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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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昨日の米国株は香港問題を巡る米中の確執を懸念するも、景気回復への強気見通しや年内ワクチン供給の可能性を期待した買いに、3日続伸して終了。
 おはようございます。

 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万5548ドル27セント     +553ドル16セント(2.21%)
 NASDAQ総合指数       9412.36ポイント        +72.14ポイント(0.77%)
 S&P500              3036.13ポイント        +44.36ポイント(1.48%)
 CME日経平均先物       2万1640円           +150円
 10年物国債金利        0.687%             -0.014%
 ニューヨーク原油        32.81ドル            -1.54ドル 
 GOLD               1708.10ドル          +2.50ドル
 ドルインデックス         98.93ポイント         +0.02 


 昨日の米国株は、大型(7500億ユーロ)の復興基金構想を受け欧州株が上昇した流れを受け、買いが先行。先行して上げていた先物にサヤ寄せする格好でニューヨークダウは303ドル高の2万5298ドルと続伸してスタートしました。買い一巡後、香港で国家安全法適用に反対するデモで300人を超える逮捕者が出たことに対し、米国務省が「香港の自治は失われた」と宣言。米国が金融面で与えてきた特別な地位を剥奪するとしたことで米中の対立関係が増幅する…との懸念が台頭。急速に上げ幅を縮め前日引け値近くまで下げる場面も…。
 
 ただ、JPモルガンのダイモンCEOが速やかな景気回復の可能性に言及したことや、国立感染症研究所のファウチ所長が、感染第2波を避けられる可能性やワクチンの年内供給の観測を述べたことを好感。経済正常化への期待から買いが増加。次第に上げ幅を拡大する展開に…。737MAXの生産再開と1.2万人の人員削減を発表したボーイングや前日に続き金融株が買われるなど景気敏感株中心に買われ、引け近くにはこの日の高値2万5581ドル(同556ドル高)をつける場面も…。結局、主力3指数とも3日続伸して終了。VIX指数は、0.39ポイント下げ27.62ポイントに低下。

 ニューヨーク市場の騰落状況は、値上り2421、値下がり550(NASDAQ市場は、2255-1009)と、ともに買いが優勢。NYダウ採用30種は、値上り27、値下がり3。経済再開の動きを好感し、金融関連のAMEXが7.33%、GSが6.94%、JPモルガンが5.79%、それぞれ上昇。3社で指数を176ドル分押し上げ。景気敏感のキャタピラーが4.27%、スリーエムが3.99%、それぞれ上昇するなど、10銘柄が3%超え上昇。指数の上げに寄与しました。一方、巣篭り需要で買われたウォルマートが1.11%下落。全体でも新型コロナの追い風を受けて買われたグループが売られ、売られていた景気敏感株が買われる対照的な動きになりました。

 主力3指数とも続伸。NASDAQ総合指数に比べ出遅れていたNYダウやS&P500が景気敏感株の上げでキャッチアップする動きが始まっています。ともに、週足一目均衡表の雲で押さえられる格好でしたが、この日、NYダウが雲内に突入、S&P500は雲抜けを達成。さらなる上げの可能性を示しました。ただ、週RSI(9週)が共に警戒ゾーンの80%超えに入るなどテクニカルな過熱感が出始めていることには警戒したい。「期待先行」の上げだけに、感染2波やワクチン開発の失敗など期待を傷つける動きに警戒したい。52週来高値更新銘柄数は、まだ低水準。投資家の冷静さは保たれているようです。

 米国株は続伸。円は、リスクオン状態を受け、対ドルは107円60銭台、対ユーロは118円50銭台に、それぞれ下落。CME日経平均先物は大証終値を160円上回る2万1640円で帰ってきました。レンジは、2万1135円~2万1720円。本日の日本株は、米国の流れをうけ、昨日に続き景気敏感株のリバウンド相場が続きそう。米株先物の動きを受けた先物リードの展開になりそうですが、弱気ポジションの踏み上げが始まっていることから、トレンドフォロー型の投機筋が買い仕掛けをしてくる可能性も…。指数採用銘柄が裁定買い期待で妙味。短期資金も大型景気敏感株のリバウンド取りに向かうか…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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