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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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本日の日本株は、原油価格の異常な下落を嫌気した米株安や北朝鮮の金委員長の健康問題に関する報道を嫌気した売りに、続落して終了。
 今年は「庚子(かのえのね)」の干支です。子の持つ「水」の性質は、「恐怖」。庚が示す臓器は「肺」ということです。2月4日の「春分」から「庚子」の年が始まりましたが、結果論ではあるものの、新型コロナに対する警戒を示唆したものでもありました。確かに2月初め以降は、新型コロナの世界的な拡大。株価の急落と水の持つ「恐怖」が支配する格好になりました。まったく、ろくでもない星回りのようですが、一方で「変化」を促し、新しいものが台頭してくるという意味もあるようです。実際、人とモノの移動制限がリモートワークや遠隔授業などが一斉に花開かせてきたほか、国内でも普及の障害になってきた各種の規制が官僚の抵抗にも関わらず、次々と取り払われてきました。新型コロナ禍自体は、国民に大きな負担を強いていますが、一方で、新しい生き方、働き方、価値感を生み出そうとしている点に注目する必要がありそうです。これまで、対面営業で力を発揮してきた辣腕営業マンがネットを使って顧客と交渉し、契約締結まで持ち込むノウハウを確立した若手にとって代わられることが出てくるかもしれません。デジタル化の波に置いていかれないように、勉強することを忘れないようにしたいものです。自戒を込めて…。

 本日の日本株は、原油価格の波乱を受けて急落した米国市場の流れを受け、売りが先行。CME日経平均先物終値(1万9310円)にサヤ寄せする先物売りから続落して始まったものの、前日下げ分の買い戻しもあり、日経平均は1万9479円(前日比190円安)とCME終値を上回っていました。寄り後は米株先物が堅調に推移していたことで、この日の寄り値付近で底堅く推移していました。前引け近くに、北朝鮮の金委員長の健康問題が伝わると、米株先物が下落に転換。下げ幅を広げるとともに、先物に売り仕掛け(株先物売り・円買い)が入りだすと、ユニクロやソフトバンクなど指数寄与度の大きい銘柄が売られるとともに、円高を嫌気し前日まで買われていた半導体関連が売られるなどし、次第に下落幅を拡大。後場に入ってもこの流れは変わらず、寄り後まもなくこの日の安値1万9193円(同476円安)をつけていました。引けにかけては売り買いともに手控えられて小動きに推移、。結局、日経平均、TOPIXとも続落して終了。VI指数は、3.29ポイント上げ40.96ポイントに上昇。

 日経平均終値は、388円34銭安(1.97%)の1万9280円78銭、TOPIX終値は16.52ポイント安(1.15%)の1415.89ポイント。NT倍率は13.73倍→13.62倍に低下。レポートで注目したように先週末の13.79倍から、低下。NTロング(日経平均先物買い・TOPIX先物売り)の反対売買が入っていたようです。出来高は、約2.15億株増の12億8009万株、売買代金は1818億円増の2兆1474億円に、ともに増加したものの、依然、低水準。騰落状況は、値上り552、値下がり1554と、売りが優勢。
 日経平気サイコロは、6勝6敗に低下。TOPIXは7勝5敗で変わらず。日経平均RSIは、57%→63%(TOPIXは、54%→62%)に、ともに上昇。25日線かい離率は、+5.88%→3.29%にかい離が縮小。先週末の+7.6%をピークにかい離修正が進んでいます。騰落レシオは124%→119%に低下。中立ゾーンに戻りました。乖離率や騰落レシオに買われ過ぎサインが出ていましたので、テクニカルな調整という見方で良いのではないでしようか。

 直近レポートでも、上げの第2ゾーンまで値幅が残っていないことや週足一目均衡表の雲(下降中)に接近していることから下押し圧力を受けやすい状態…としましたが、想定通りの動き。テクニカルに素直に従って動いています。当面、上げに転じている25日線に接近したところがポイントになりそうですが、今の日本株は米株次第…。米国株も、以前から書いているようにニューヨークダウが2018年前半のもみあいゾーンを意識して頭打ち感を強めているとしましたが、昨日の動きもこの流れを受けたもの。押し目については、直近レポートで解説しています。新たに、原油価格の急落が加わり逆オイルショックの懸念が出てきましたが、貯蔵施設を持っている投資家にとっては、大きな利益を上げるビッグチャンスになっており、今晩の5月限りの最終売買を終えれば、落ち着きを取り戻してきそう。ただ、ファンド勢には大きく傷ついたところも多くファンドの破たんの話が突発的に出てくるほか、ジャンク債問題が浮上する懸念もあり、しばらくはリスク管理を重視したいところ。引き続き、新型コロナが生み出した派生的なテーマ株の押し目買い方針。北朝鮮の金委員長動向に関する情報が錯そうしていますが、原油問題も合わせ米株先物の¥が500ドルを超えるさげになっていることころが気になります。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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