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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2019/10 | 11
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昨日の米国株は、FOMC結果待ちで膠着した相場を続けたものの、年内利下げ売り止め感を嫌気して急落。議長会見で市場の利下げ期待をつないで反転。高安まちまちで終了。
 おはようございます。 昨日の米FOMC(連邦公開市場委員会)は、事前予想通り0.25%の利下げを実施。政策誘導金利を1.75%~2.00%とすることを決めました。声明文は、雇用は堅調に推移。家計の支出も賃金上昇を受け力強いベースで増加。ただ、米中摩擦の増加から設備投資と輸出は弱まる…としています。参加者17人による金利見通しの中心値は2019年末1.9%、2020年末1.9%、2021年末が2.1%、2022年末2.4%でした。2019年末の見通しが1.9%になったことで、年内の利下げは打ち止めとの観測が台頭。市場は、一時、急落する場面もありました。ただ、続く会見でパウエル議長が、「景気が一段と悪化すれば積極的に利下げに踏み切る考え」と述べたほか、バランシシートの拡大を考えられているよりも早く再開する可能性も…」などと発言。市場に追加緩和への期待を抱かせ、会見中から米国株は急速に値を戻していました。全体的なトーンとしては、「予防的な利下げはやった。後は、これから出てくる景気指標次第…」という、従来路線を踏襲したものに…。

 18日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万7147ドル08セント     +36ドル28セント(0.13%)
 NASDAQ総合指数       8177.39ポイント        -8.63ポイント(0.11%)
 S&P500              3006.73ポイント        +1.03%(0.03%)
 CME日経平均先物       2万1910円           +110円
 10年物国債金利        1.797%             -0.006%
 ニューヨーク原油        58.11ドル            -1.23ドル
 GOLD               1501.7ドル           -11.70ドル
 ドルインデックス         98.55              + 0.28 


 昨日の米国株は、この日発表のFOMC声明文への警戒が強く、小幅に売りが先行。ニューヨークダウは35ドル安の2万7075ドルでスタートしました。利下げ幅に対する期待と警戒が交錯し、FOMC声明文が発表される2時過ぎまで、この日の寄付き付近で膠着した動きが続きましたが、声明文が発表され、年内利下げ打ち止め感が出ると失望売りが増加。急速に下げ幅を拡大し声明文発表後まもなく、この日の安値2万6899ドル(前日比211ドル安)をつけていました。ただ、パウエルFRB議長の会見で景気状況に応じ柔軟に利下げに対応する…とのハト派的な発言が出たことを好感。引けにかかけ買い戻しが加速。NYダウとS&P500は小幅に続伸。NASDAQ総合指数は小幅に続落して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1355、値下がり1569(NASDAQ市場は、1238-1884)と、ともに売りが優勢。VIX指数は、0.49ポイント下げ13.95ポイントに低下。声明文発表直後に15.8ポイントまで上昇。議長会見を受け急落し、ほぼこの日の安値圏で終了。

 NYダウ採用30種は、値上がり17、値下がり13。金利に下げ止まり感が出たことでJPモルガンが1.0%上昇。新製品の立ち上がり好調を受けアップルが0.94%高と3日続伸。マイクロソフトが0.82%上昇。中国との協議への期待からボーイングが0.58%、ナイキが0.56%上昇。一方、原油価格が続落したことを受けダウが1.02% 、キャタピラーが0.83%、それぞれ下落。ユナイテッドヘルスが0.82%下落。
 主力3指数は高安まちまち。ともに7月高値を前に、戻り売りを消化している格好。長期金利の上昇からバリュー指向が強まりNYダウ、S&P500 の上げが先行。ともに日足サイコロが警戒ゾーンを超えるなどテクニカルな過熱調整の側面もありそう。NASDAQ総合指数の出遅れ感がありますが、長期金利の方向が定まらないことから、リスク許容度の高いグロース株の動きが鈍っているようです。引き続き、米長期金利の動き次第の展開…。

 米国株は高安まちまち。円は、米金利の下げ止まり感やFOMCのタカ派的なトーンを受け、対ドルは108円40銭台に下落。対ユーロは、119円60銭台で横ばい。CME日経平均先物は、大証先物終値を110円上回る2万1910円で帰ってきました。レンジは、2万1755円~2万1925円。本日の日本株は、CME終値にサヤ寄せして高寄りした後は、日銀金融決定会合の結果待ちの展開に…。中銀の緩和姿勢が明確になっており、日銀も何らかの緩和措置を講じてくるのでは…との思惑から、イベントドリブンンの投機筋が動いた可能性もありそう。結果次第では小波乱も…。指数が安定的に推移すれば短期筋によるかさ上げ的な動きも出るか…。レポートで注目してきましたピックルスコーポレーションが通期見通しの増額修正を発表してきました。まだ増額余地があるもののコンセンサスは下回っており、今日の株価の反応が注目されます。新値を取って一服している銘柄に狙いを…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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