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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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昨日の米国株は、対中制裁関税品目の発表への警戒と金利低下を好感したハイテク株買いが交錯。主力3指数は高安まちまちで終了。
 おはようございます。

 14日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万5175ドル31セント     -25ドル89セント(0.10%)
 NASDAQ総合指数      7761.04ポイント        +65.34ポイント(0.85%)
 S&P500             2782.49ポイント        +6.86ポイント(0.25%)
 CME日経平均先物      2万2835円           +135円
 10年物国債金利       2.937%             -0.039%(2年物 2.570% 金利差は4%割れ)
 ニューヨーク原油       66.89ドル            +0.25ドル
 GOLD              1305.9ドル           +4.6ドル
 ドルインデックス        94.89              +1.35 
 

 昨日の米国株は、ECBが事前予想通り年内でQE政策を停止することを決めたものの、利上げの時期を先延ばししたことを好感し、欧州株が全面高になった流れを承継。買いが先行し反発してスタートしました。この日発表された小売売上高が予想を大幅に上回ったことや新規失業保険申請件数が予想を下回り米経済が堅調に推移していることが確認され、ニューヨークダウは寄り後にこの日の高値2万5332ドル(前日比131ドル高)をつけていました。ただ、欧州で利上げ時期が先延ばしされたことを受け、ドイツなど欧州金利が低下したことが米金利にも波及。これを嫌気して、金融株が売られたこともあり、高値を付けた後は急速に上げ幅を縮小。トランプ政権が中国の知的財産権侵害に対し報復関税の対象リストを準備している…と伝わったことも、ボーイングなど中国関連株売りにつながり、引け近くに、この日の安値2万5138ドル(同63ドル安)をつけていました。ただ、一方で、金利低下を好感し、NAADAQ市場が堅調に推移。WEB主力株に最高値を更新するものが増えたこともハイテク株買いにつながり、NASDAQ総合指数は最高値を更新。ニューヨークダウは続落したものの、ハイテク株が下値を支え、下落幅は小幅にとどまりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1675、値下がり1254(NASDAQ市場は、1690-1250)と、ともに買いが優勢。VIX指数は、0.82ポイント下げ12.12ポイントに低下。

 NYダウは3日続落。採用30種は、値上がり11、値下がり18、変わらず1(ユナイテッド・テクノロジーズ)。メディア業界の再編期待からウォルトディズニーが2.3%上昇。単独で17ドル分指数を下支え。シスコシステムズが1.55%上昇。ディフェンシブのユナイテッドヘルスが0.97%上げ、指数を17ドル分押し上げ。インテル(+0.93%)、マイクロソフト(+0.57%)など、ハイテク株も堅調。一方、金利低下を嫌気しJPモルガンが1.76%下落、指数を13ドル分押し下げ。対中貿易摩擦を懸念し、キャタピラーが1.01%下落、ボーイングも0.39%、それぞれ下落。2社で指数を21ドル分押し下ていました。
 NYダウは、最近の高値を結ぶ下値支持線を下回ってきました。指数への影響度が大きい金融と多国籍企業が下落したことが響いたようです。当面、5月21日の戻り高値2万5000ドル付近をめざす動きに…。NASDAQ総合指数は、レポート6月3日号で想定したような経過をたどっています。この時注目したCRMやアカマイテクノロジーは昨晩そろって最高値を更新。WEB関連が全体をリードする展開が続いています。対中制裁関税が今週中に出るかどうかはわかりませんが、中国も米国が課税品目を決めた場合報復関税を適用する品目を決める可能性があり、多国籍企業は動きづらくなる可能性も…。資金が集中し、物色が二極化する懸念も…。

 米国株は、高安まちまち。円は、強い米景気指標を受け、対ドルは110円60銭台に下落。対ユーロは、ドルがユーロに対し大幅高した流れを受け、128円付近に前日水準から2円近い上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を135円上回る2万2835円で帰ってきました。レンジは、2万2660円~2万2865円。このところ、大証先物終値を挟んで日替わりで130円前後の幅で上下する膠着した流れになっています。本日の日本株は、CME日経平均先物終値にサヤ寄せし、高寄りして始まった後は、日銀会合の結果待ちで神経質な動きになりそう。ECBがQE停止を決め、現在は日銀がラストアンカーになりましたが、地銀の経営問題などが浮上しており、政策が据え置かれても、何らかの変更が加えられる可能性は残ります。いつも以上に総裁会見への関心が高まりそう。基本的な物色の流れに変化はないものの、不透明材料が晴れた後には動きが大きく変化する可能性も…。欧米先物筋のうちCTAにつながるといわれる欧州系証券が買いポジションを積み上げていることには注目。週明けのメルカリIPOを意識した動きが強まっていますが、やや物色内容に問題が出てきており、潮目の変化も意識しておきたい。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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