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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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海外投資家がいないおかげで、伸び伸びと相場を張っている個人投資家
 26日の日経平均は140円02銭高の8739円52銭、TOPIXは10.56ポイント高の846.58と、ともに続伸して終わりました。出来高概算は11億2000万株、概算売買代金は6700億円と、昨日に続く超閑散商いになっています。日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは103、RSIは66、25日線かい離はプラス4.5%でした。25日線は8366円と前日に比べ20円近く上昇、ピッチを早めています。短期指数の温度が上がっているのが気になりますね。

★夢を買う相場は今日までか…?また今晩から負け組みが参加してくる
 さて、海外投資家がいない相場は平和ですね。なんだか個人投資家がのんびり相場を張っているような気がします。なんだかわけの分からない取引が横行する裁定取引も、主力株が電子化にともなう売買の停止で出来ません。おかげで、将来の「夢」を買う相場が短期間にしろでてきました。これで、海外投資家が動き出してくると、「現実の収益から見たら株価は買われすぎだ…」とか「市場が手がかりにしている材料は、収益化するには時間がかかる…」とか、数字を並べてけなし、最後には「SELL(売り)」推奨などと並べ立て相場を崩しに来るんでしょう。それも、売り推奨する前に事前に売っておくなど、インサイダーまがいのやり方で…。海外の投資家がこれまで何をやってきたかは、犯罪の摘発や訴訟が急増している今の欧米の状況を見ていれば、分かります。今晩から、米国市場が開きますので、またうっとうしい日々がはじまりますね。

★材料株相場のけん引役はエネルギー蓄積中
 脱線する前に、話を今日の相場に戻しますと、これまで、GSユアサとダイワボウが先導役となり個別の材料株を引っ張ってきましたが、ここからは横への広がりが大事になる…としました。今日は電池の製造機器メーカーやリチウム電池の溶媒を扱うメーカーなど広がりを見せてきました。水準が低いので、ここから売りが入って仕手人気が強まれば、全体が活性化していくのですが、もし、次が育たなければ再び先導株へと戻っていきます。ダイワボウの取り組みは売り買いが約1900万株で拮抗していますが、GSユアサは売りが増加するいっぽうで、買い残は減少し売り買いが逆転しました。今週のもみ合いで、もっと取り組みは厚みを増しているでしょうから、周辺株が伸びなければ、どこかで急伸することになるんでしょう。なんとか、個人投資家の資金を市場にひきつける役割を果たしてもらいたいと思います。

★海外投資家と国内機関投資家は全治三年…まだ治療の1年目
 さらに、今日は年末にかけ3本の投信の設定が予定されていますから、組みいれがありそうなところを先回りして買う動きもでるなど、個人投資家の積極姿勢が目立ちました。先日も書きましたように、ライブドアショックで個人好みの銘柄が、個人投資家保護の名目で、全て叩き潰されて以来、海外投資家と国内機関投資家による主力株上昇が続きました。その買い上げ資金の主体は、米国の資産バブルで膨らませたヘッジファンドなどの資金…。ロットが大きいのと、デリバティブを利用するため指数採用銘柄がもっとも多く売買されています。指数を売買することで、日本経済を売買したわけですが、その主役の連中が今回の金融危機で引っかかってしまいました。

 ヘッジファンドの連中は法的な手段を講じて何とか解約をとめているものの、これから投資銀行の資産査定や簿外資産の連結化などで財務状況がはっきりしてくれば、否応無しに清算を迫られますので、日本でも彼らが手持ちしているものは、まだまだ売られることは覚悟しておかねばなりません。この点で、日経平均やTOPIXの大きな上昇を期待することは出来ないわけです。いま、株式関係者の間で、来年の株価見通しが話題になっていますが、押しなべてさえないものが多くなっています。何故かは、今の説明を読めば分かるはずですね。

★無理やり変えられた個人投資家主導の流れ…ここから復権へ
 ライブドアや村上ファンド、楽天など、いわゆる体制派ではない連中があちこちの株を買占め、あまつさえ、体制派の牙城であるTBSにまで手を出したら、黙ってはおられませんね。そこで引き抜いた伝家の宝刀、脱税摘発です。このやり方は、誠備の加藤某が演じた仕手株つぶしのときと同じ手段。
当時、加藤が手がけた銘柄は、資金調達を内定している企業が多く、取引先や系列会社などを通し、浮動株を吸い上げる操作をしていました。株価が上がりやすくなっていたところに、いきなり介入してきて株価を急騰させたため、ファイナンスが次々に見送りになるという事態になった、といいます。株式市場に企業が上場するのは、資金調達のためですから、その目的を損なうということは、まさに体制への挑戦というほかはありません。その結果が、脱税での摘発でした。

 話はまだ続きます。その後仕手株は総崩れになりましたが、ある日突然、大手経済紙が大手電機メーカーに関する記事を一面トップで取り上げ、その後一気に流れは主力株へとシフトし、個人投資家は蚊帳の外に置かれることになってしまいました。なんだか、2006年のときと似ていませんか。ただ、今回は仕掛けた体制派といわれるところがもっとも傷つく結果になりましたけど…。

★負け組みとともに低迷する指数…ここからは負け組みが買えない株が主役
 とにかく、今回の金融危機でレバレッジを利かして儲けるという欧米の投資銀行の手法は完全否定され、自己資本の10倍も膨らませて作ったポジションは否応無しに縮小されます。その風船のなかに入っている株は、風船が縮むのと同様に売られなければなりません。それでも、株式市場が死ぬわけではありませんから、「大回り3年」を経過したところに流れが向かって行くのです。大損をして挽回を狙う人や株価水準をみて新規に資金を投入してくる人など個人資金が主役に返り咲いていくのです。だから、来年の相場は、発行株数が少ない中小型ものが主役になりますから、資金量の大きな投資家は入ってこれません。主力株に行っても海外のファンドから売りが出てきますからパフオーマンスは悪く、最終的に、個人で賑う中小型ものを買いに来る…ということになるんでしょう。

 この流れを、抑えておく必要があります。今ある、来年の相場の見通しは、主力株を中心に立てられていますから、これを信じていると利益を上げ損なってしまうことになるかもしれません。もっともこのストーリーはあくまでも米国の金融市場が安定していることを前提にしたもの。金融機関の資産の査定もせず、とめどなくお金をつぎ込むようなことをしていると、1929年の再来につながってしまいます。以前書いたように、現在の安定状況がダウントレンドの中の中間反騰局面か、それとも、新たな上昇相場の基点に立っているのか…。この答えがまだ出ていないことを忘れてはいけません。

 今晩の米国株をみて、次の流れを考えてみましょう。 
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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