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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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昨日の米国株は、想定通りFOMCの利上げが実施されたものの、年内利上げ回数増やタカ派的な声明文の内容を嫌気し、主要3指数とも下落して終了。
 おはようございます。
 FOMCは、予想通り2015年末に利上げを開始して以来、7回目の利上げを実施しました。声明文では、インフレ見通しや景気見通しを引き上げたほか、利上げが続いていることを受け、時代遅れになった「景気刺激的な低い金利水準を維持する…」という文言を削除するなど、全体的にタカ派色を強めた内容になりました。ただ、2020年まではインフレ率がFRBが目標とする2%を上回っても容認する…とし、性急な引き締めをしない方針を示すなど、市場への配慮も忘れていません。参加者による金利予想では、年内利上げ可能回数が4回に修正されたものの、2019年の3回は据え置かれています。また、長期金利見通しは、2020年に3.4%程度に上昇したあと、2.9%程度に落ち着くと、長期の見通しは据え置かれています。ただ、長期金利は、3.4%に向けて上げていく余地が生まれたことは注目したい。

 13日の米国市場動向
 ニューヨークダウ          2万5201ドル20セント       -119ドル53セント(0.47%)
 NASDAQ総合指数         7695.70ポイント          -8.09ポイント(0.11%)
 S&P500                2775.63ポイント          -11.22ポイント(0.40%)
 CME日経平均先物         2万2780円             -130円
 10年物国債金利          2.9737%              +0.017%
 ニューヨーク原油          66.64ドル              +0.28ドル
 GOLD                 1302.9ドル             +3.5ドル
 ドルインデックス           93.58                -0.25
 

 昨日の米国株は、この日午後のFOMCの結果待ちから、売り買いとも手控えられ値動きの乏しい始まりになりました。朝方は、小高く始まり、ニューヨークダウは寄り後にこの日の高値2万5362ドル(前日比42ドル高)をつける場面もありましたが、その後は前日引け値を挟み小動きの展開に…。発表時間が迫るとともに、警戒的な売りから下落幅を広げる場面もありました。ただ、FOMCが予想通り利上げを決定すると、金融株などを買い戻す動きが強まり、一旦は前日引け値水準まで戻しました。しかし、年内の利上げ回数が4回になる可能性が強まったことや、景気刺激的な金利水準を維持する…とした文言が削除されるなど、全体的にタカ派的なトーンが強まった、との見方から引けにかけて売り直され、主力3指数とも下落して終了しています。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり999、値下がり1963(NASDAQ市場は、1296-1647)と、ともに売りが優勢。VIX指数は、0.60ポイント上げ12.94ポイントに上昇。

 NYダウは続落。採用30種は、値上がり7、値下がり23。メディア市場の再編期待からウォルトディズニーが1.9%上昇。金利上昇を受けGSが0.62%上昇。この2社で指数を22ドル分下支えました。このほかインテルが0.38%、メルクが0.24%、それぞれ上昇したものの、上げ幅は僅少。一方、金利上昇を嫌気しベライゾンが2.9%下落。次いで、ボーイングが1.83%下落。単独で指数を47ドル分押し下げていました。このほか、デュポンが1.73%、キャタピラーが1.77%、それぞれ下落。6銘柄が1%超え下落し、指数の足を引っ張りました。
 NYダウは、続落しましたが、先ごろから指摘してきた最近の高値を結んだ下値支持線上の動きは維持。当面はこのラインを維持できるかどうかがカギに…。主要3指数の中で下落率が大きくなっていますが、週末に日本のメジャーSQに当たるクワドルプルッチングを控えており、決済に絡む動きが出た可能性も…。NYダウ、S&P500 とも3月中旬の戻り高値を抜いていないことから、先行して、抜いているNASDAQ総合指数優位の展開に変化なし。年内利上げ回数の増加、2020年金利見通しの引き上げなど、金利情勢に変化が出ており、織り込みにはやや手間取ることもあるか…。

 米国株はFOMCのタカ派的な内容を嫌気して下落。円は、市場の関心がECB理事会に移り対ユーロでドルが売られた流れを受け対ドルは110円30銭台に小幅に上昇。対ユーロは130円台に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を130円下回る2万2780円で帰ってきました。レンジは、2万2780円~2万2930円。本日の日本株は、CME終値にサヤ寄せして安寄りした後は、為替や米株先物睨みの神経質な展開になりそう。CME日経平均先物の出来高は減少しており仕掛的な動きはなさそうですが、一部に、明日の日銀金融政策決定会合で、金融正常化へ向けての動きが出るのでは…との観測も出ており、海外投機筋が売りポジションを作りに行く可能性も…。日経で調査会社の5G関連の経済波及効果が出ていましたが、関連株が買われて来るか…。ECB、日銀ともタカ派に転じてくることへの警戒感が強まりそう。 
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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