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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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クリスマス休暇を控え、市場は「休戦」準備へ
 おはようございます。
 昨晩の米国株は、欧州市場が比較的堅調に推移したものの、格付け会社S&Pが、家電大手GE社の格付けを引き下げる可能性があることを示唆したことを嫌気したほか、WTI原油先物市場がOPECの大幅原産の報を受けた後も下落を続け1バレル36台に低下したことを受け、資源株が下落するなど、全般的に売り物がかさみ、大幅続落して終わりました。
 
 ゼロ金利突入を好感してあげた16日の上げ分を二日間で相殺するうごきですが、すでに市場はクリスマス休暇入りを意識した相場に移行。10年もの長期国債金利が2%割れに近づくまで買われているところを見ると、休暇中のリスクを分散するために、株式から安全資産の国債に資金をシフトしておこうという動きがあるようです。また、円相場も一時1ドル90円をつけるなど、日銀の政策決定前に手仕舞いしておこうという動きが強まっており、金融市場は、はや、クリスマス休暇入りした感があります。

 ただ、ニューヨークダウをテクニカルで見ると、25日線が上昇に転じ、押し目買いに変化したものの、下落中の13週線が頭を押さえているため、弱気筋の利食いを誘ったものと思われます。短期線は強気を暗示するものの、中期線は戻り売りを暗示…。この点は、株式レポートでも指摘したことですが、何かビッグサプライズが出て、一気に13週線まで上向かせないと、一旦は13週線を上抜いても、結局、下落圧力に負けて下落に転じる可能性があります。まあ、政治も経済もクリスマス休暇でしばし「休戦」ということになるのでしょうか。

 18日の米国株
 ニューヨークダウ 8604ドル99セント -219ドル35セント(-2.49%)
            レンジ 8883~8527ドル 356ドル幅

 NASDAQ    1552.37ポイント -26.94ポイント (-1.71%)
            レンジ 1591~1535ドル 56ポイント幅

 S&P500    885.28ポイント -19.14ポイント (-2.12%)   
            レンジ 911~877ポイント 34ポイント幅

 CME日経平均先物  8835円 +175円 (大証比)
 

 米国株は2日間に渡り大幅に下落しましたが、恐怖指数(VIX指数)は、40ポイント台へ下落。下落リスクが後退していることを暗示しています。恐らく、この二日間の下げは、クリスマス休暇を控えてのポジション調整の動きかと思われます。本日の、日本株は、円が一時期90円台におしもどされたこともあり、これを好感してCME日経平均先物は8800円台を回復。本日も堅調な動きが予想されます。ただ、日本も3連休控えで今日は手仕舞いの売買が増加する可能性もあり、主力株が舞い戻しで反発。内需株の利食い…という動きが出るかもしれません。いずれにしても、ここからは年末にかけ、大きな動きは期待できず、勢い、個別の材料株に人気が集中してくる可能性があります。昨日の、ダイワボウ、GSユアサの動きは特筆するものがあります。今日は、個別材料株の横への広がりを注目してみたいと思います。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。




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