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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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決算発表が始まった…でも前提は流動化しており予想は信じられない
 週明け27日の日経平均株価は144円11銭高の10088円66銭、TOPIXは7.78ポイント高の928.26と。ともに9連騰して終わりました。出来高概算は20億7400万株、売買代金は1兆3862億円と、前週末を下回っており、主力投資家は依然として見送り姿勢を持続しているようです。また、日経平均サイコロは9勝3敗、騰落レシオは110、RSIは62、25日線かい離は+4.7%となりました。

★サイコロジカルラインが加熱ゾーンに入ったが…?
 日経平均の9連騰は実にバブル相場に入っていた1988年2月以来のこと。サイコロジカルラインは7月13日の2勝10敗から一気に駆け上がり、加熱ゾーンに入ってきました。ただ、底値ゾーンから一気に情下したサイコロジカルラインのケースでは、押し目買いになりますので、ここでは機械的な適用はしない方がいいでしょう。25日線が目先の警戒ゾーンの3%を上回っていますが、底値からの急速な立ち上がりですから、7%をめどにしてもいいかもしれません。とりあえず、騰落レシオとRSIの動きを注目し、全ての指数(特に日経平均週足のRSI、サイコロの売り信号発信)が売り信号を出すくらいまでは、順張りでいいんでしょう。

★出来高をみているとやはり先物の一人相撲か? 
さて、週明けで手がかり材料難とはいいながら、週末の米国ではニューヨークダウは高く、CME日経平均先物も1万円大大台乗せ…。為替も1ドル94円台後半で落ち着いた動き…。おまけに、今日の日経朝刊では、「日立が上場子会社5社を完全子会社化」、おまけに、中国が消費刺激策として実施している家電購入補助の上限を撤廃する…と、サプライズな記事が2本。まるで、電機株を買え、といわんばかりのながれでしたね。これだけ、お膳立てが揃ったら、日経平均は上がらないはずもなく、今日は、寄付きから先物にまとまった買いが入り高くスタート。1万円大台乗せでは、同価格のコールオプションを売った筋がヘッジの先物買いを出したりしたことから、裁定買いも誘発し、日経平均は年初来高値を7円ほど更新しています。ただ、引けにかけては先物の利食いから、上げ幅を減じて終わっていますが、薄商いにもかかわらず裁定解消売りがでても大きく値崩れしなかったのは、押し目待ちの指値が結構入ってきているんではないでしょうか。いずれにしても、今日も先物業者と目先筋の一人相撲で終わった感じですね。
 
★日経平均の目標は1万2200円…?
 さて、以前から、上げの三ヶ月を経過する6月初旬は要注意…。その後の調整日柄は週足で4週~5週としてきましたが、今回の立ち直りは想定どおりの流れをたどっています。また、そのとき書いたことは、「2003年と2005年の各上昇相場を引き合いにし、踊り場形成後には、踊り場形成前の上昇幅が、次の出直り相場後に出てくる…」としました。本日高値を更新したことで、この流れも当たりそうな感じになってきましたね。3月をスタートにした相場は、7021円から10170円まで、約3150円上昇しています。17日安値が9050円ですから、同じ幅を当てはめると1万2200円という数字が出てきますが、果たしてどうか…?

 このコーナーでは、以前から、3月のザラ場安値6994円を基点に1万1300円前後が期待できるとし、昨年3月17日安値1万1787円付近を目標値として掲げてきましたが、ほぼ、さきほどの目標値(1万2200円)とも整合性がとれており、このゾーンを当面の警戒ラインとしてみておけばいいでしょう。このゾーンに来たときに、短期、中期の各テクニカル指標がどういう数字になっているかで、次の行動を考えたらいいでしょう。

★全ての予想の前提が流動化しており、信じられるのは実績だけ
 ただ、ファンダメンタル分析を中心にするアナリストやマスコミ関係の人には、まだまだ弱気が多いようです。今日から決算発表が本格化してきましたが、先週末の日経平均の今期末予想EPS(一株あたり利益)は240円…。PERは41倍ですから、どこから見ても立派な割高市場です。でも、来期は大手証券の予測ではEPSは500円台に拡大する…とのことですから、1万円大台はPER20倍ということになり、これ以上買うと割高になlってしまうので、決算発表を見ながら、「現実の厳しさに、期待感の行き過ぎが修正される…」としています。でも、アナリストが予想を立てる前提そのものはどうなのでしょうか…。また、円高論や米国景気低迷論が支配的になっているときに経営者側から強気の見通しが出てくるものでしょうか…。もしかしたら、実際の景気とアナリストや企業経営者の予測との間にかい離が生じてきているかもしれません。もし、相場がそれを織り込んでいるとしたら…。

 第2四半期決算がピークを迎えている米国では、S&P500の採用企業のうち、これまで発表を終えた企業のうち8割近くがアナリスト予想を上回っているといいます。日本でも多くの企業が前期末に今後発生する可能性のある損失を前倒し計上していますので、内容的に冴えないものでも赤字幅が減少したり、黒字幅が拡大するなどの成果が見えるものが出てきそうです。この動きは、今後、期を追って強まっていきますが、そのときに欧米経済のファンダメンタルが変化してくれば、業績の変化率もそれにつれて拡大してくるはずです。

 今の、世界経済は、予想の前提そのものが流動化していますから、必ずしもアナリストや企業側が発表する数字は絶対的なものではありません。唯一信用できるのは実績数字だけ…。投資家それぞれが、実績数字を見ながら、今後の予想を立てていくことになりますが、それぞれの投資家がかけている眼鏡(弱気なのか、強気なのか…)によって、先行きの見通しも変ってきます。だったら、全ての人の思惑が寄せ集まった株価を信じるしかないと思いますが…。

 2002年後半から、2003年、2004年と企業業績がどのように変化していったか…以前にも書きましたが、再確認しておく必要がありそうです。ただ、当時と違うことは、世界的な規模の消費バブルが沈静化していること…。現在は、極端な落ち込みのところから立ち直ろうとしているところ。でも、同時に立ち直ってきたら与えるインパクトは相当に大きいはず。米国の住宅ばかりに目が行っていますが、先週の日経夕刊では米国株式の時価総額が380兆円増加した…という記事がでていました。家計の中に組み込まれている株式や投資信託の比率はかなり大きなものがありますから、株価上昇からの資産効果も期待できるかもしれません。

 土曜日の書き込みで、ニューヨークダウが2000ドル幅の下降バンド内に戻った、とかきましたが、米国株も案外このあたりを織り込み始めたのかも知れません。決算発表を前に、発表内容を見るときの留意点を書きましたが、一人で全部をカバーできるわけもなし、結局、決算発表の乱高下は見送って、後の相場にかけるのもいいかもしれません。それにしても、決算発表が始まったとたんテーマ株がおとなしくなってしまいましたね。 日本調剤、新日本空調、サカタのタネ、いずれも経過良好…。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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