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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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週明けの米国株は、米中摩擦の激化を嫌気したほか、イタリア政局、通貨が暴落したアルゼンチン情勢なども嫌気。薄商いの中売り急ぐ動きが出て、大幅続落して終了。
 おはようございます。 トランプ大統領が登場し、友好国、敵対国に関係なく対立色を強めていることに刺激されたわけではないでしょうが、世界中が騒然としてきました。犯罪人引渡し条例への反対を機に起きた抗議活動は空港占拠でアジアのハブ空港としての機能をマヒ状態に追い込み、中国本土からの権力の干渉懸念が強まっています。また、ヨーロッパでは、イタリアの連立政権が崩壊の際に立っているものの、いまだに次期総選挙の日程も決まらない状態。また、昨日は、アルゼンチンの大統領予備選で、IMFの支援で進めている財政再建に反対する野党候補が現職大統領に勝利。アルゼンチンペソは20%下落。主要な株価であるメルバル指数は終値で38%近く暴落。一時、ドル建てでは世界でも2番目となる48%の暴落になっていました。また、聖地エルサレムではイスラエルの治安部隊と巡礼に来ていたパレスチナ人などイスラム教徒と衝突するなど、騒然としてきました。アルゼンチンの通貨急落は、このところ通貨安を目指す新興国が増えていることから、今後の展開によっては新興国からの資金流出を招き、通貨危機の引金を引きかねません。一時、世界の富が集中した香港も然り…。世界の資金の流れが大きく変わるリスクが高まってきました。

 12日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万5896ドル44セント    -391ドル00セント(1.49%)
 NASDAQ総合指数       7863.41ポイント       -95.73ポイント(1.20%)
 S&P500              2882.70ポイント       -36.95ポイント(1.23%)
 CME日経平均先物       2万0265円          -385円
 10年物国債金利        1.649%            -0.099%
 ニューヨーク原油        54.93ドル           +0.43ドル
 GOLD               1522.70ドル         +13.80ドル
 ドルインデックス        97.41              -0.08 


 週明けの米国株は、米中対立が通貨安競争に発展してきたことを嫌気。中国関連株が売られ、二ユーヨークダウは前週から188ドル安と続落してスタート。米中通商協議開催への不安、香港空港の閉鎖、イタリアの政局懸念と不透明材料が重なるなか、アルゼンチンの大統領予備選で財政再建の反対する野党候補が勝利。金融市場が波乱したことも嫌気され、GSなど金融株が下落。次第に下げ幅を広げる展開に…。リスクヘッジの動きが強まりVIX指数が再び20ポイント超えに上昇してくるとリスク資産を減らす動きが加速。引け近くにこの日の安値2万5824ドル(前週末比462ドル安)をつける場面も…。ただ、大手証券が、9月、10月と連続して利下げが行われる可能性が大きいとのレポートを出すと、売りが一服。落ち着きを取り戻していました。主力3指数とも前週末から続落。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり904、値下がり2040(NASDAQ市場は、1004-2110)と、ともに売りが優勢。VIX指数は、21.26ポイントまであり、3.10ポイント高の21.07ポイントで終了。

 NYダウ採用30種は、値上がり1(J&J、+0.05%)、値下がり29。通貨不安を受けGSが2.88%、JPモルガンが1.99%、それぞれ下落。両社で指数を55ドル分押し下げ。米中摩擦のエスカレートを懸念しキャタピラーが2.48%、ダウが2.34%、それぞれ下落。業種に関係なく幅広く売られ、17銘柄が指数の下落率を上回る1.5%超え下落。指数の足を引っ張りました。
 主力3指数とも続落。ともに13週線が下落に転じ頭抑えに…。ただ、下値は日足一目均衡表のj雲が支えに…。主力投資家が夏休みで不在となり出来高が減少。悪材料に対する振れ幅が大きくなっています。当面、先週付けた安値に対する2番底を確認できるかがカギに…。次々に未消化の不透明材料が出てきており、しばらくは安全資産に逃避する動きが強まりそう。

 米国株は続落。円は、米金利低下や安全資産買いの動きから買われ、対ドルは105円20銭台(欧州では、一時、105円05銭)、対ユーロは118円付近に、それぞれ上昇。CME日経平均先物は、先週末の大証先物終値を385円下回る2万0265円で帰ってきました。レンジは、2万0210円~2万0580円。本日の日本株は、CME先物終値にサヤ寄せして安寄りした後は、人民元基準値の決定、中国株の動向、米株先物、米債券先物などの外部要因睨みの展開に…。リスク回避の円買い圧力が高まっており、何らかの政策的な対応が必要な段階に…。日本株買いの大きな障害になっている消費税上げへの対応が急がれるところ。海外投機筋の円買いを絡めた仕掛け的な動きに警戒。先週末の決算発表を受けた個別の決算プレー相場。予想外に決算が良かった豆蔵ホールディングス…。  
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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