FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



何が心配なのか…殻に閉じこもったまま、一向に出てこない長期投資家
 16日木曜日の日経平均株価は74円91銭高の9344円16銭と3日続伸、TOPIXは5.88ポイント高の872.25と、反発して終わりました。出来高概算は22億7800万株、売買代金は1兆3890億円と、相場環境が良かったにもかかわらず商いは一向に盛り上がってきません。また、日経平均サイコロは3勝9敗、騰落レシオは88、RSIは31、25日線かい離はマイナス3.28と、いずれも買い信号一歩手前で、中途半端な足踏み状態…。

 米国株は、景気改善指標と企業業績の堅調が揃い踏みとなり、大幅高。CME日経平均先物も9500円台、為替も94円台の円安…。まさにベストな相場環境で、今日の相場に期待した関係者も多かったものと思います。しかし、終わってみれば今日の日経平均高値はCMEの終値にもとどかず、出来高も昨日とほとんど変らずの状態でした。まあ、3日続伸し、値上がり数も960を超えているわけですから、強い相場だったことは間違いありませんが、物足りない気持ちで一日を終えた投資家の方が多かったんではないでしょうか。

 今日の朝の書き込みでも、環境的にはいいのですが、現物買いの資金が入って出来高が増加しないと、また、先物筋に引っ掻き回されることになる…と、懸念しましたが、どうやら、自民党のごたごたは強まるし、よく考えたら来週の月曜日は休場で3連休になるし、無理することは無いというlことで、買いを見送った人が多かったようです。また、このところ、懸念材料としてあげていた米国商業金融大手CITの救済交渉がまとまらず、どうやら明日にも連邦破産法の適用申請をして経営破たんするようだ…と伝えられたことも、見送りの理由になったようです。

 分けの分からないレバレッジ運用に走り自滅したリーマンブラザーズと異なり、CITは米国内の中小商業者約100万社と密接な関係を築いて、ファイナンスの手助けをしてきただけに、破綻した場合の中小企業者への影響は計り知れない…といわれています。政府としては直接救済は出来ないものの、CITバンクを通してGMAC救済で採ったやり方を適用するつもりだったようですが、どこでどう狂ったのか、破たんの道を選ぶようになったようです。資産規模は680億ドルくらいですから、金融システムに大きなダメージを与えるほどのものにはならないと思います(CDOを組成して販売している点が懸念材料)が、大手金融機関が相手にしない中小企業事業者向けのファイナンスを手がけてきただけに、米国経済の底辺にダメージを与える可能性もあります。ただ、直接的な影響は大きく無いとみたのか、GLOBEXの米国株先物は昨日の大きな挙げの利食い程度の下げ(30~50ドル程度)にとどまっています。

 ただ、日本市場では、新規の買いが入らなかったことから、「CITが破たんしたら大変だ~リーマンくらいの危機になる」という話が流れ、先物が軟化。日経平均は9500円手前からユーターンし、あとは昨日の夕方書いたことと同じ展開で、日経平均だけが値を消していきました。だから、どうでも操作できる指数は信用できない…というのです。まさに、待っていたように先物売り→現物と先物が逆ザヤ→裁定解消売り→日経平均下げ幅縮小という、お決まりのコースをたどりました。

 まあ、テクニカルでみると、9500円という水準は、上げの道中の5月11日に9503円で目先天井を形成。また、高値からの下げの過程での6月23日に9511円で一旦底をつけて、いずれも罫線的な急所を形成した重要ポイントでもありました。当然、先物筋もこのポイントを見ていまし、CIT破たんという願っても無い弱気材料が出ましたから「それ叩け…」てなもんでしょう。まあ、やりたい放題ですね。実際の相場は、値を消された日経平均とは違った堅調な相場なんですが、誰も彼も指数しか見ていませんから、値を消していくにつれ気分的に落ち込んでいきます。早く、新規資金が入ってきて、裁定解消売りの玉くらい簡単に吸収できるようにならなければいけませんね。

 昨日も書きましたように、債券市場に逃げ込んだ資金の行方がポイントになりますが、米国では、企業業績と景気改善指標が平行して出てきており、安全資産として購入した債券を持つリスクが高まっています。日本でも、デフレになる…などとして債券に資金を移してそれで良し…と、していますが、日本でも景気の状況が中期的に改善傾向にあることは確かだし、来年はIMF予測でも、先進国中の日本の成長率は市場高くなる予想がでており、考えようによっては、今の債券市場はバブル状態になっているといっても過言ではありません。いずれ、堰を切ったように株式市場に流れ込んでくるはずです。株式市場の本当の立ち直りはその時…。ついこの間は景況感の好転から、債券市場から資金がチョロっと漏れましたが、あれくらいの漏れでアノ相場が出たわけです。

 なにか、まだかまだかというムードが強いようですが、景況感が変れば嫌でも債券市場から資金があぶりだされてきます。ちなみに、昨日発表された米国の鉱工業生産指数(6月)で、大幅に改善してきましたが、この最大要因が公益事業が前月のマイナス1.3%から、プラス0.8%に増加したことです。つまり、景気刺激策が具体的な数字になって出てきたわけですから、今後の景況感に大きな変化をもたらしてくるはずです。そうなったら、債券市場は安全地帯どころか、火事場になります。日本だって状況は同じ。カネをかさずに、手持ち資金が金庫からあふれそうな金融機関は債券運用を増加させており、そのうち…。果報は寝て待て…という言葉もありますよ。業績重視の各論相場の方向に変化無し。

 まあ、今日の朝も書きましたように、米国株の状況は一変しました。再びNASDAQ主導型の相場展開になりそうですが、ニューヨークダウも13週移動平均線を回復してきましたので、押し目も浅くなるものと思われます。問題は、先物業者の理不尽な売り圧力にさらされる日本市場。今日のように良い環境にもかかわらず、13週線さえ回復できずに終わっています。「やはり、グッドバイ・インデックスを実行すべきでしょうかね!」。
 背後霊~退散。臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前…エーィ!(九字護身法)
スポンサーサイト





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ