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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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三連休明けの日本株は、円安傾向を手掛かりにした海外先物筋のリードで買われ、日経平均、TOPIXとも3日続伸して終了。
 3連休が明けました。今週も重要イベントがいっぱいで気をもむことが多そう。早速、今晩は半期の一度のFRB議長の議会証言が行われます。おそらく、政策金利の引き上げを続けていく方針を示すものと思われますが、短期金利に政策金利の押し上げ圧力がかかる一方、長期金利には海外からの買いや米中貿易摩擦などの不透明要因へのヘッジで買いが入り金利は低下。2年債金利との差は2007年以来の水準まで接近。早ければ、近々、7年債と10年債金利が逆転するのでは…との懸念も出てきました。長短金利の逆転に関し、FRB内でも見方が分かれているようですが、市場では「景気の後退につながる…」との見方が定着しており、実際に逆転したら、市場で何が起きるかは不透明なところも…。FRB内でも、「長短金利の逆転を避けるためにも、政策金利の引き上げピッチを落とす必要がある」との意見もあり、パウエル議長が、どんな見方を示すかが注目されます。

 また、今週末、土、日にかけてG20 財務相・中銀総裁会合が開催されます。貿易摩擦の問題も話されると思いますが、ムニューシン財務長官がどんな態度に出てくるか…。また、19日、20日には輸入自動車関税に対する公聴会も開催されます。すでに、2300件を超える意見募集は終わっており、着々とステップを踏んでいる感じがします。EUが関税をゼロにする方針を出していますが、狙いはメキシコにあるかもしれません。まあ、まさか…とは思いますが、これまで言ったことは実行してきただけに、用心しておいた方がよさそう。これまで日本は、何とかスルーしてきた感じがありますが、自動車関税をかけられると…。週後半は模様が変わってくるかも。

 3連休明けの日本株は、中国の成長減速を織り込むことからスタート。安川電機の受注の頭打ち感もあり、工場自動化(FA)など設備投資への先行き懸念から、FA関連にまとまった売りものが出され、ダイフクや安川電機、ファナックなどが急落。日経平均は寄り後にこの日の安値2万2575円(前週末比22円安)をつける場面も…。ただ、売り一巡後に、先物にまとまった買いものが入り、日経平均が上げに転じると、米国市場の流れを受け銀行株など内需系を中心に買いが広がり、次第に上げ幅を拡大。米株先物高も刺激となり、後場寄り後まもなくこの日の高値2万2832円(同265円高)を付けていました。ただ、6月高値に接近したことで戻り売りも入り、引けにかけては上げ幅を縮小する展開に…。

 日経平均終値は、100円01銭高(0.44%)の2万2697円36銭、TOPIX終値は14.98ポイント高(0.87%)の1745.05ポイント。NT倍率は、13.06倍→13.01倍に低下。一時は13.10倍に上昇する場面もありましたが、引けにかけ、急速に日経平均への売り圧力がかかったようです。出来高は、1.25億株増の14億0373万株、売買代金は、179億円増の2兆5651億円と、ともに微増。騰落状況は、値上がり1566、値下がり404と買いが優勢。連休明けで短期投資家の買い姿勢が強まったようです。
 日経平均サイコロは7勝5敗、TOPIXは8勝4敗と、ともに上昇。日経平均RSIは55%→56%(TOPIXは、50%→54%)にそれぞれ上昇。25日線かい離率は+1.22%→+1.69%に拡大。騰落レシオは80%→83%に上昇。指数、物色範囲とも拡大基調に…。日経平均3本新値は陽線4本目で強気相場が継続中。

 今週は、海外投機筋の先物買い戻しが継続するかどうかがカギになる…としました。6月FOMC以降の海外投資家の先物売りは約1兆1000億円。先週、どの程度買い戻したかわかりませんが、今日の高値水準から受けはコスト割れになるので、買い戻しが一巡したのかもしれません。このあたりは、価格帯別出来高で最多帯になりますから、ちょっとしんどいかもしれません。まだ、年初来売り越してきた分がありますので、そちらの買い戻しにつなげられたら、もっと大きな相場に発展しするのかも…。当面は、各論相場になりますが、決算発表が始まったら、また、アルゴ売買による決算プレーが始まってきます。コンセンサスを引き上げたままのものが多く、下手すると増益にもかかわらず売り叩かれるという事になるかも。まあ、なんやかやと理屈を付けられてうりたたかれたディップでしたが、底値でレポートで取り上げた分は結構な値幅になりました。まあ、まちぶせはやめて、アルゴで売り叩かれたものを拾うのも作戦でしょうか…。指数は指数、個別は個別…という姿勢が必要。災害復興絡みでこの欄で取り上げた技研製作所は結構な相場になりましたね。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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