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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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昨日の米国株は、新たに浮上してきた中国監視カメラメーカーへの輸出規制への警戒や利下げへのヒントを期待したFOMC議事録への失望から売られ、反落して終了。
 おはようございます。

 22日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万5776ドル61セント     -100ドル72セント(0.39%)
 NASDAQ総合指数      7750.84ポイント        -34.88ポイント(0.45%)
 S&P500             2856.27ポイント        -8.09ポイント(0.28%)
 CME日経平均先物      2万1230円           -50円
 10年物国債金利       2.382%             -0.044%
 ニューヨーク原油       61.42ドル            -1.71ドル
 GOLD              1272.90ドル           -0.30ドル
 ドルインデックス       98.10                +0.04 


 昨日の米国株は、政府が、新たに中国監視カメラメーカーへの輸出制限を検討しているとの報道を受け米中摩擦の拡大を懸念。ハイテク株への売りが先行し、ニューヨークダウは約70ドル反落してスタート。この日の午後にFOMC議事録の発表を控え模様眺め気分が強まる中、中国国内でのアイホンへの不買運動が懸念されアップルが売られたほか、ゴールドマンザックスの株価目標下げ、半導体大手クアルコムが反トラスト法違反で敗訴するなど、個別株に悪材料が続き売られる一方、リスク回避の動きから、公益株や医薬品株などディフェンシブ系銘柄に買いが入り下値を支え、狭いレンジの動きに…。引け近くに発表されたFOMC議事録は、当面の政策として「忍耐強くあることが適切…」として、利下げに関する手掛かりを与えなかったとから引けにかけ失望売りも増加。結局、主力3指数とも反落して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1116、値下がり1834(NASDAQ市場は、1039-2017)と、ともに売りが優勢。VIX指数は、0.20ポイント安の14.75ポイントで終了。

 NYダウ採用30種は、値上がり12、値下がり18。コカ・コーラが2.16%、メルクが1.86%、ファイザーが0.77%、それぞれ上昇。ディフェンシブ系銘柄が堅調。ハイテク株が弱い中、マイクロソフトが0.61%上昇していたのが目立ちました。一方、中国での不買運動懸念が指摘されたアップルが2.05%下落。単独で指数を26ドル分押し下げ。目標株価の引き下げがあったGSが1.80%下落し指数を24ドル分押し下げ。中国の報復懸念からボーイングが1.66%下落。単独で指数を40ドル押し下げ。7銘柄が1%超え下落し、指数の足を引っ張りました。
 中国との貿易摩擦関連で出てくる材料に「一喜一憂」する展開ながら、主力3指数とも日足一目均衡表の「雲」内に閉じ込められた状態が続いています。ともに雲は下値が切り上がっており、底堅い動きですが、一方で情報から下落中の25日線が接近しており頭の重さも目立ちます。米中摩擦に関しては、想定される部分は織り込んでしまった側面もありそうです。リスク回避の動きが強まり安全資産の債券を買う動きから金利が低下していますが、株式市場から逃げず、ディフェンシブ系銘柄にシフトする動きもあるなど、投資家の動きもまちまちのようです。中国側からレアアースの輸出制限をにおわすような動きも出るなど、今後、中国側から意表を突いたような報復が出て場合の反応が懸念されます。しかし、基本は業績…4~6月決算が発表されてくる7月にどれくらい摩擦の影響が出てくるかが焦点になりそう。

 米国株は反落。円は、米株安や新たな米中摩擦材料の出現を嫌気した買いに、対ドルは110円30銭台、対ユーロは123円付近に、それぞれ上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を50円下回る2万1230円で帰ってきました。レンジは、2万1185円~2万2140円。本日の日本株は神経質な動きに終始しそう。引き続き、中国株や米株先物の動きに敏感な動きが続くほか、今晩からEUの議員選挙が始まることも見送り材料に…。引き続き、個別の材料株リードの展開。一時的な材料で動くものより、永続性のある業績伸長材料を持った銘柄を逆張り方針で狙う事…。6月4日の天安門30周年、10月1日の建国70周年と重要イベントが続くほか、2021年の共産党設立100周年という大イベントを控え、習主席は共産党の基盤を揺るがすような安易な対米妥協は許されません。今日の日経でも報じられていますが、習主席が中国共産党最大の試練だった「長征」を持ち出してきた意味を重視する必要がありそう。米中摩擦が短期に終了するという安易な期待は持たないほうがいいのかもしれません。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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