大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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マーケットメーカーの不在で株価の振れが大きくなった米国市場
 おはようございます。
 
 師走相場は月初めから波乱のスタートになりました。5営業日連続上昇し、先高感を強めていた米国株ですが、週明け早々から、大幅反落して終わりました。欧州市場で、ユーロ製造業PMI(販売担当者景況指数)が過去最低の35.6ポイントに下落。ドイツ、フランス、イギリスなど主要構成国の指数も過去最低に下落したことから、景気の先行きにたいする悲観的見方が広がり、原油や非鉄価格が大幅に下落。これを受け、資源株や金融株が売られ急反落しました。昨晩の米国株も欧州株安の流れを引き継いだほか、11月のISM製造業景況指数が1982年来の水準に落ち込んだことから、景気敏感株や金融株などが広範に売られ、全面安になりました。
 
 欧米市場ともに景気の悪化に対し神経質になっていますが、株価は、かなりの景気悪化局面まで織り込んでいるものと思われます。ただ、大手の投資銀行が姿を消したため、大口の機関投資家の売買に向かうマーケットメーカーが不在の状態。板が薄くなっているため、大口の売買が入ると、株価の振幅が大きくなる…という、欠陥が生じています。昨晩の大幅下落も、出来高は少なく、先週の上昇分の利食いが出たものと思いますが、自らのリスクで買い向かう投資家がいないため、下げ幅が拡大したものと思われます。投資家心理は政策への期待感から、上値は追わなくても下値は買う…という方向に変化しており、当面、今晩以降の動きが注目されます。

 1日の米国株
 ニューヨークダウ 8149ドル09セント −679ドル95セント(−7.7%) 
            レンジ 8827〜8141ドル  686ドル幅
 NASDAQ     1398.07ポイント −137.50ポイント (−8.95%)
            レンジ 1496〜1398 98ポイント幅

 S&P500    816.21ポイント  −80.03ポイント (−8.93%)
            レンジ 888〜818ポイント 70ポイント幅

 CME日経平均先物  7760円 −640円(大証比)


 世界的な景気低迷を映し、WTI原油は1バレル49ドル台に下落しています。また、欧米市場の波乱を受け、円は93円台に上昇してきました。本日は、円高の進行やCMEでの先物大幅安を受け、大幅安で始まることは仕方がないところでしょう。主力株を中心に売られて始まるものと思われますが、昨晩も書きましたように、個人投資家を中心にした材料株物色の流れができつつあり、売り一巡後の反応が注目されます。GLOBEX市場の米国株先物の動向を見ながら、今日も神経質な展開が続きそうです。米国株の基調は変化していると思われますので、あまり値幅の振れに一喜一憂しないことが大事になりそうです。


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