FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



景況感対立の行方が、債券市場と株式市場の綱引き勝負に決着をつける…
 週末24日の日経平均株価は151円61銭高の9944円55銭、TOPIXは11.79ポイント高の920.48と、ともに8日続伸して終わりました。出来高概算は25億9400万株、売買代金は1兆6100億円と、8連騰ともなると流石に増加に転じてきました。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは104、RSIは53、25日線かい離は+3.4%…。一応巡航速度ですが、25日線かい離の3%越えは、青信号の点滅というところでしょうか。9日連続安のあとの、8連騰…。あと一日上がれば騰落日数では追いつきますが、果たして下落幅も埋めきれるか…。来週の課題になりますね。

 相場環境は最高の状態でスタートしたんですが、終わってみれば、昨日の宿題として残っていた今月2日に9869円から空けていた窓埋めを達成できずに終わっています。派手に動いた感じがしますが、昨日の高値9861円をわずかに2円上回っただけ…という状態。日足罫線では「毛抜き」みたいな格好になっていますから、来週の動きがちょっと気になります。しかし、あと3文が埋められないとは…。「窓埋めさえ出来ない」、「1万円の大台さえ回復できない」となると、目先筋の動きが変化。債券先物がするすると上げはじめ、一時は日経平均と債券先物が同時に上昇するという奇妙な状態になっていました。債券先物の上昇時には、株の先物が緩み、裁定解消売りが出る場面もあったようですが、今日は出来高がありましたので、下落にはつながらないで済んだようです。

 それにしても、今の状況を象徴するような動きですね。先日から、金利の動きを注意するように書いてきましたが、まだ、景気の先行きを懸念する投資家が多く、債券を運用対象にしているようです。特に手元資金の豊富な地銀に債券を買うところが多いようですが、米国では、今月10日の3.27%を底に金利は上昇に向かい、昨日は3.71%まで挙げてきています。企業業績が予想外に良い事や景気指標の改善、金融当局者の「緩慢な改善過程に入った…」など、景況感の改善を受け金利が上昇に向かっているものと思われます。一部に、財政状況の悪化や来週から始まる過去最大の財政資金調達(1150億ドル)を意識して、金利が上昇している…とする向きもありますが、景況感の改善が金利上昇の背景にあるとしたら、債券を持つリスクは大きくなってきます。

 昨日、10年国債金利が3.71%に上昇(価格は下落)する一方で、株式市場の出来高が15億近くに増加したことをみても、安全資産として資金が逃避していた債券市場から資金が流出し始めた…とする見方も出来ます。景気の先行きをめぐっては、投資家間の見方が大きく異なっており、それぞれ資金の投入先は違っていますが、まだ、先行きの弱気が多く、債券市場には巨額の投資資金が眠ったままの状態。ところが、株価は一方的に上がっていきますし、景況感の改善とともに債券を持つリスクは急速に高まってきています。いまのところ、米国10年債の直近金利の高いところは6月の4.01%ですが、これに近づくとともに債券市場からの資金の流出が始まり、株式市場の需給関係が大きく改善してくる可能性があります。ここからは、景況感が全て…。改善すればするほど債券保有のリスクは高まってきますよ。

 一部に原油や非鉄、穀物などが面白くなる…としきりに言う筋がありますが、一昨年から昨年にかけあれだけ大きな相場を出し、シコリ玉がたくさんあるのに果たして思うような相場が出るのでしょうか。まず需給関係の整理が第一のような気がするんですがね。その意味では、徹底的に叩き売られ玉関係の整理がすっきりしている株式の方が魅力があるように思うのですが。まあ、来週以降米国の債券市場がどう動いてくるかをみていればある程度株価の動きも予測できるはずです。

 さて、その米国株ですが、朝も書きましたように、因縁場の上値抵抗ラインを抜け、本来の下降バンド内に戻ってきました。下降バンドとは言え、幅は2000ドルありますから、結構なものですよ。当面、上抜いた抵抗線が下値支持線に転換しているかどうかを確認する下げが出るかも知れませんが、このラインが固まればあとはしめたもの…。2000ドルくらい上にある下降バンドの上限に向かって動き出すはずです。いよいよ、面白くなってきました。

 日本株は、来週から4-6月期決算の発表が本格化してきます。当面は増収総益を」期待することは出来ませんが、減収増益に転換するところや、減益幅の縮小が評価されるところが増えてくるはずです。特に株価の上昇で、前期決算で一兆円を越えていた株式の評価損が減少するだけでも収益の改善効果が出てくるはずです。まあ、だめもと…で見ていきましょうか。ただ、業績感応相場に移行すれば、テーマ株物色がやりにくくなってきますので、今週のような派手な動きはなくなるかも…。業績面で評価できる日本調剤、酉島製作所、来期まで展望して原子力関連の新日本空調などに注目か?

 先物筋の皆様、来週はちょっと緩めてくださいね。それと、大証さま…こんなに関与率が高く、ほとんど株価操作と同じような状態になっていても問題はないのでしょうか。手数料だけ落としてくれればそれでいいんでしょうか。
スポンサーサイト





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ