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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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本日の日本株は、円安の進行を受けた景気敏感株に物色の矛先が向かい、3日続伸して終了。一方で、新興市場株や小型株が売られ二極化の流れは継続。
 今回の調整は、6月FOMCが行われた6月13日に発している、としました。2019年まで政策金利の引き上げを継続する方針が示されたものの、長期金利については2.9%付近に収れんしていく、という参加者の見通しで、市場は長短金利差の逆転→景気後退を、嫌でも意識せざるを得ない状態になってしまいました。このままいけば、引き締め過ぎ(オーバーキル)になる事態もありうるとの懸念も高まったようです。結果、長期金利の低下が続くとともに、景気循環株が避けられ、金利低下メリットがあるハイテク株や公益株や高配当株、医薬品株などディフェンシブ系銘柄が買われる流れになりました。しかし、週明けの米国では、先週末の雇用統計結果で労働参加率が上向くなど景気の強さを改めて確認。これを受け債券が売られ長期金利が久しぶりに上昇。これを受け、多国籍企業や銀行、素材など景気敏感株が上昇。久しぶりに、ニューヨークダウが、NASDAQ総合指数の上げを上回ることになりました。市場の下落要因について、米中貿易摩擦を主因とみる向きもありますが、やはり、基本は、金利との関係だった、とみるのが正しかったのではないでしょうか…。

 今日の日本株も、この米国市場の変化を映す展開になりました。米金利上昇を受け、円が下落したことを受け、物色の矛先が素材や金融、電気などの主力景気循環株に向かったほか、CME日経平均が高くかえって来たことから、この終値にさや寄せする先物買いが入り日経平均は高寄り(前日比163円高)してスタート。中国株が高寄りしたことや米株先物が堅調に推移したこともあり、終日プラス圏で推移。2時過ぎにはこの日の高値2万2321円(前日比269円高)をつけていました。朝方は、全面高ではじまりましたが、円安が進むにつれ、景気敏感株に買いの手が回り、一方で、為替が膠着した時に買われた新興市場株や小型株が売られるなど、資金が景気循環株に移り始めたことがわかります。結局、日経平均、TOPIXとも3連騰したものの、引けにかけては先物売りに軟化。上げ幅を縮小していました。

 日経平均終値は、144円71銭高(0.65%)の2万2196ドル89セント、TOPIX終値は、4.34ポイント高(0.25%)の1716.13ポイント。NT倍率は、12.88倍→12.93倍に上昇。出来高は、3億株増の15億2212万株、売買代金は、5672億円増の2兆6087億円。騰落状況は、値上がり932、値下がり1094と、売りがやや優勢。
 日経平均サイコロは5勝7敗、TOPIXは7勝5敗に、それぞれ上昇。日経平均RSIは、44%→41%(TOPIXは、38%→36%)に、それぞれ低下。25日線かい離率は。-1.53%→-0.823%に、かい離が縮小。25日線(2万2381円)が上値としていしきされるレベルに近づいてきました。騰落レシオは81%→81%で横ばい。指数の強気モメンタムは拡大しているものの、物色が二極化していることから物色範囲の動きを見る騰落レシオが上げません。

 まあ、全体は7日の「小暑」を境に、潮目が変化したようですが、年盤の「九紫火星」が示したように、今年の動きを2極化を強めてているようです。今月は年盤と同じ「九紫火星」で、二極化の流れは一層強まるか…。今日は、ETFの配当支払い用の先物売りに期限でしたが、引け後の先物手口を見ると国内大手証券よりも、外資系証券のものが多く、朝も書いたように2万2000円のプットおオプションにからんだ動きかもしれません。米国の動きにもよりますが、明日は先物に振り回されるかも…。ドル円相場は、111円21銭まで円安が進みましたが、節目の111円34銭まであと少し…。今晩の米債券金利が続伸し、円安→景気循環株の流れを確定するか…。米債券の動きに注目です。、
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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