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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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本日の日本株は米株安にも関わらず、主力株への配当分の再投資の買いなど政策的な買いもあり、日経平均、TOPIXとも4日ぶりに反発して終了。
 25年来日経平均の頭を押さえ続けてきたゾーンが、上値抵抗線から下値支持ゾーンに変化したかどうかを試す動きが続いています。25年間、日銀の金融政策の失敗や大蔵、財務省の政策失敗が続き、そのたびに円高が進み何度も騙されてきた投資家心理には、「今度も…」という負の心理が染みついてしまっているようです。まあ、だまされ続けてきた年月が半端なものでないだけに、確信に変わるにはそれだけ時間が必要ということなんでしょう。「我慢の相場」が続く…としたのも、このあたりが理由です。

 しかし、「今度こそ…」と思った矢先に、森友学園への国有財産売却に関する公文書偽造問題が浮上。海外投資家が日本株を買う唯一の理由だった「政治の安定」が揺るごうとしています。マスコミが騒ぎ立て、政局問題に発展。過去何度も使ってきた支持率調査を実施。政権崩壊の方向に追いやろうとしています。どうも、日本人は新聞やテレビで報道されているものが正しいもの…と信じ込んでいる節があります。自分の経験では、記事が、まず結論ありき…で、作られるケースも多いようです。取材対象の話したことで、自分の結論に沿った部分だけを切り取って、記事を構成することもあるといいます。記者が中立な姿勢で書いた記事が、いつの間にか書き換えられていた、という笑えないような話も間々あるようです。腹をたてた記者が怒って椅子を蹴飛ばしている場面もありました。世論調査に関しても、一定の結論に導くような質問内容が含まれているのではないかなど、読者が目にする記事などを疑ってかかる批判的な姿勢が必要に思いますが…。自分の取材体験でも、取材先で、何度か、自分が意図したことと、まったく違うことを書かれたと、嘆かれたことが何度もありました。それが、大手の放送局だったため泣き寝入りした、という話も…。まあ、米国ではマスコミの流す話を100%信じる人はいないといいますが、日本人も、そろそろ大人になった方が良いのでは…。

 本日の日本株は、米FOMCが想定通り利上げを決定。年内の利上げ回数も事前予想通り3回に据え置かれたことを受け、休み前に先もの売りでヘッジされたいたものを買い戻す動きから、堅調あスタートになりました。商社や電気機器など主力株に幅広く買いが入っており、何らかの事情で玉を手当てしたものと思われますが、為替を無視して買われており、配当分の再投資に絡んだ動きがあったのかもしれません。実需買いが入ったことや、GLOBEX市場の米国株が堅調に推移していたことで、先物の買い戻しも続き、終日上げる展開に…。日経平均は引け近くにこの日の高値2万1592円(前日比212円高)をつける場面も…。内需、外需にかかわりなく主力が幅広く買われたほか、短期資金が小型材料株を買う流れも継続。円高にも関わらず、値上がり銘柄数が1300を超える強い動きでした。

 日経平均終値は、211円02銭高(0.99%)の2万1591円99銭、TOPIX終値は11.02ポイント高(0.65%)の1727.39ポイントと、ともに4日ぶりに反発。NT倍率は12.46倍→12.50倍に上昇。日経平均型銘柄の上げが大きかったようです。出来高は、2億株増の13億8548万株、売買代金は4139億円増の2兆6698億円とともに増加。まとまった資金が買いに入った可能性があります。騰落状況は、値上がり1304、値下がり689と買いが優勢。
 今日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは、ともに7勝5敗に上昇。日経平均RSIは、38%→47%に上昇。25日線かい離率は、-1.37%→-0.486%にマイナスかい離が縮小。騰落レシオは101%→108%に上昇。、モメンタムは強気に傾いています。ただ、日経平均は、上昇中の200日線と25日線(2万1697円)の間で動いており、依然、指数の方向感は出ていません。

 明日23日からは米国の鉄鋼、アルミへの輸入関税が発動されます。また、知財関連で中国に制裁関税をかける方針も出てきました。また、明日は暫定予算の期限切れを迎えますが、このところの大統領の暴走ぶりにあきれ、予算の作成に反対する議員も多いといい、果たして無事に通過するか…。また、中国も制裁関税に関しては報復する…としており、まだまだ、心配なところもあります。今日の上げについては、ファンダメンタルに基づくものではなく、一時的な需給要因に基づくものと思われ、米株次第では引き戻される可能性も…。今取り取引されているニューヨークダウ先物は、200ドル近く下げており、今晩の米国市場への影響が気になるところ…。とにかく、指数や主力株は我慢の相場。指数が大きく波乱しないことを前提に小型材料株が買われる流れは、まだしばらくは続きそう。今日は、レポート注目株では、小野薬品、アルプス技研、ベクトルが新値を更新、トラステッウ、TDCソフトが戻り高値を更新。小物は堅調に推移していました。まあ、きつい向かい風になっても何とか25年来の下値支持ゾーンは守ってもらいたいものですね。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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