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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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本日の日本株は、日銀緩和策の実効性や、G7の強調利下げへの懸念から売られ、反落して終了。
 昨日の米国株はニューヨークダウが過去最大の上げ幅でしたが、今日の日本株は早くも反落しただけでなく、年初来安値を更新してしまいました。日本株が2万4000円のレンジ上限を突破するのは日経ダブルインバースの買いなど、市場にたまり込んだ弱気ポジションを一気に踏み上げさせないと高値更新は難しい…としてきましたが、これを発行する証券会社の先物手口を見ると、先週末は約2万7700枚と、前週の4万2800枚から大幅に減少。踏み上げるどころか、益出しさせてしまっています。まともな投資家は、新型肺炎の感染が収束しないと動かないでしょうから、買い戻しのエネルギーが尽きると今日みたいな中折れの展開になってしまうんでしょうね。日経平均は、CME日経平均先物終値(2万1425円)にさや寄せする先物買いに続伸して始まったものの、寄り付きの買いが一巡すると、買い物が尽きたようにだらだらと下げ始めています。

 昨日、国債買取で日銀が5000億円の資金供給を行う…としたことが好感され、安値から約760円反発しましたが、今日、日銀が買取りを発表すると、わずか1500億円の応札しかなかった、という事で、制度そのものの実効性に「疑問符」が付いたことで、先物筋が売りに回ったところに、ロイターがG7財務相・中銀総裁会議の電話会合終了後の共同声明に「協調利下げ」など具体的な対策対応は盛り込まれない、と報道。これを嫌気し米株先物が下落に転じると、 円高と先物売りが同時進行。前場買われたアップル関連などが売られ、急速に下げ幅を拡大。ほぼ安値圏で終わってしまいました。まあ、ロイター報道が足を引っ張った格好になりましたが、FRBの利下げの方向は変わりませんし、ECBも緩和的な政策をとる方針。また、ドイツも財政均衡主義を一時停止し財政出動に前向きな姿勢を示唆。EUも加盟国に財政出動を促す方針を示しており、実質的な緩和方向には変わりは無いように思いますが…。日本に弱さが目立ちますが、来週末、メジャーSQを控えており、政策がらみの動きも関係しているかもしれません。

 日経平均終値は261円35銭(1.22%)安の2万1082円73銭、TOPIXは20.75ポイント(1.35%)安の1505.12ポイントと、ともに反落。出来高は2.7億株減の17億6490万株、売買代金は4500億円の3兆0719億円と、ともに減少。騰落状況は、値上り189、値下がり1938と、ほぼ全面安商状。昨日の日銀緩和期待が一気に剥げてしまった格好。
 日経平均、TOPIXサイコロは、ともに3勝9敗で変わらず。日経平均RSIは17%→16%に低下。TOPIXは9%で変わらず。日経平均25日線かい離率は、-7.7%→-8.4%、騰落レシオは60%→58%に低下。短期テクニカル指標は底値圏を暗示。ただ週足サイコロは4勝8敗、RSIは30%と、まだ2018年のクリスマス底の水準には届いておらず、中期指標の売られ過ぎゾーン入りを待ちたい。ただ、将来から振り返ってみれば、あのゾーンが底値だった、という事になるのではないでしょうか。 

 まあ、仕掛け的な動きで下押しましたが、現在、米株先物は280ドル高、日経平均先物は2万1330円と大証先物終値(2万0980円)を上回って推移。このままいけば、明日は反発…という事になるのですが、指数の動き次第で短期筋の個別買いも影響を受けてしまいますので、何とか高くなってほしいのですが。せめて200日線まででも戻らないと…。米国の上げに期待。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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