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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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昨日の米国株は、鉄鋼・アルミへの輸入関税適用に関し、交渉余地を残したことを好感。多国籍企業が買い戻され、主力3指数とも上昇して終了。
 おはようございます。 昨晩は、全身に蕁麻疹が出て病院に行っていましたので、書き込みができませんでした。ご容赦!

 鉄鋼・アルミへの輸入関税措置に大統領が署名。昨日、正式に実施が決まりました。当初、すべての国に適用する、としましたが、NAFTA((北米自由貿易協定)で交渉中のメキシコとカナダは除外。米国と友好関係にある国や同盟国は、今後の交渉機会を与えるものとされました。交渉の窓口はUSTR(合衆国通商代表部)が当たるということです。市場は一安心したようですが、要はこれから貿易交渉を始める国に対し、ディール時に相手の譲歩を引き出すための材料にした、ということなんでしょう。まあ、一時のぎすぎすした状態からは一歩後退した感じですが、これからの日本との交渉を考えると、大丈夫だろうか、と思いやられます。まだまだ、続編がありそうです。
 
 8日の米国市場動向
 ニューヨークダウ              2万4895ドル21セント      +93ドル85セント(0.38%)
 NASDAQ総合指数             7427.95ポイント         +31.30ポイント(0.42%)
 S&P500                    2738.97ポイント          +12.17ポイント(0.48%)
 CME日経平均先物(3月限)       2万1660円            +280円
             (6月眼)       2万1465円            +85円
 10年物国債金利              2.856%              -0.027%
 ニューヨーク原油              60.12ドル             -1.03ドル
 GOLD                     1322.7ドル            -4.9ドル
 ドルインデックス              90.13                +0.54% 


 昨日の米国株は、この日発表される鉄鋼・アルミへの輸入関税に関し、カナダ、メキシコ以外にも適用除外国が広がるとの観測から、報復を恐れて売られていた多国籍企業に買い戻しの動きがあり、高寄りしてスタート。ニューヨークダウは、寄り後にこの日の高値2万4950ドル(前日比149ドル高)をつけていました。ただ、正式に発表される内容を見極めたいとのムードが強かった他、米国内の原油生産が過去最大に増加したことを嫌気して原油価格が60ドルの大台を割り込んだことも嫌気され、寄り付きの買い一巡後は急速に上げ幅を縮小。昼頃には、マイナスに転じ、この日の安値2万4703ドル(同98ドル安)をつける場面も…。その後、正式に署名された内容が分かり、関税適用に交渉余地を残したことを好感。引けに買い戻しなどから引けにかけ右肩上がりの動きとなり主力3指数とも上昇して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1712、値下がり1251(NASDAQ市場は1557-1355)とともにかいが優勢。VIX指数は、1.22ポイント下げ16.54ポイントに低下。一時、2月2日以来の14.91ポイントまで低下する場面も…。

 NYダウは反発。採用30種は、値上がり24、値下がり6。J&Jが、2.34%上げ、採用銘柄中最大の上げ。海外生産に依存することで報復や米保護貿易によるコスト負担増を嫌気し売られていたアップル(+1.09%)、キャタピラー(+1.37%)、ナイキ(+1.46%)など、多国籍企業が買い戻されて上昇。指数の上げに寄与しました。一方、IBMが1.33%、インテルが1.13%、ユナイテッドテクノロジーが0.79%、それぞれ下落。ハイテク株の動きが悪かったようです。NYダウは、日足一目均衡表の「雲」下辺が抵抗帯になり横ばいの動き。引き続き、25日線も頭抑えになっています。当面、上昇中の100日線と下落中の25日線に挟まれた持合いの動きに変化なし。引き続き、NASDAQ市場がリードする展開が続きそう。

 米国株は上昇。円は、ECBがテーパリングに向け一歩踏み出したものの、材料出尽くし感からユーロが売られ、対ドルは106円10銭台と横ばい。対ユーロは130円70銭台に上昇。CME日経平均先物は、実質6月限りに後退。6月限りの大証終値を265円上回る2万1465円で帰ってきました。レンジは、2万1110円~2万1475円。本日の日本株は、堅調に推移しそう。日銀金融政策決定会合の結果待ちだが、焦点は黒田日銀総裁の会見の方。CME終値にサヤ寄せして」高寄り後は模様眺め気分が強まりそう。引き続き、個人主導の材料株物色が続きそうですが、やや買われすぎのものも増えてきており、銘柄選別は慎重にしたい。期末接近で、銀j校の外債投資損の穴埋めの益出し売りが懸念されるものの、期末の権利取りへ向けての動きも始まることから、短期的に物色対象が変化する可能性があることは頭に入れておきたい。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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