大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2009/07 | 08
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なんだか去年の荒れ相場と似てきた…もしかしたら役者は同じ…?
 7日の日経平均株価は158円40銭高の9239円24銭、TOPIXは12.05ポイント高の888.25ポイントと、ともに7連騰して終わりました。出来高概算は28億株、売買代金は概算2兆円と、ともに急増しています。日経平均サイコロは10勝2敗、騰落レシオは115、騰落レシオは78、25日線かい離は8%でした。

★株の教科書から…
 日経平均サイコロは9勝3敗以上が警戒ゾーン,騰落レシオは120%以上は売り、RSIは80%以上は売り、25日線かい離率は5%以上は目先調整、10%以上は天井形成とテキストには書いてあります。今日の数字と比較して、それぞれの行動を決めるところですね。

★なんだか去年の荒れ相場と似てきた…
 さて、海外投資家というよりは、ヘッジファンドだと思いますが、また急ぎ働きをしているようです。輸出関連株にはまとまった信用売り残がありますから、この「踏み」を狙った買いを入れているようです。また一方で、高値圏にあった内需株など先行グループを空売りするリターンリバーサルのやり方をはじめています。昨年は、内需株を空売りして、輸出関連を買うやり方をして市場をかく乱しましたが、どうもおんなじやり方を始めたようです。また、資金調達が出来ずに鳴りを潜めていた裁定取引もやり始めたようですね。今日の動きを見ていると、株が高いにもかかわらず、債券の先物が高いという状態がありましたが、どうやら「債券先物買い・株先物売り」のポジションを組んだところがあるようです。

 株の先物にまとまった売りが出て、一時期先物価格が現物を下回る状態がありましたが、きっちり解消売りが出ていました。どうも、昨年と同じような状況が出てきそうな感じです。米国の場合、税金の関係で年末までに損だしを行い、年初は何もしないため株価が上昇しやすくなるとい言うジンクスがありますが、いまの米国株の上昇はこのあたりに起因しているのでしょう。ただ、シャープやキャノンがストップ高するような動きはいかがなものか…。円安だといっても前期に立てた社内レートの100〜105円を大幅に上回る円高になっているのに、93円台の円安だから買う…というのは…。

★巨額詐欺事件の影響でヘッジファンドには解約請求が山積み…
 だんだんやり方が荒っぽくなっているのが気になりますが、米国では株価操作的なやり方は厳重に監視されていますから、監視の甘い日本でひと稼ぎということかもしれません。ヘッジファンドの解約売りは、法的な解約制限条項を使ってなんとか止めている上体といわれていますが、元NASDAQ会長のバーナード・マドフ氏の巨額詐欺事件以来、解約申込が殺到しているといいます。今後、無理やり解約をとめていると情報開示をめぐって裁判沙汰に発展する可能性もあり、注意が必要です。情報開示してみると、とんでもない状態になっていたファンドが続出することもあるかもしれません。昨日も、米国債から流出した資金がどこに行ったか気になるとしましたが、案外、裁定取引や、今日のようなリターンリバーサル取引の中に入ってきているのかも知れません。

 昨日の日経夕刊でも伝えられたように、円の実行為替レートは過去最高になった、といいますから、為替換算の日本株はどうしても換金の対象になりやすくなってきます。米国の巨額詐欺事件について、日本ではそんなに重視されていないようですが、米国では深刻に捉えられていて、彼が行っていたファンドオブファンズという運用手法をとるファンドは信用を失墜。大量の解約申込が着ているといいます。相場が順で動いているからいいのですが、波乱し始めると法的な手段を用いても解約を迫る投資かも出てくるはずです。

 杞憂かも知れませんが、このところの荒っぽい動きをみていると、なんだか昨年の荒れ相場を彷彿とさせるものがあり、落ち着きません。

★肉は腐る前が一番おいしい
 米国株についてもRSI(9日ベース)は危険ゾーンの70%を越えており、オバマさんに対する期待感が先走っている感じがしますが、来週から米国金融機関の決算発表が始まります。景気の低迷で、ローン損失はかなりふくらみ、業績が悪いことは経営者自身も事前に認めていますが、先ごろ投入した公的資金以上に損失が拡大していた場合の引き当ては大丈夫なんでしょうか…。期待感ばかりが先走っていますが、その前に現実悪の冷や水を浴びせかけられるかもしれないリスクはないのでしょうか。肉は腐る前が一番おいしいといいますが、一つ間違えると食中毒になるかもしれません。

★下落中の26週線に届いた輸出関連株もでてきた
 昨晩も書きましたように、中期のRSIは加熱していませんから、押し目は狙えると思いますが、ヘッジファンドの解約リスクが去ったわけではなく、むしろ巨額詐欺事件を契機にそのリスクが高まっていることを忘れてはいけません。ここでは、ブレーキをかけながら、全体が13週線くらいまで調整し手来たところで次の手段を考えるくらいの余裕が欲しいところです。そういえば、今日京セラは26週株価移動平均線まで届いていましたね。これをひっくり返して52週線まで戻れるのでしょうか…。太陽電池の将来性…といいますが、あちこちから参入企業が相次いでいますし、日本で補助金がつけば海外企業も参入してきます。結局、叩き合いで利益は少なかった…なんてことにならないんでしょうかね。

 自戒を込めて、「慌てずに…慌てずに…」


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Author:大仏さん
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独自の視点とノウハウから市場を見通してきました。

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