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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2020/08 | 09
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今日も寄りで勝負が決まった…JAL相場にリーマン破たんと同じ匂い
 血圧が上昇気味で頭がボーッとしています。病院に薬をもらいに行かなくては…。
 さて、15日の日経平均株価は178円44銭高の1万238円65銭、TOPIXは9.77ポイント高の904.11と、ともに反発して終わりました。出来高概算は19億9847万株、売買代金は1兆3743億円でした。また、日経平均サイコロは8勝4敗、騰落レシオは85、RSIは41、25日線かい離はプラス1%と、やっと25日線を回復してきました。

★寄り付きで勝負あり…25日線が上向きに転換
 米国株の上昇に蹴飛ばされて寄り付きに上がっただけ…という感じ。米国の動きを受けて、昨日売られた銀行株や先物の買戻しが、裁定買いを誘い日経平均が上昇した、というとところでしょうか。ただ、寄り後は(今日の日経でも話題として取り上げていましたが)膠着状態に入り、日経平均の終日値幅はわずかに88円…。まあ、25日線も回復したし、窓も閉めたし…で、「まあ良いか…」という感じ
で後場からは総見送りという感じでした。
 テクニカルで今日の相場を見てみると、注目されるのは、8月21日、9月4日、同14日と1万140円台から1万170円でつけた安値で形成した上値抵抗ゾーンを上回ってきたこと。また、下落に転じていた25日線は昨日の1万137円から、今日は1万139円となり、上昇に転換してきた点です。まだ、明日移行の動きでは再び下落に転じる可能性がありますが、とにかく、上向きに転じ、かつ株価が平均線上に出てきたことは評価できます。

★日経平均は、13週線と26週線にはさまれたまま上昇中
 日経平均の動きは、先週までともに上昇トレンドにある13週線と26週線にはさまれたゾーンを動いています。今日の引け値1万238円は昨日現在の13週線の位置する1万243円以下で終わっており、結局、今日の株価は13週線を意識して高値を形成していた…ということになりそうです。13週、26週ともに上昇しており、当面、このゾーンで動いても株価は上昇しますが、勢いがつくためには、やはり、13週線を上抜いてくることが課題になりそうです。まあ、今日は為替のほうが比較的安定していたため、先物筋も仕掛けるタイミングが無かった…というところでしょうか。

★JALの下落相場には、リーマンを破たんに追い込んだのと同様の取引手法があるのでは
 ただ、個別の動きをみると、どうもきな臭い動きがあちこちで感じられます。一番良い例が、日本航空ですが、このところ出来高上位に顔を出し大商いが続き株価が下落しています。今日も、前場途中と、後場から大量の売り物を浴びて安値を更新していますが、もしかしたら、米国でリーマンブラザーズを破たんに追い込み、ベアスターンズを倒産寸前まで追い込んだ、CDSを使った意図的な売り叩きが行われているのかも知れません。手口が分からないので、あくまでも推測にしか過ぎませんが、同社の場合、大量の社債が発行されており、恐らくその保険のためのCDS取引が行われているはずです。値下がりした社債を買い、同時にCDSを購入。同時に株価を売り叩いて、売りで儲けるほか、CDSの値上がり益も確保する…。万が一、破たんしても、CDSで安く買った社債の元本支払いを確保できるわけですから、投機筋にとっては別に会社が倒産しても構わないわけで、徹底的に売り込み「株価で殺す…」という所まで、持ち込みかねません。以前から、この商いを懸念し何度か書いてきましたが、JALの不自然な動きは何か不穏なものを感じさせます。取引所や監督官庁はこんな動きに備えているのでしょうか。

★来月のヘッジファンド決算をにらんだぶっ叩き相場が始まった?
 また、JALの株価を売り叩くとともに、同社に債権を持つみずほなど金融株を売り叩く…。どうも昨日も心配したヘッジファンドが個別株に的を絞って売り叩きに出てきた可能性があります。今日は、この欄でも注目してきたメガチップスが突然商いをともなって急落していますが、どこかの大株主が投げたのか、それとも、どこかが格下げをやって売り叩きにあったのか…とにかく、下げの理由が分からないで急落しています。もし業績の減額修正や証券会社の格下げなら、オープンになる前にこんな動きをすれば、インサイダー取引の疑いさえ出てきます。どうも、このところ、説明のつかない不自然な株価の動きをするものが増えています。もし、JALが米国流のやり方で破たんするようなところまで追いかまれたとしたら…。米国でのリーマン破たんの経緯を見ていれば、やがて、日本でも同様なやり方が持ち込まれることはわかってたはず…。リーマン破たんのときは、日本で活動している外資系証券会社もCDSを使って、売り方に参加していました。また、破綻後には、CDSの支払い要求をAIGに要求。公的資金を迂回して資金回収したという疑念ももたれています。

 やはり、監督機関は、売り方の手口などを詳細に調べてみる必要があるんではないでしょうか。それとともに、今後、決算発表が始まったら、ちょっと見通しを下回ったくらいで大量の売りを浴びるようなものも出てくるかもしれません。どうやら、以前から心配していたことが、日本でも始まったようです。取引所の皆さん、証券市場を海外金融マフィアよる日本企業の屠殺場にしてはだめですよ。

 まあ、株価は米国株が上げている間は大丈夫。また補正予算の見直しもあらかた終わり、次は雇用・景気対策を含めた来年度予算(2次補正を含む)作りに入り、景気の方向も見えてきます。具体的な対策を見なければ、物色の方向は分かりませんが、それまでは、これまで継続して言っているように海外景気回復を取り込める企業しか買えない…。それにしても、藤井さん!何度も何度も繰り返して円高になるようなことを言ってはだめですよ。自分だけ、信念を曲げないのは立派な姿勢ですが、世界の趨勢は米国を筆頭に、通貨安を指向する方向にあるわけで、なにか言えば言うほど、円高容認と取られてしまいます。黙っているのが一番だと思うんですが…。

 やはり今日は頭が血圧でハイになっているようです。うわごとのように、被害妄想を書いてしまいました。でも案外「当たらずとも、遠からず…」かも。今年の決算発表は荒れることを覚悟しておいた方が良いかもしれない。取引所が目指すグローバル化は、なんでもありの世界の金融マフィアを日本に招き、ぺんぺん草も生えない沈滞市場にかえることなのでしょうか。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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