に支えらた日経平均は反発したものの、内需大型株の下げが足を引っ張ったTOPIXは、小幅に続落して終了。

 日経平均終値は、45円71銭高(0.21%)の2万1970円81銭、TOPIX終値は、0.84ポイント安(0.05%)の1761.61ポイント。NT倍率は、14.44倍→12.47倍に上昇。出来高は、前日比1.45億株増の13億8202万株、売買代金は同4472億円増の2兆6862億円と、今年最低の商いになった昨日から増加に転じました。騰落状況は、値上がり1087、値下がり897と買いが優勢。
 今日の終値での日経平均サイコロは、6勝6敗に上昇。TOPIXサイコロは、5勝7敗に低下。日経平均RSIは35%→37%に上昇。13日の18%を底に増加していますが、依然、底値ゾーンの40%以下の水準。25日線かい離率は、-3.875%→-3.341%と、マイナスかい離は縮小。騰落レシオは87%で横ばい。底値圏ながら、方向感の無い動きが続いています。

 まあ、今日の動きにあるように、全体の出来高が減少してくると先物売買の影響が増してきます。今日発表された裁定買い残(13日~16日売買分)は、前週から約1690億円減の1兆5708億円に」減りました。最近のピークは、1月26日現在の2兆8551億円ですから、わずか3週間で1兆2850億円も減少。裁定解消売りが指数を押し下げた側面も大きいようです。まだ、1兆5000億円をこえる残がありますから、今のような薄商いが続けば、先物の動き次第では、まだ下げ余地があることになりますが…。相変わらず、CTAにつながる欧州系証券の売りが続いていますが、持ち高の調整なのか、新たな売り残を積み上げているかの動きがはっきりせず、動きが懸念されます。3月9日はメジャーSQになりますが、本来ならこれだけ裁定買い残が減少してくると、裁定業者が買い残を積み上げるような動きに出てくるのですが、今のように先行きが見通せない中では…。当面、個人が主導する短期の波乗り相場でやり過ごし、米国株の動きを待つというところか…。まあ、直近レポートで「我慢の相場路線」を打ち出しましたが、米国の動きを見るように、グロース株の強い動きは変わっていません。日本でも、同様のパターンになりそう。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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