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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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昨日の米国株は、ISM製造業景況指数が2009年6月来の水準に低下したことや大統領を巡るスキャンダルの広がりを嫌気した売りに、反落して終了。
 おはようございます。

 1日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万6573ドル04セント     -343ドル79セント(1.28%)
 NASDAQ総合指数      7908.68ポイント        -90.65ポイント(1.13%)
 S&P500             2940.25ポイント        -36.49ポイント(1.23%)
 CME日経平均先物      2万1680円           -290円
 10年物国債金利       1.638%             -0.029%
 ニューヨーク原油       53.62ドル            -0.45ドル
 GOLD              1485.20ドル          +12.30ドル
 ドルインデックス        99.16              -0.22 
 

 昨日の米国株は、米中通商協議への期待感に加え、前日上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行。ニューヨークダウは、46ドル上昇してスタート。前日目標株価の引き上げがあったアップルが買われたこともあり、寄り後にこの日の高値2万7046ドル(前日比130ドル高)をつけていました。ただ、注目のISM製造業景況指数が発表され2009年6月来の水準に落ち込んだことがわかると、景気の先行きへの懸念が台頭。益出しや安全資産の債券に乗り換える動きが増加。景気敏感株や金利低下を嫌気した金融株などが売られ、下落幅を拡大。引け近くにはこの日の安値2万6562ドル(同354ドル安)をつける場面も…。週内にISM非製造業景況指数や雇用統計の発表を控えているほか、ウクライナスキャンダルに広がりが出始めたことも嫌気され、買いう買う動きが後退。主力3指数とも反落。この日の安値圏で取引を終えています。

 ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり761、値下がり2195(NASDAQ市場は、732-2396)と、ともに売りが優勢。VIX指数は2.32ポイント上げ18.56ポイントと約1カ月前の水準に上昇。やや警戒的な気分が強まっています。NYダウ採用30種は、値上がり4、値下がり26。VISAが1.33%上昇。アップルが0.28%上昇と健闘したものの、景気の先行き懸念からスリーエムが3.66%下落。谷戸で指数を41ドル分押し下げました。同じく、ダウが3.53%、キャタピラーが3.12%、それぞれ下落。金利低下を嫌気しGSが2.19%、JPモルガンが1.82%、それぞれ下落。2社で指数を46ドル分押し下げへ。10銘柄が2%超え下落し、指数の足を引っ張りました。
 主力3指数とも反落。NYダウは25日線や50日線75日線などが集まるゾーンが下値支持の役割を果たしてきましたが、この日の下げで25日線や50日線を切り、100日線や150日線など新たな下値支持線を試す動きに入ってきました。8月に1か月にわたるレンジ相場を形成しており、レンジ上限が下値めどとして意識されてきそう。

 米国株は反落。円はリスク回避の動きや米金利低下から買われ、対ドルは107円70銭台に上昇。対ユーロは117円70銭台と横ばい。CME日経平均先物は大証先物終値を290円下回る2万1680円で帰ってきました。レンジは、2万1655円~2万2020円。本日の日本株は、CME終値にサヤ寄せして安寄りした後は、米株先物や債券先物市場睨みの神経質な展開になりそう。引き続き、中間決算で増額修正が期待できそうな銘柄の逆張り買い方針を持続したい。当面の動きはレポートで予想したレンジ上限を鋏んだもみ合いの動き。
米景気への警戒感が高まりそうですが、昨日発表のISM製造業景況指数を項目別にみると新規受注は前月並み水準を維持。一方、生産が49.5→47.3、輸出が43.3→41.0に落ち込んだのが目立ちました。これに関しては、737MAXの製造や輸出が止まっているボーイングの影響が強いといわれ、特殊な要因が絡んでいる可能性があります。また、輸入が46.7→48.1に拡大。米経済は内需中心に堅調に推移している可能性もあります。昨日は、運用最終四半期のスタートになりますが、不透明材料が増加したことから、まず益出しで利益を確保したことが、下落幅の拡大につながった側面もありそう。明日のISM非製造業景況指数の内容が注目されます。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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