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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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三連休明けの日本株は、米株安につれ安して始まり、反落したものの、円相場の安定や国内投資家の押し目買いから、底堅く終了。
 米中摩擦の拡大、イタリア政局の混乱、アルゼンチンの大統領予備選で野党候補が勝利したことによる、通貨、株価の暴落…と、外部環境が不透明感を強めるなか、円も安全通貨として買われ、昨日のロンドン市場では105円割れ寸前まで上昇。まさに日本に接近する大型台風10号のような相場環境で3連休明けの相場が始まりました。
 朝方は、急落した米国株につれ安したCME日経平均先物終値にさや寄せする先物売りから日経平均は前週末から252円下落してスタート。円の上昇や外部環境の悪化を嫌気した売りが幅広く入り、寄り後まもなくこの日の安値2万0369円(前週末比315円安)をつけていました。ただ、円が105円台を割り込まずに円安方向に動いたことや米株先物が上昇して推移したことを受け、一段と売り込む動きは無く、その後、アジア株が軟調なスタートを切ったものの、PBRやPERから見た割安感に注目した押し目買いがはいり引けにかけては値動きの少ない動きになり、結局、日経平均、TOPIXとも反落して終了。日経平均の終日値幅は、134円と狭いレンジの動きになりました。

 日経平均終値は、220円38銭安(1.11%)の2万0455円44銭、TOPIX終値は、17.27ポイント安(1.15%)の1486.57ポイント。出来高は9685万株増の12億8249万株、売買代金は356億円増の2兆1822億円。新興国通貨不安から銀行株が売られたことが商いの増加につながったようです。騰落状況は、値上がり444、値下がり1655と、売りが優勢。
 日経平均、TOPIXサイコロは、ともに4勝8敗に低下。日経平均RSIは31%→20%(TOPIXは29%→18%)に、ともに低下。日経平均の25日線かい離率は、-3.1%→-4.0%に拡大。騰落レシオは79%→74%に低下。ともに、底値圏に接近。昨年末のVIXショック時のクリスマス底の騰落レシオは65%ですから、テクニカル的な底値は近いようです。今日は、日経平均三本新値の4本目の陰線が入りました。(陽転値は2万0720円29銭)

 円の105円付近には輸入企業などのドル買いが厚く這わされており、なかなか、壁を突破できないようです。ただ、昨晩のアルゼンチンの通貨と株価の暴落は他の新興国からの資金流出につながる可能性もあり、海外市場で円が105円台を割り込んで帰ってくる可能性があります。株価の方は、2万1000円付近、2万0500円と節値をとらえて国内個人投資家が買い向かっており、底堅い動きになっています。ただ、依然、CTAにつながる欧州系証券の日経平均先物に的を絞った売りの積み増しが続いており、海外要因の波乱が続くことを見越しているのかもしれません。政府の意向を受け公的年金などが外債投資を活発化させ、円の上昇を防いでいるものと思われますが、アルゼンチン通貨の暴落が他の新興国に波及するような動きが出ると…。何らかの政策的な対応が必要なところにきていると思いますが、支持者の集会で親友と思っていたトランプ大統領から小ばかにされたような発言をされるようでは…。安倍首相も憲法改正なんて言っている場合ではないよな気がしますが…。

 今日は、社長の経営巻き返しにかけレポートで注目したリユース関連のシュッピンが続伸。高いITレベルを要求される受注体制に応じるため人材の能力アップに努めてきた豆蔵ホールディングが本日は値上がり第2位。赤字決算になったものの、電子ビーム露光装置の受注が大幅増になったほか、電子顕微鏡への引き合いが多かったものの、まだ第一四半期のスタートラインに立ったばかりで受注に至らなかったことが赤字の原因になった日本電子は売られたところを注目としましたが、寄り安で陽線引け。5G関連のヨコオも堅調を持続。まあ、悪い中でも光るものはありました。ただ、中小企業支援委関をテーマとしてきましたが、このところ対前年比での伸び率が鈍化し始めたほか、月次受注では減少する月も出始めるなど、景気減速の影響が企業の発注姿勢に出てきたようです。外注コストも上昇しているようですし、今後は、高いレベルが要求される発注に自社で対応できるような高いIT技術を持つような企業しか設けられなくなっていくかもしれませんね。好調業種にも景気減速の影が差してきたようです。
 まあ、今の日本株は海外要因次第…。今のところ、債券先物は金利が低下、米株先物も小安く推移。何とか無事に帰ってきてほしいものです。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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