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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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昨日の米国株は、パウエル新FRB議長のタカ派的な姿勢に金利が上昇したことを嫌気。イベント通過による益出しの売りも手伝い、主力3指数とも反落して終了。
 おはようございます。
 昨日の議会証言で、パウエル新FRB議長は市場に対し甘い顔を見せませんでした。市場が波乱していることもあり、フレンドリーな発言があるのでは…と市場(特に、債券関係者)は期待していたようです。しかし、議長は「株式市場は、経済の一要素ではあるが、経済そのものではない…」と、一蹴。3月FOMCで、「前回FOMC後の景気情勢を踏まえ、メンバーが新しい金利の道筋を示す」と、利上げをさらに進めることを臭わせるような発言もしています。今回の証言を受け、年内3回の利上げ確率が高まったほか、4回利上げ確率も30%近くに上昇してきました。基本的に、市場に動揺を与えない…という、前議長の方針は継承されるものと思われますが、市場からなめられてはFRB主導の政策遂行が難しくなりますから、初対面では思い通りにならない人だという強面の印象を与えておく必要があったことは確か。その意味では、無難なデビューだったといえるのではないでしょうか。

 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万5410ドル03セント      -299ドル24セント(1.16%)
 NASDAQ総合指数      7330.35ポイント         -91.11ポイント(1.23%)
 S&P50              2744.28ポイント         -35.22ポイント(1.27%)
 CME日経平均先物      2万2175円            -205円
 10年物国債金利       2.908%              +0.049%
 ニューヨーク原油       63.01ドル             -0.90ドル
 GOLD              1319.3ドル            -13.5ドル
 ドルインデックス       95.40                +0.52


 昨日の米国株は、パウエル新FRB議長の下院議会証言を控え模様眺め気分が強まりましたが、朝方発表された消費者信頼感指数が、2000年のITバブル時以来の水準に上昇したことを好感。買いが先行し、小幅に続伸してスタートしました。議会証言に先立って公開された資料で、イエレン前議長の政策が承継されることへの安心感も買いを支えたようです。ニューヨークダウは寄り後まもなくこの日の高値2万5800ドル(前日比91ドル高)をつけていました。ただ、議会証言が始まり、好調な景気や雇用、インフレ目標達成に強気の姿勢を見せたことや「3月会合でFOMCメンバーが新しい金利の道筋を示す…」などと発言したことに債券市場が敏感に反応。金利が上昇に転じると、次第に売りが拡大。引けにかけ下落幅を拡大する展開に…。ニューヨークダウは前日まで900ドル上げていましたが、イベント通過でいったん益出しをしておこうという動きも強まったようです。主力3指数ともそろって反落。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり683、値下がり2301(NASDAQ市場は、726-2229)と、ともに売りが優勢。VIX指数は2.79ポイント上げ18.59ポイントに上昇。

 NYダウは4日ぶりに反落。採用30種は、値上がり2(インテル +1.63%、ボーイング +0.32%)、値下がり28。買収が決まっていた英衛星テレビスカイにケーブルテレビのコムキャストが買収を提案したことが嫌気されウォルトディズニーが4.5%安と採用銘柄中最大の下げ。単独で指数を34ドル分押し下げました。メルクが2.39%、ベライゾンが2.14%それそれ下落。ディフェンシブ系の弱さが目立ちました。ドル安を嫌気して多国籍企業のナイキが2.33%、マクドナルドが1.79%、キャタピラーが1.48%、それぞれ下落。指数の足を引っ張っていました。ニューヨークダウは、前日、当面の抵抗線だった25日線を上回り、強気ゾーンに入ってきましたが、この日はイベント通過によるポジション調整売りから反落。ただ、依然、25日線上にとどまっているほか、上昇中の50日線も下値を支持。中期の下値支持線である13週線も3週連続して上回っており、基調的な強さに変わりはないようです。しばらくは、このゾーンでもみ合いながら金利の落ち着きと、それに見合った株価水準を探る動きになるか…。この日も、SOX指数の下げは、わずか5.5ポイントの下げにとどまっており、基調のつい良さが目立ちます。

 米国株は、反落。円は、米金利上昇を受け、対ドルは107円30銭台に下落。対ユーロは131円60銭台と横ばい。CME日経平均先物は、大証先物終値を205円下回る2万2175円で帰ってきました。レンジは、2万2170円~2万2510円。本日の日本株は軟調に推移しそう。円が下落しており下落幅は限定的に…。2月19日の戻り高値2万2152円付近が急所。国内投資家の姿勢が鈍く、引き続きGLOBEX市場の米株先物の動きを見ながらの展開に…。為替市場が米金利を見て動きだしたのは、円にとっては朗報か。引き続き、ソニー、米SOX指数の強さを受けた半導体関連。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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