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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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週末の日本株は、内憂外患の相場環境を嫌気した売りや、来週のFOMCを意識したポジション調整売りに、反落して終了。
 内憂外患に揺さぶられた1週間が終わりました。トランプ政権のスタッフ交代は、今週も続き、週明け早々から、政権の大番頭に当たるティラーソン国務長官を本人との事前調整なしにいきなり解任。意見が異なるとはいえ、例を失した解任劇になりました。また、昨日はワシントンポストがマクマスター補佐官(安全保障担当)の更迭の可能性を報じ、報道官が否定する騒ぎもありました。北朝鮮の非核化の交渉を控え、政権内をタカ派で固め、交渉が決裂した場合、いつでも武力行使に移れるという体制を整えておくという狙いが…、また、最大貿易赤字国の中国と交渉を始めるにあたり、自由貿易論者を排し、対中強硬派を配置しておくという目的があったのでしょう。その時、その時の政権課題を解決するために、最適の人材を配置するという狙いはわかりますが、「三顧の礼」で政権に迎えたスタッフを、一方的に切り捨てるやり方は、いかがなものかと思いますが、この人のビジネスの手法なんでしょう。さぞかし、恨んでいる人も多いのでしょうね。とにかく、当面は、北朝鮮との交渉と、貿易赤字削減に注力する方針を人事で示した、ということか…。

 週末の日本株は、ニューヨークダウの上げを好感。CME日経平均先物終値にさや寄せする先物買いから、続伸してスタートしました。ただ、買い一巡後にマクマスター補佐官の更迭報道があり、リスク回避で円が買われると、歩調を合わせるようにまとまった先物売りが入り、下落幅を拡大。東京エレクトロンやファナックなど値がさの指数採用銘柄に裁定解消りが出て、下落幅を拡大。GLOBEX市場の米株先物が下落したこともあり、日経平均は、後場寄り後まもなく、この日の安値2万1632円(前日比171円安)をつけていました。週末控えであることや、週明けに米FOMCを控え、売り買いとも手控えられ、引けにかけては小動きの展開に…。前日に続き、為替の影響を受けにくい内需系の材料株が買われていました。日経平均、TOPIXとも反落して終了。

 日経平均終値は、127円44銭安(0.68%)の2万1676円51銭、TOPIX終値は、6.97ポイント安(0.40%)の1736.63ポイント。NT倍率は、12.51倍→12.48倍に低下。日経平均型に売り圧力がかかりました。出来高は、2.13億株増、13億8806万株、売買代金は4748万株増の2兆7098億円と、ともに増加。引けで商いが急増しており、決算に絡む動きがあったのかもしれません。騰落状況は、値上がり705、値下がり1277と、売りが優勢。
 今日の終値での日経平均とTOPIXサイコロは、ともに6勝6敗で変わらず。日経平均RSIは48%→42%に低下。25日線かい離率は、+0.57%→+0.03%と、かろうじて25日線(2万1670円)を維持して終わりました。騰落レシオは104%→98%に低下。テクニカル面からは方向感の無い展開に…。

 日経平均は、週間では続伸。以前から書いてきたように、25年間の上値抵抗帯を抜いてきたことで、このゾーンが下値抵抗帯に変化したかどうかを瀬踏みする動きが続いています。円高傾向で、今、来期の業績見通しが下方修正されるのでは…との懸念が、先行き不安を高めているようですが、内外から悪材料が相次いでいるにも関わらず抵抗帯を割り込まない強さを評価すべきでではないでしょうか。世界の景気は、2019年まで拡大すると予想されているのに、何故弱気するのかよくわからないところがあります。今、日本株を売っている海外投資家は短期狙いの投機筋。年初から売り始めて3か月目に入っていますし、そうそう長くポジションを維持することはできないはず…。また、国内投資家の売りは、危ないとわかっていて米債投資に走り、案の定、損をした金融機関の穴埋めの売り…。ともに時間がたてば、需給は改善してくるはず…。

 まあ、25年間騙され続けてきたゾーンですから、投資家の信頼を回復するには、それなりの時間が必要。以前から、「我慢の相場」になるとしたのはこのあたりから。投資家が下値に自信を持ち買い上がりに来るまでは、小型の成長株優位の展開に…。待ち伏せ感覚を重視してきましたが、昨日は、働き方改革で注目してきたMKシステムが増配と株式分割を発表して急伸。インバウンド関連で注目してきたザ・パックも4000円大台にリーチをかけてきました。人手不足関連で待ち伏せで注目したアルプス技研も本日は新高値…。来週も同じ方針で望むところ。週半ば21日に休みを挟むことからやりにくいところはありますが、この日の夜にFOMCの結果が分かります。利上げは間違いないところですが、関心事は参加者による金利見通し。長期見通しが引き上がると10年債金利も上昇する可能性があり要注目。
 詳しくは、日曜日に発信するレポート18日号で解説します。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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