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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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本日の日本株は、個別の材料株が短期筋の買いに賑わったものの、米株先物の下落を受けた先物筋の売り仕掛けに、日経平均、TOPIXとも下落して終了。
 なんだか米国株はドタバタ劇を演じているような感じです。日本株もあおりを食って乱高下していますが、よく見ると、まだ、前週末の引け値水準…。方向感の無い展開が続いています。金利の低位安定を前提にしたアルゴリズム運用は、VIX指数の急伸で前提条件が狂い、現在はソフトの見直しが行われているのではないでしょうか。一昨日は、二年債入札の不調を受け金利が上昇すると、引けにかけて下落幅を拡大。昨日のFOMC議事録でも、想定通り、市場を波乱させるような強い利上げ意思は示していません。ところが、FOMC声明文発表時には、一気に株式が買われたものの、同時に、発表前に2.89%台にあった10年債金利が、一気に2.94%台に上昇。2014年1月来の高値になると、一転して株が売られ、短時間で500ドル近く値を崩す…という、荒い展開。

 コンピューターが、FOMC声明文の文言を読み解き、景況感を上方修正したものの、金融引き締めに関しては「ハト派」的と呼んで、株の買い指示を出したものと思われますが、10年債金利が高値水準を更新してくると、今度は、売り指示を出す…という具合で、訳の分からない動きになっています。まあ、運用側の混乱ぶりがうかがえますが、彼らの自慢のAIは、3%台の長期金利が米経済にどんな影響をもたらすと読んでいるのでしょうか。レポートでも書いてきましたように、米10年債金利は、長期の上値抵抗線を抜いており、トレンド転換をうかがわせますが、一方、まだ、高値と安値の各水準を切り下げる金利低下トレンドは継続中。2014年1月の3.041%を上回って初めてトレンド転換が起こるはずですが…。このあたりを、コンピューターはどう判断するのでしょう。

 一部の米地区連銀総裁は、短期的な物価指標や平均時給のような1回の月次指標に反応しすぎ…と警告していますが、9日に発表される2月雇用統計で平均時給が伸び悩んだ場合の反応は…?一部のアナリストは、1月雇用統計の平均時給の上昇は、18の州が最低賃金を引き上げた影響が大きく、額面通りには受け取れないとしていましたが、この場合には、長期金利が低下して株価は暴騰するのでしょうか…。昨日の、債券市場と株式市場のちぐはぐな反応を見ても、まだ、安定するには時間が必要な感じを受けます。

 本日の日本株は、米株安を受けて、売りが先行。CME日経平均先物終値にさや寄せする先物売りから、裁定解消売りが入り、日経平均は反落してスタート。売り一巡後は、模様眺めの動きになりましたが、GLOBEX市場の米株先物が下落して始まり下げ幅を拡大すると、先物に仕掛け的な入りが入るとともに、円が上昇。これを嫌気した売りが主力株に広がり、下落幅を拡大。前場半ばに日経平均はこの日の安値2万1626円(前日比344円安)をつけていました。ただ、押し目では国内投資家からの押し目買いが入り、前引けにかけ下落幅を縮小。後場からはGLOBEX市場の米株先物睨みで2万1700円台を挟んだ膠着した動きが続き、結局、日経平均は反落、TOPIXは続落して終わりました。

 日経平均終値は、234円37銭安(1.07%)の2万1736円44銭、TOPIX終値は15.44ポイント安の1746.17ポイント。NT倍率は、12.47倍→12.45倍に低下。出来高は、3254万株減の13億4948万株、売買代金は960億円減の2兆5902億円と、薄商いが継続。先物売りに伴う裁定解消売りの影響が強まっています。騰落状況は、値上がり542、値下がり1455と、売りが優勢。
 今日の終値での日経平均サイコロは6勝6敗、TOPIXは5勝7敗と、ともに変わらず。日経平均RSIは、37%→30%に低下。25日線かい離率は、-3.34%→-4.01%とマイナスかい離が拡大。指数系はなかなか底離れできないようです。騰落レシオは3日連続で87%。物色にも広がりがみられません。

 今日発表された投資主体別売買動向(13日~16日)で、海外投資家の現物売りは、前週の6446億円から362億円に減少。売り一巡感が出ています。しかし、先物売りはこの週も継続。5000億円をこえています。前週の1兆1520億円からみると、半減していますが、依然、株価圧迫要因になっています。以前にも書きましたが、海外ヘッジファンドの2017年末の日本への投資残高は総運用資産のわずか0.8%の184億ドル(2兆円弱)しかありません。たったこれだけに、日本株を操作できるほどの力を持つとは思われませんが、レバレッジを効かせれば最大50兆円近い資金になります。実際、どれくらいの残高に積み上がっているのかわかりませんが、なかなか、売りが止まらないところを見ると、想像以上に買っていたのかもしれません。

 先日のVIXショックで、世界的なリスク資産の見直しが進んでおり、日本でもこの影響が及んでいるのではないでしょうか。ただ、問題は、わずか2兆円弱の資金で日本市場をかく乱しているということ…。中国が先物を導入するときも、海外からの要求に抵抗してレバレッジは6.7倍に押さえましたが、これは日本に及ぼした先物の影響を調べてのことといいます。彼らが、もし、もっとまとまった資金を日本に振り向けて先物に回したら、しっぽが胴体を振り回すどころに騒ぎではありません。先物本来のヘッジの機能なんてほとんどだれも使っていないようですし、日本経済の健全発展のためにも先物制度の改善に取り組んでほしいものですが…。まあ、指数は、2014年型の動きに移行しそう。耐えて耐えて耐え抜くか…、それとも指数の動きとは関係なしに成長していける銘柄にスイッチするか…。まずは米国株が立ち直ることが最大ポイントに…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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