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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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米国の投資家は、決算数字を見ないとどうにも動けない…いまのところアナリスト見通しを上回る企業が多いのですが…
 おはようございます。
 昨日の米国株は、前日発表されたアルミ大手アルコアの決算や、寄り前に公表された新規失業保険週間申請件数(7月4日まで)が予想を下回る数字になったことなどを好感。高く始まりましたが、30年国債の入札倍率が前回よりも低下し財政資金調達への懸念が高まる一方、アナリストによるゴールドマンザックス(GS)の買い推奨など好悪材料が交錯。前日引け値付近を上下していましたが結局、小幅続伸して終わりました。GSの投資判断引き上げを受け、前日安かったS&P500もこの日は反発して終わっています。

 この日発表された新規失業保険週間申請件数は、前週(61万7000件)に比べ5万2000件減少し、56万5000件になりました。市場予想の60万5000件を大幅に下回りました。また、同日発表の卸売在庫・売上高(5月)は、在庫が前月比0.8%の減少となりました。アナリスト予想の1.0%減は下回ったものの、9ヶ月連続の減少となり2007年8月来の水準まで落ち込んでいます。また、売上高は自動車などの売り上げ増から前月比0.2%の増加となり、「変らず」とのアナリスト予想を大幅に上回りました。

 またこの日は、バンクオブアメリカのアナリストが、ゴールドマンザックスを買い推奨しましたが、4-6月期の業績が、トレーディング収入や値付け業務の拡大で大幅に向上することを挙げています。以前から、ニューヨーク市場の出来高に占める一部証券会社の関与率の高さが話題になっていましたが、図らずも証明されることになりました(引け間際に急騰する不自然な商いがよくありましたが…、まさか、株価操作見たいな動きがあったんではないでしょうね)。一部の投資銀行に値付業務をたよらなければならないほど、今のニューヨーク市場は流動性が無くなっているんでしょうか。

 米国株は小幅続伸の動きとなりましたが、ニューヨークダウの立会い中の値幅はわずか83ドルと小動きに推移しています。また、出来高は10億600万株と再び減少しています。株価は続伸したものの、上値は5日線を意識して売られており、まだ不安定な状態を脱したわけではないようです。ただ、アルコアの経営トップが、中国や米国の景気対策により、アルミをめぐる需給関係が好転していることを認めたように、公的な景気刺激策が企業決算に影響を与え始めたことが分かります。昨日も書きましたように、焦点は来週から本格化する米国主要企業の決算…。サプライズが続けば、低迷脱出の契機になるかも。当面は、4月に約一ヶ月もんだ8100ドル付近での値固めか…。

 9日の米国株
 ニューヨークダウ  8183ドル17セント  +4ドル76セント (0.06%)

 NASDAQ総合指数  1752.55ポイント  +5.38ポイント (0.31%)

 S&P500     882.68ポイント  +3.12ポイント  (0.35%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 9385円 +75円

              (円建て)  9340円 +30円


 米国株は小幅続伸、CME日経平均先物は9300円台を回復して帰ってきました。為替市場では、米国の経済指標や株価の上げを受け、ドル・円が売られたものの、対ドルでは円は92円台後半の動き。また、他の通貨に対しても大きく売られたわけではなく、円の上昇期待が強いようです。現在は、決算の集計時期に当たりますが、前期の数字は実績として変化はないものの、見通しの策定に当たってはマイナス材料となり、予想が低く出てくることは避けられません。当面、為替の動きに一喜一憂することになりそうです。今日の相場も、為替やGLOBEXの米国株先物を見ながら神経質な展開になることは避けられませんが、引けにかけてはポジション調整の先物の買戻しからしっかりに終わる可能性もあります。今日も超低位株を中心にした個人資金(?)のもぐらたたき相場か…?
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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