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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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昨日の米国株は、米中貿易摩擦のエスカレートを懸念した多国籍企業への売りから、主力3指数とも下落して終了。
 おはようございます。
 不法移民の家族を引き裂く、中国の妥協でまとまっていた通商協議の合意をちゃぶ台返し、圧力だけの交渉手法などトランプ台風が吹きまくっています。まあ、歴代の政権が蓋をしてきた臭いものを一気に片を付けようという気持ちはわかりますが、性急に答えを出そうとすると、それなりの摩擦を覚悟しなければなりません。大統領の頭の中には11月の中間選挙しかないようですが、「パンドラの箱」を開けまくっていると、さすがに大統領に寛大だった市場も、警告を出さないわけにはいかなくなるでしょう。大統領の言動で株が下がり、国民の資産が減少したら、国民の態度は一変するのでは…。株価が大統領の鎮静剤になるかも…。 

 19日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万4700ドル21セント     -287ドル26セント(1.15%)
 NASDAQ総合指数       7725.59ポイント        -21.44ポイント(0.28%)
 S&P500              2762.59ポイント        -11.16ポイント(0.40%)
 CME日経平均先物       2万2210円           +30円
 10年物国債金利        2.893%              -0.033%
 ニューヨーク原油        65.07ドル            -0.78ドル
 GOLD               1277.0ドル           -3.1ドル
 ドルインデックス         95.01              +0.25
 

 昨日の米国株は、米中貿易摩擦のエスカレートを懸念しアジア、欧州株が下落した流れを受け、売りが先行。世界貿易の縮小を懸念し多国籍企業が売られたほか、原油価格の下落を受けエネルギー株が、最近の金利低下を嫌気し金融関連が、それぞれ下落。ニューヨークダウは、寄り後まもなくこの日の安値2万4567ドル(前日比420ドル安)をつけていました。ただ、売り一巡後は、トランプ政権の強気の対中経済政策は相手から譲歩を引き出すため…との楽観的な見方から、公益株や高配当株などディフェンシブ系銘柄に買いを入れる動きも強まり、次第に下落幅を縮小。底打ち感を強めたものの、警戒的な動きから多国籍企業は低迷。NYダウは、底値圏でもみ合う動きとなり、結局、6日続落となりました。NASDAQ総合指数は反落したものの、アマゾンが最高値を更新するなど成長株への買いが続き、終日、下落幅を縮小する展開に…。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1261、値下がり1686(NASDAQ市場は、1265-1697)と、ともに売りが優勢。VIX指数は、1.04ポイント高の13.35ポイントに上昇。

 NYダウは続落。採用30種は、値上がり8、値下がり21、変わらず1(マイクロソフト)。ディフェンシブ系のベライゾンが2.19%、J&Jが1.03%、ウォルマートが0.73%、それぞれ上昇。一方、対中摩擦を懸念しボーイングが3.84%、キャタピラーが3.62%、それぞれ下落。この2社で指数を131ドル分押し下げ。金利の低下傾向を受けゴールドマンザックスが1.33%下落。指数を21ドル分押し下げ。スリーエムが2.34%下げ、指数を33ドル分押し下げるなど、指数寄与度の大きい銘柄の下げが、主要3指数の中でのNYダウの下落率を際立たせた格好。

 NYダウは、安値から133ドルの下ひげを残して終了。この日の安値水準には、50日線、75日線、13週移動平均線など、いずれも上向きの下値支持線があり、一旦は下げ止まるところ。一部の指数寄与度の大きい銘柄の動向に左右されるため、米中通商協議の動向やFRB関係者の発言を見ていく必要がありそう。直近の安値を結んだ下値支持線を割りこんでおり、2万5000ドル大台付近の頭が重くなりそう。NASDAQ総合指数は、この日の安値(7635ポイント)で、3月13日高値(7637ポイント)に届いたことから、押し目買いが入り切り返しています。予想通り強い動きをしていますが、全体が、波乱色を強める中、「ここしかない…」というムードも出始めており、ちょっと嫌な感じも…。

 米国株は下落。円は、対ユーロでドルが買われたものの、リスク回避の動きが強まり対ドルは110円付近に上昇。対ユーロは、127円50銭台に上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を30円上回る2万2210円で帰ってきました。レンジは、2万2070円~2万2675円。本日の日本株は、不安定な動きになりそう。昨日、先行して欧米株の波乱を織り込んだことから、先物は底堅くかえってきましたが、米中貿易摩擦への懸念は続くほか、米金融政策を受けた新興国への懸念も残り、他のアジア市場やGLOBEX市場の米株先物動向を見ながらの神経質な動きに…。新興国の代替えで日本株を売る海外投機筋もあり、昨日に続き、売り仕掛けに警戒。全体は、日柄整理とみていましたが、値幅整理に入ることも想定しておく必要があるjかも…。昨日も書いたように、急所は5月30日の安値…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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