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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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米国景況感は着実に改善…ニューヨークダウは需給の因縁場に
 おはようございます。
 週明けの米国株は、一部保険会社や大手家電量販の冴えない決算から、反落して始まったものの、立会時間中に発表された6月の新築一戸建て住宅販売件数が8年ぶりの大幅増になったことを好感。住宅株やこれまで同市場の低迷が収益の足を引っ張ってきた金融株が買われたことから、引けにかけて急進し、結局、ニューヨークダウは3日続伸して終わりました。

 米国株の上昇は、リスク資産への投資を促し始め、高金利通貨買いからドルが下落。原油価格は2年ぶりに9連騰し、一時1バレル69ドルをつけたほか、ドル安ヘッジとしての金価格も上昇しています。一方、安全資産として買われてきた米国10年債は、景況感の改善や今週から始まる1150億ドルの財政資金調達を嫌気して軟化。昨日は3.77%まで金利が上昇し、6月10日につけた3.936%に近づいています。まだ、景気の先行きをめぐり強弱感の対立があり、債券と株式は綱引きを続けていますが、このところ金利の上昇傾向が定着(価格は下落傾向)。債券保有リスクが高まり始めています。あぶりだされた資金の行方が注目されるようになってきました。

 この日発表された6月の新築一戸建て住宅販売件数は前月に比べ11%の増加。年率換算では、38万4000戸となり、5月の34万6000戸を大幅に上回り、3ヶ月連続して改善。伸び率は2000年12月以来のもので、市場予想の35万2000戸も大幅に上回っています。週間住宅ローン申請指数をみると、このところ30年もの住宅ローンの金利がじわじわと上昇。借り換えが一服する一方で、新築住宅建設用ローン申請が増加傾向にありましたので、この数字には意外性はありませんが、長期金利の上昇基調の定着が新築住宅建設需要の駆け込み的な増加を促している可能性もあり、今後の住宅購入関連指数の動きが注目されます。

 米国株は、週末に分析したように新たなゾーンに入り堅調に推移しています。ここから一気に下降バンド内の上値抵抗ライン(土曜日朝の書き込みのチャート参照)に突っかけるか、それとも、一旦は下値支持線を確認に来るのかの分岐点に差し掛かっています。現在の9000ドル付近は、昨年10月から今年1月にかけ約3ヶ月もんだゾーンであり、一気に上抜けられるかは疑問。業績の株価に与えるインパクトも減少してきており、当面は9000ドルをはさんだもみ合いに移行するのではないかと思われます。指数的な過熱感も目立ってきましたので、目先は、慎重に構えたいと所です。

 27日の米国株
 ニューヨークダウ 9108ドル51セント  +15ドル27セント(0.17%)

 NASDAQ総合指数  1967.89ポイント  +1.93ポイント (0.10%)

 S&P500     982.18ポイント  +2.92ポイント (0.30%)

 CME日経平均先物 (ドル建て)  10175円 +95円

              (円建て)   10125円 +45円


 米国株は小幅高、CME日経平均先物は1万100円台に乗せて帰ってきました。米国株上昇によるリスク選好の高まりから、ドル・円が売られたほか、円はドルに大しても軟化。95円台前半の取引になっています。ユーロに対しても軟化し135円台の取引になっており、昨日に続き、輸出株主導の流れになりそうです。昨夕、民主党のマニフェストが公表されており、関連株が物色されそうですが、既に先食いした部分もあり上値に関しては大きなものが期待できないかもしれません。今日も、決算発表を見ながらの個別物色の流れと、昨日10万枚近くまで膨れ上がった先物市場の動きが市場を振り回すことになりそうです。また、昨日の海運株にみられるように、予想を下回る決算を出したものは容赦なくたたき売る動きもありますので、決算発表ものは慎重に対処したいところです。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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